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【速報】GeForce RTX 5090 Founders Edition、ついに国内販売!パソコン工房が放つ“最強×小型”のゲーミングPC

GeForce RTX 5090 Founders Editionを搭載するパソコン工房のゲーミングPC「iiyama PC LEVEL-M8AM-LCR98D-XKMXB-Limited Edition [RGB Build]」。直販価格は88万3,700円から

 ゲーマーに人気のNVIDIA製GPU「GeForce RTXシリーズ」について「Founders Edition」は、国内外で人気があるものの、日本国内では長らく販売されてこなかった。しかしうれしいことに、この4月からパソコン工房での搭載PCの取り扱いが始まったのだ。

 今回紹介するパソコン工房の「iiyama PC LEVEL-M8AM-LCR98D-XKMXB-Limited Edition [RGB Build]」は、 最上位のGeForce RTX 5090 Founders Editionを搭載するゲーミングPC 。同ビデオカードは大型ではあるものの、これをコンパクトな筐体に収めており、設置スペースを節約できる超ハイエンドPCとなっている。モンスターGPUの性能も含めて細かく検証していこう。

最上位GPU「GeForce RTX 5090 Founders Edition」とは?

iiyama PC LEVEL-M8AM-LCR98D-XKMXB-Limited Edition [RGB Build]の外観。前面・背面・天板のファンにLEDライトが装備されており、多才なライティングを楽しめる

 GeForce RTX 5090はNVIDIA最新世代のBlackwellアーキテクチャを採用する「GeForce RTX 50シリーズ」の最上位モデルだ。21,760基のCUDAコア、32GBのGDDR7メモリを備え、カード電力となるTGP(Total Graphics Power)は575Wに達するモンスターGPUといえる。

 突出したゲーミング性能を持つのはもちろん、680基のAI処理向けTensorコア、32GBの大容量かつ1,792GB/sという超高速のメモリ帯域幅のGDDR7によって大容量のAIモデルを快適に動かせるローカル環境を構築できるのも大きな強みだ。1つ下のモデルになるGeForce RTX 5080はCUDAコアが10,752基、メモリがGDDR7 16GBなので、いかにGeForce RTX 5090が強烈なスペックを持っているか分かるというもの。

 そのGeForce RTX 5090を搭載するカードとしてNVIDIA自体が手がけているのが「GeForce RTX 5090 Founders Edition」だ。これまでFounders Editionは国内で販売されてこなかった。しかし今回、パソコン工房のBTO PCに搭載という形で実現された。

 なぜ、GeForce RTX 5090 Founders Editionが人気なのか? その理由はNVIDIAが直接手がけているという安心感に加えて、カードの中央に基板を配置し、その左右に大型ファンとヒートシンクを搭載する「Double Flow Through」デザインによってハイスペックながら、2スロット厚を実現していること。NVIDIAが提唱する小型PC向けのSFF(Small Form Factor)規格にも準拠している。

Founders Editionの冷却機構の構造
中央に基板を配置する「Double Flow Through」デザインで2スロット厚を実現

 そのため、デスクトップPCとしてはそれなりに小型の「iiyama PC LEVEL-M8AM-LCR98D-XKMXB-Limited Edition [RGB Build]」にも問題なく搭載できている。 最新世代の最上位GPUをミニタワーで運用できる!これだけでも本製品は大きな価値を持っているといえるだろう。

これがGeForce RTX 5090 Founders Edition
ミニタワーながらGeForce RTX 5090 Founders Editionを搭載
上下からサポートステイでガッチリ固定されているので運搬も安心だ
ビデオカードへの補助電源は16ピン(12V-2x6)だ
ビデオカードだけで575Wにも達するため電源ユニットは1,200Wと大出力が採用されている
ブーストクロックは2,407MHzだった

 CPUには第2世代3D V-Cacheによって高いゲーミング性能を誇り、ロングセラーとなっているAMDの「Ryzen 7 9800X3D」を搭載。8コア16スレッドで最大5.2GHzで動作する。対応メモリはDDR5-5600で、今回のモデルにはそれが32GB(16GB×2)搭載されていた。ゲームはもちろん、多くの処理で困らないメモリ容量だ。

