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2019年の「働き方改革」はPC選びから始める!

ビジネスの機動力を高めるNECの新型コンパクトノートPC「VersaPro UltraLite タイプVH」

あなたの会社は、すでに「働き方改革」を始めているだろうか、それともまだこれからだろうか。2019年は2018年以上に「働き方改革」に対する企業の取り組みは加速しそうだ。なぜなら、多様な働き方を推進し、より多くの人が生産性高く働ける環境を整え、日本の労働力回復を目指すこの政策は、企業の存続にも関わる重大な課題。1社だけその流れに取り残されれば、人材流出が深刻化することは避けられないからだ。

NEC「VersaPro UltraLite タイプVH」

では、「働き方改革」をどこから始めるべきなのか。またはすでにスタートしているなら、より効果を上げるために何に着目すべきか。会社としても、ユーザーとなる会社員個人としても、アプローチの仕方はいろいろあるだろうけれど、そのなかでも効果を実感しやすい方法の1つが、普段使っているPCを変えることである。

NECから新型モバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVH」(以下、タイプVH)が登場したのも、まさにそうした狙いがあってのことではと思う。ビジネススタイルを一変させるには十分なポテンシャルを秘めたこの1台。どんなモバイルノートPCで、どんな風に「働き方改革」に貢献するのか確かめてみよう。

場所、行動の幅を広げるコンパクトなボディ

スピーディーに仕事をこなしたい人に適したタイプVH

多様な働き方に対応し、生産性を高めるノートPCは、一般的に大きく2つの方向性に分かれるだろう。1つは高性能デスクトップPC並みの機能を詰め込んだ「パフォーマンス重視」タイプ、もう1つは持ち運びのしやすさと性能のバランスを取った「モバイル重視」タイプだ。前者ならハイクオリティな作品を生み出すクリエイター向け、後者なら移動先でもスピーディーに仕事をこなすビジネスマン向け、といったところだろうか。そういう観点で言えば、タイプVHはもちろん後者に属する製品となる。

何しろ、幅289×奥行196×高さ17mm(*1)、約917g(*2)というコンパクトさ。A4サイズに満たない大きさで、おそらく実物を見ると、写真からイメージするより小さく感じるに違いない。このサイズ感を体験するだけでも、これまでと違ったワークスタイルのアイデアがふつふつと湧いてきそうだ。眺めのいいオフィスの窓際のカウンターで仕事ができそうだなとか、膝の上でも作業できそうだなとか、仕事場のさまざまな制約を取り払ってくれる可能性がある。

幅289×奥行196×高さ17mm(*1)のコンパクトな筐体

写真での見た目以上にコンパクトなタイプVH

もしくは、大きなカバンにPCを入れて、いかにも営業に来ました、という体で訪問するのを避けたいときにも活躍するだろう。角が丸みを帯びていることで、見た目にも、収納するバッグにも優しい作りのため、女性が使うような小さな手提げバッグにもタイプVHはすんなり収まる。営業先に行く時だけでなく、テレワークなどで家に持って帰るときにも便利なのである。仕事のやり方を変えるきっかけとしては、十分なほどにこのサイズのインパクトは大きい。

小さな手提げバッグにも収まる

四隅は丸みを帯びているので、バッグを痛めにくく、スムーズに出し入れできる

バッテリの持続時間は約11時間(*3)と、ほとんど丸1日使っても電池切れで仕事が中断されないタフネスさ。電源のない場所でも不安なく仕事ができるという点においても、タイプVHは場所、行動の幅を広げる1台と言えるだろう。

エントリーグレードでも2コア4スレッド。
背面インターフェイスで集中力アップ

しかしモバイル重視だとすれば、その分処理性能は期待できないのでは、と思われてしまいそうだ。その点はどうなのだろうか。

タイプVHはBTOによるカスタマイズに対応しており、大きく分けると3つのモデルをラインアップしている。CPUはIntel Core m3-8100Y(1.10GHz)、Core i5-8200Y(1.30GHz)、2019年1月発表で追加されたCore i7-8500Y(1.50GHz)の3タイプ。このうちCore m3搭載モデルはエントリーグレードと言えるものの、それでも2コア4スレッドのCore Mシリーズ第8世代CPUとなっている。これに最低でも128GBのSSDを組み合わせることでI/Oパフォーマンスを向上させ、ビジネスユースにおける体感性能を高めている。端的に言えば、Officeアプリケーションの利用やちょっとした画像編集にも不足のない性能だ。

