ソニー株式会社は、メモリースティック対応のDVカメラ「DCR-TRV10」を3月21日に発売する。価格は225,000円で、別売のアクセサリーキットは36,000円。

　「DCR-TRV9」の後継モデルで、DVカメラとして初めてメモリースティック専用のスロットを備え、静止画を直接記録できる。テープからのキャプチャも可能。解像度は640×480ドットで、ファインとスタンダードの2種類の圧縮率が選択できる。16MBメディア使用時の記録枚数は、ファインで最大164枚、スタンダードで最大246枚。

　本体サイズは「DCR-TRV9」に比べ、容積で約33％、質量で約17％の小型・軽量化を実現した。レンズはカール ツァイス製を採用し、光学ズームは10倍（従来15倍）となった。バッテリは新型のNP-FM50/70/90（7,500円/12,000円/18,000円）を採用。NP-FM90での連続撮影時間は、ビューファインダ利用時では9時間で、従来より1時間長くなった。

　新たな機能として、メモリースティック内に記録された静止画と撮影中の動画を合成する「メモリー合成機能」を搭載した。本体にはサンプル素材入りの4MBメディアが付属する。その他、暗闇でも撮影できる「NightShot」や、アナログ入力端子、コードレス再生の「LASER AVLINK」などの機能を備える。

　同時に、パソコン接続キット「DPCK-SR1」も発売される。価格は17,800円。メモリースティック用のシリアルポートアダプタと、画像閲覧ソフト「PictureGear 3.2Lite」などが同梱される。

【主な仕様】
・CCD：　1/4インチ 68万画素（有効34万画素）
・レンズ：　F1.7～2.2、f=3.3～33（35ミリ換算 f=42～420）
・ズーム倍率：　光学10倍（デジタル併用時40倍）
・本体サイズ（幅×奥行き×高さ）：67.5×157.5×89mm
・重量：約650g（バッテリ含まず）

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199902/99-019/index.html

('99年2月9日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]