 ハイエンド構成だけに冷却力もしっかりと確保されている。前面に240mmクラスの簡易水冷クーラー、天面に2基、背面に1基の冷却ファンを搭載。前面から吸気、天面と背面から排気というかっちりとしたエアフロー構成だ。

理想的なエアフローを生み出す構造
ケース内部
前面に240mmクラスの簡易水冷クーラーを搭載。ファンは吸気方向で取り付けられている
天面に2基、背面に1基の排気用ファンを搭載。しっかりとしたエアフローが確保されている
ケース前面にUSBポートを用意
天面にはUSB 3.2 Gen 1 2基、ヘッドセット端子が用意されている

4Kのパストレーシングも余裕でこなすゲーミング性能

 ここからは実際の性能をチェックしていこう。

システムの性能

まずは、CGレンダリングでCPUパワーを測定する「Cinebench 2026」とPCの基本性能を測定する「PCMark 10」から。

Cinebench 2026の結果
PCMark 10 Standardの結果

 Cinebench 2026のMulti Threads、Single ThreadのスコアともRyzen 7 9800X3Dとして順当といえる結果だ。PCMark 10のスコアもすべて高く、幅広い用途に対応できるのが分かる。

ゲーム性能

 ゲーミングはどうか。重量級タイトルとして「バイオハザード レクイエム」を用意した。療養所の一定コースを60秒移動した際のフレームレートを「FrameView」で測定している。

バイオハザード レクイエム
【グラフィックス設定】画質: 最高、レイトレーシング: パストレーシング、DLSS: バランス、フレーム生成: 4x

 すべての光源の経路(パス)を再現するパストレーシング処理を有効にした最高画質設定でも4K解像度で平均304.8fpsという高フレームレートを出した。マルチフレーム生成を有効にしているとはいえ、さすがの性能といえる。4K高画質かつなめらかな描画でのプレイを求めるならこれ以上ない選択肢だ。

 また、GeForce RTX 50シリーズでは2026年1月に発表された「DLSS 4.5」の最大6倍マルチフレーム生成とダイナミックマルチフレーム生成も利用できる。これまで1フレームから最大3フレームのAI生成だったのが、最大5フレームに向上(合計6フレーム分)。さらに、ダイナミックマルチフレーム生成ではモニターのリフレッシュレートに合わせて動的にフレーム生成数を切り換えるというものだ。

 DLSS 4.5の設定はNVIDIAアプリで設定できる。「グラフィックス」タブで、対応ゲームの「プログラム設定」→「DLSSオーバーライド - フレーム生成モード」と開き、「修正済み」を選択するとフレーム生成を最大6x(6倍)まで設定可能だ。「動的」を選択するとダイナミックマルチフレーム生成を有効にできる。対応ゲームについてはNVIDIAのWebサイトで確認が可能だ。

DLSS 4.5の設定
対応ゲームならNVIDIAアプリでフレーム生成を6xまで設定できる
同じくダイナミックマルチフレーム生成の有効化も可能だ

 バイオハザード レクイエムは原稿執筆時点でDLSS 4.5に対応していないので、ここではサイバーパンク2077でその効果を試してみよう。ゲーム内のベンチマーク機能を利用した際のフレームレートを「FrameView」で測定している。

 なお、モニターは4K/144Hzのものを利用している。ダイナミックマルチフレーム生成を有効にした場合、平均144fpsに近くなるのかがポイントだ。なお、グラフ中のFGはFrame Generation、MFGはMulti Frame Generation、DMFGはDynamic Multi Frame Generationの略だ。

フレームレート
サイバーパンク2077
【グラフィックス設定】解像度: 4K、レイトレーシング: オーバードライブ、DLSS: バランス
PCの内部遅延
サイバーパンク2077
【グラフィックス設定】解像度: 4K、レイトレーシング: オーバードライブ、DLSS: バランス