当然ながらOfficeアプリケーションも快適に動作する

その他にも個人的に注目したいのが、背面に集約された充実のインターフェイス類。充電用ポートにはトレンドでもあるUSB Type-Cを採用し、最大5Gbpsの転送速度を誇るUSB 3.0ポートとしても利用できる。また、Type-A端子のUSB 3.0ポートが2つ、外部映像出力用のHDMIを装備する。SDカードスロットもあり、デジカメで撮影した写真の転送を外付けリーダーなしに素早く行える。そして気になるのが一番左にあるシルバーの端子。これは収納式のギガビット対応有線LANポートだ。

背面に集約されたインターフェイスは黒で統一され、シャープな印象

高速データ転送が可能なUSB Type-Cポートは充電用も兼ねる

もちろん、タイプVHではIEEE 802.11acまで対応するWi-Fi機能をBTOで追加することもできる。が、企業によってはセキュリティポリシーの観点から自由にWi-Fiを利用できない場合もあるだろう。働き方改革を念頭にするならできればWi-Fiは使えるようにしたい……という個人的な思いはさておいて、現実に社内で許可されているのは有線LANオンリーといったようなケースはある。そんな職場環境で、17mm(*1)という薄型のタイプVHであっても、ネットワークに高速にアクセスできるようにする工夫がこの収納式有線LANポートというわけだ。

収納式の有線LANポートを引き出したところ

LANケーブルを接続して最大1Gbpsで通信できる

そして、何よりこれらのインターフェイスがすべて背面にあるのがポイント。ノートPCの多くは左右にポート類が設けられており、周辺機器をそこに接続した場合、どうしてもケーブルが飛び出て左右に幅を取ってしまうことになる。また、脇に置いた紙の資料を見ながら作業するような場面でも、横にあるケーブルや周辺機器がどうしても邪魔になるだろう。

リモートのカフェにしろ、オフィスのデスクにしろ、狭い作業スペースで幅を取るのは致命的なときもある。ノートPCを使う場所の選択肢を広げるという意味では、実は左右にポートがないほうが都合が良いのだ。インターフェイスを背面側に集約していることで、多数の周辺機器を接続した状態でもそれらが視界に入りにくく作業に集中できるという点でも、よく考えられた作りになっている。

左右側面にはステータスランプはあるが端子類は一切ないシンプルなデザイン

ケーブルはすべて背面側に伸びる

横に資料を置いて調べ物をしながらPC作業をするときも、ケーブルやコネクタが気にならないのがメリット

液晶を最大限に広げた狭額縁ディスプレイと
余裕のあるキーレイアウト

「コンパクトなノートPCだと、画面が小さくて見にくいのでは」とか「キーボードが小さくてタイプしにくいのでは」といった点も心配ではないだろうか。この2点についてもタイプVHは抜かりがない。

まず画面については、なんといっても狭額縁を採用していることが特長として挙げられる。上辺は7.1mm、左右は5.5mmという細いベゼルで、そのおかげでA4に満たない筐体サイズながらも、12.5型のフルHD(1920×1080ドット)IPS液晶をビルトインしている。モバイルノートPCでスタンダードとされているサイズは13.3型だが、それに近いサイズ感まで広げているわけだ。12.5型ながらも解像度が高く、それでいてシャープさもあって、ビジネス文書の小さな文字から画像まで視認性良く、鮮やかに表示してくれるのもうれしい。

12.5型のフルHD(1920×1080ドット)IPS液晶を採用

上辺は7.1mm、左右は5.5mmの狭額縁で、視界を最大限に広げている

ちなみにディスプレイがセットされた天板部分は、150kgfクラスの面加圧試験をクリアした頑丈な構造になっている。混雑する電車内で圧迫されるようなシチュエーションでもしっかり耐えられるような耐久性を備えている。

150kgfクラスの面加圧試験をクリアした頑丈な天板

さて、キーボードはどうかというと、フルサイズキーボードに迫るかと思うほど余裕のあるキーレイアウトだ。1世代前のタイプVHから、キーの数を減らすことなく、キーサイズの大型化を果たしているというから感心だ。筐体の左右ギリギリまで追い込んでキーを配置しており、コンパクトなノートPCであることを忘れて自然な構えでタッチタイプできる。ストロークはやや浅めながら押し返す力はあり、きびきびと反応してくれるおかげで打鍵の感触もわかりやすい。文字キーのキートップがすべて等サイズ、等間隔で並んでいるのも注目すべきところだ。これによりキーボード全体の幅が広がっていても打つべきキーのポジションの見当をつけやすく、端まで正確に指を運びやすい。

