【特別企画】
まだ間に合う! Office のテンプレートを使って簡単年賀状!
宛名書きだってできちゃう!
(2016/12/19)
「まだ年賀状を書いてない!」と焦っている人にお薦めしたいのが、Office の年賀状テンプレート。Office 365 などの Office シリーズをはじめて使う人に向けたハウツーから、毎日使っている人に向けた活用術まで紹介されているサイト「楽しもう Office」には、便利に使えるテンプレートがたくさん用意されている。これらを使うと、ビジネスや趣味、プライベートや学校で、手間なく簡単に使えるのが最大の魅力だ。
しかも季節に応じた特集も組まれていて、今は「年賀状」のテンプレートや素材が盛りだくさん。わざわざ年賀状の素材集を買わなくても、Office だけで即年賀状が作れるという超便利術をご紹介しよう。
もちろん宛名書きだって、Word を使えば簡単にできちゃうし、Excel で住所録も楽々。2つを連携させて、パパッ! と100人分の宛名印刷をするなんていうのも簡単だ。
年賀状テンプレートを使えば5分で完成!
「忙しくて年賀状を作っている時間がない!」という人にお薦めなのが、「楽しもう Office」にある年賀状特集「Office で楽しく簡単に! 年賀状を作ろう 2017」。ここには200種類以上のオリジナルデザインの年賀状が用意されている上に、無料でダウンロードできて使えるという太っ腹ぶり。
まずは、「カジュアル」や「フォーマル」といった雰囲気を選んで、好みや使えそうなテンプレートを探すといい。印刷するだけでそのまま使えるものから、ちょっとコメントを書き換えるだけでいいもの、写真を簡単に差し替えられるものなど豊富に用意されている。
年賀状作りに使う Office は、PowerPoint か Word。どちらか使い慣れているテンプレートを選ぶといい。
ここでは5分で作れる年賀状の作り方を簡単にご紹介しよう。
① デザインを選ぶ
② テンプレートをダウンロード
③ テンプレートを Word で読み込み
④ ちょっとひと手間かけて自分の住所を入力
あとは印刷するだけで、お店で売っているような年賀状ができあがる! 簡単!
「賀正」と「謹賀新年」目上の人に送るのはどっち?
年賀状の決まり文句「賀正」や「迎春」などの2文字の賀詞もあれば、「謹賀新年」や「恭賀新年」など4文字の賀詞もある。実は2文字系の決まり文句は、ほとんどがカジュアルな年賀状に使うものなので要注意。目上の人や上司、お客さんに送る年賀状は、「謹賀新年」や「恭賀新年」を使うこと。
また、4文字だと固すぎるという場合は「あけましておめでとうございます」や「新春のお慶びを申し上げます」といった文章にするのもいい。
年賀状ソフトがなくても Word + Excel で宛名書き
Word には、相手の名前や住所などを書き換えて、個々に送る請求書などを印刷する「差し込み印刷」機能がある。これを利用すると、はがきのあて先を簡単に印刷できるので、やり方を簡単にご紹介しよう。必要なのは、WordとExcelだ。
① Excelで住所録を作る
すでに Excel で住所録を作ってあるという人は、一番上の行に「氏名」「住所1」「住所2」「郵便番号」といった見出しをつけるのを忘れないように。もし新しく住所録を作る場合は、「楽しもう Office」から Excel のテンプレートをダウンロードすると、細かい調整なしに差し込み印刷ができる。
あて先を縦書きにするなら数字を全角「-」を半角に
あて先の住所の番地などが半角文字で入っていると、縦書きにしたとき、「数字が横に寝てしまってかっこ悪い!」ってことがある。また番地を区切る「-」が全角になっていると、そのまま横棒に印刷されて、なんかヘン! になっちゃうことも。
いちいち文字を入力し直すのが面倒な場合は、次の関数(【】内)をセルに入力して、あて先印刷用の住所を作るといい。
【 =SUBSTITUTE(JIS( 〔セル番号〕 ),"-","-") 】
この計算式を記入したセルには、〔セル番号〕(たとえばA1セル)の住所を読み込んで、数字やアルファベットなどを全角に変換し、「-」を半角に置換してくれる。
② はがき宛名面印刷ウィザードで簡単設定
「差し込み文書」→「作成」→「はがき印刷」→「宛名面の作成」を選ぶと、「はがき宛名面印刷ウィザード」が表示される。この画面に表示されるステップを追っていくと、簡単に宛名印刷の準備ができる!
③ ステップを追って設定
差込印刷の詳しい手順も「楽しもう Office」の「簡単宛名面印刷」でムービーを使って紹介している。初めて差し込み印刷機能を使う人は、ムービーを見ればより簡単にできるはず!
④ 印刷イメージを見ながら調整
名前が2つ表示されてしまった場合は、片方を削除。また住所が2行になって入らない場合などは、枠の大きさを調整する。これで差し込み印刷の準備ができた。
⑤ ▶のボタンを押すと、Excel の住所が次々表示される
⑥ 「すべて印刷」ボタンで全部の住所が印刷完了!
PowerPoint で年賀状ソフト並みの力作が簡単に!
年賀状と言えば、撮りためた家族の写真が大活躍。デジタルカメラのメモリーカードにたまった1年分の写真のバックアップもかねて、写真年賀状を作ってみよう。使うソフトは PowerPoint と無料で使えるインターネット上のハードディスク OneDrive だ。OneDrive の詳細はこちら。
OneDrive は、インターネット上にあるハードディスクのこと。誰でもタダで5GBのディスクを利用できる。操作は簡単で、Webブラウザや専用アプリにファイルをドラッグ&ドロップするだけ。パソコンやスマホの写真を OneDrive にアップするのはもちろん、遠く離れた家族が OneDrive の写真を共有することも可能だ。
なのでメモリーカードでデータを移動したり、メールに添付する面倒がなく、フォルダにコピーする感覚でインターネット上のディスクを読み書きして、データを共有できる。一度使うとやめられなくなるほど便利!
さて、家族みんなのPCやスマホから集めた写真を使って年賀状を作るのは、PowerPoint だ。プレゼンテーション用のスライドを作るのと同様、写真や文字を置いていけばいい。言うなれば、はがきサイズのプレゼン資料を作る感じだ。
「プレゼンテーションとは縁がなくて PowerPoint は使ったことがない」という人でも大丈夫。簡単に年賀状が作れるムービーも「楽しもう Office」で公開されているので、これを機に使ってみてはどうだろう。「へー! こんなふうに使えるんだ!」「Word でこんなことができるのか!」という発見があるはず。
もちろん、同サイトからテンプレートをダウンロードして、写真を差し替えれば簡単に写真入り年賀状が作れる。
ペン対応PCなら手書きもOK。目指せ! 年賀状マスター!!
ペン対応PC + Windows 10 + Office シリーズならペン入力も簡単。Windows Ink ワークスペースのスケッチパッドを使ってもよし、Office の描画メニューからペン書きを指定してもいい。
このように、「楽しもう office」のテンプレートを使うと、あっという間に年賀状が作れる。Surface Pro 4などペン対応のPCがあれば、オリジナリティーあふれるオンリーワンの年賀状を作成することもできるはずだ。
今からでもまだ間に合う! PowerPoint や Word のテンプレートを活用して、サクッと年賀状を作って出して、年末年始はゆっくり過ごそう!