文字キーはすべて等サイズ、等間隔で並んでいる

タッチパッドは、さらさらしたマット処理で指先に汗などをかいて引っかかることがなく、的確にポインティングできる

PC使用中もユーザーを認識する「NeoFace Monitor」

「NeoFace Monitor」による顔認証で使われるフロントカメラ

 外に持ち出すことも多いモバイル重視のノートPCにとって、最大の課題はセキュリティ。外出中の置き忘れ、盗難、他に人がいるオープンスペースでノートPCから離れる、なんてことはなんとしても避けなければいけないが、それでも万が一はある。トラブル時のことを考えると、IDとパスワードだけでは不安だ。外出先に限らず、オフィスでも、入力しているところを覗き見されて、ちょっとした隙に勝手にログオンされてしまう可能性はゼロではない。

 タイプVHでは、セキュリティオプションとして「NeoFace Monitor」(*4)と呼ばれる顔認証機能を用意している。この顔認証機能は、ディスプレイ下部にあるカメラを用いてユーザーの顔を認識し、OSはもちろん業務用のウェブサイトにも、ログオンできるというものだ(*5)。ノートPCの前に座ることで認証が行われるので、より少ない手間でスピーディにPCを使い始められるだろう。また、ログオン後も定期的にバックグラウンドで顔認証が実行される設定も可能で、ノートPCから離れたときや使用者が入れ替わったときは、自動的に画面がロックされPCを使えなくする(*6)。さらに、ID/パスワードやICカードなどを組み合わせた多要素認証にも対応。利用者の用途や求めるセキュリティの度合いに応じて、簡単かつ安全に認証を行えるソフトウェアとなっているのだ。

新しいワークスタイルを目指す「働き方改革」の最初の一歩に

このようにタイプVHは、会社員個人のワークスタイルを変えられるポテンシャルをもっている。オフィスの外で仕事をするようなときは、そのコンパクトさを活かして身軽に移動し、狭いスペースしかない場所でもノートPCを開いて、幅を取らずに作業できる。バッテリが約11時間(*3)持続するタフネスさもあり、電源が確保できないところでも仕事が中断されずに1日の仕事をこなすことが可能だ。

一方オフィス内では、特定のデスクに縛られないフリーアドレス環境にも柔軟に対応できるのは間違いない。執務スペースと会議室の移動で持ち歩く際にはかさばらず、窮屈な会議室でのミーティングでもいつも通りPCを利用できる。無線LANの電波が届かない場所では内蔵の有線LANが使え、プレゼン用の外部大型ディスプレイにもHDMIケーブルでダイレクトに接続できるといった対応力の幅広さも見逃せない。

「働き方改革」は、そう宣言して何かを変革すれば即座に良い効果が現れる、というものではない。自分たちにとって生産性を高める一番いい方法が何かはまだわからないけれど、今のうちに何か手を打っておくとしたら何がベストなのか。そう考えたとき、会社としても、会社員個人としても、一番効果がわかりやすく手を付けやすい方法の1つが、タイプVHのようなビジネスの機動力を上げるノートPCにリプレースすることだ。

オフィスの環境がいきなり変わってしまうと混乱してしまうけれど、PCの単純なリプレースの名目でタイプVHに切り替えるだけなら、自然とPCの活用範囲が広がって、生産性に良い効果を与える可能性が高い。そうすることで顕在化したニーズに合わせてオフィス環境を変えていく、という順番で「働き方改革」を進めていく方法もあるだろう。どんな方法をとるにしても、大きなポテンシャルを持つタイプVHは、「働き方改革」の最初の一歩としてふさわしいノートPCと言えるのだ。

*1:ゴム足部などの突起部は除く。
*2:最軽量時の質量です。
*3:バッテリ駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)に基づいて測定しためやす時間です。
*4:NeoFace MonitorはセレクションメニューでWebカメラを選択時のみ選択可能。内蔵の指紋センサーとの同時使用はできません。
*5:すべてのWebサイトに対して動作保証するものではありません。また、Webブラウザは、Internet Explorer 11でのみ動作確認済み。
*6:監視間隔は設定により変更可能。