 こちらもパストレーシングを有効にした描画負荷が非常に高い設定だが、マルチフレーム生成6xに設定することで平均343.8fpsまで向上できる。ここで注目がフレーム生成数が増えるほどPC Latency(PCの内部遅延)は大きくなるが、4xと6xでほとんど変わっていない。

 ちなみに、6xの41.8msというPC Latencyはかなり短い。ミドルレンジからアッパーミドルのGPUでは、フレーム生成を使っていなかったとしても出せない速度だ。これもGeForce RTX 5090の強みといえる。ダイナミックマルチフレーム生成は、ほぼリフレッシュレートにあった平均フレームレートになった。

ビデオメモリ32GBが実現する強力なローカルAI環境

 続いてAI処理についても試していこう。AIにおいてGeForce RTX 5090最大の強みはGDDR7という高速メモリを32GBも搭載していること。これによって大容量のAIモデルもビデオメモリ内に収めることができ、21,760基のCUDAコアと680基のTensorコアで高速に処理が可能だ。ここでは比較対象としてGeForce RTX 5080 Founders Editionを用意。こちらも十分ハイエンドのGPUだが、どこまで差が出るのか注目したい。

 まずは、さまざまな推論エンジンを実行してスコアを出す「UL Procyon AI Computer Vison Benchmark 2.0」を実行しよう。

 GeForce RTX 5090の方が約1.5倍のスコアとなった。GeForce RTX 5080も十分ハイエンドのGPUだが、AI処理に対する性能は大きく違うのが分かる結果だ。

ローカルLLMでのAI性能

 続いて、ローカルでLLMを実行できるツール「LM Studio」を使い、パラメータ数の特に多い「Qwen3.6 35B A3B」「Gemma 3 27B」「Gemma 4 31B」の3モデルを用意。それぞれ物語の生成を実行させた。要求するビデオメモリは、Qwen3.6 35B A3Bが21.73GB、Gemma 3 27Bが17.37GB、Gemma 4 31Bが20.57GBだ。

 今回試したモデルはビデオメモリが16GBのGeForce RTX 5080では足りないため、速度がかなり遅くなっている。Gemma 4 31Bについてはちゃんと動いているのか不安になったほどだ。その一方でGeForce RTX 5090はどれも実用的な速度が出ている(50tokens/s以上が実用的な速度の目安)。ほとんど待たされずに物語が出力された。ビデオメモリ32GBの強みがハッキリと出ている。

動画生成でのAI性能

 動画生成も試そう。GeForce RTX 50シリーズはNVFP4 (4-bit浮動小数点)に対応しているのも大きな特徴だ。そこでComfyUIを使い、テキストから解像度が1,280×720ドットの動画(5秒間)を生成するワークフローを作り、モデルとして「ltx-2.3-22b-dev-fp8」とNVFP4対応の「ltx-2.3-22b-dev-nvfp4」を用意。それぞれ生成にかかる時間を測定した。NVFP4は使用するビデオメモリ量を大きく節約し、さらに高速化も可能にする精度形式だ。どこまで変わるのか注目したい。

 ltx-2.3-22b-dev-fp8では、GeForce RTX 5090の方が30秒以上も速く生成が完了した。そしてltx-2.3-22b-dev-nvfp4にすることで、約1.5倍も高速化。NVFP4の威力がよく分かる結果だ。GeForce RTX 5080は約1.7倍も高速化している。今後対応するモデルがもっと増えることを期待したい。

現役最強のゲーム&ローカルAI環境が揃う

 これまで国内販売がなかったGeForce RTX 5090 Founders Editionが手に入るようになったのは非常に喜ばしいことだ。今回の検証でGeForce RTX 5090のモンスターぶりを再確認できた。4Kゲーミングが快適なのはもちろん、セキュリティ面と利便性の面からローカルでのAI処理が注目されているが、その点でも個人向けGPUとしてRTX 5090は最強といえる。これをコンパクトなミニタワーで運用できる「iiyama PC LEVEL-M8AM-LCR98D-XKMXB-Limited Edition [RGB Build]」は、2026年注目のBTO PCなのは間違いない。

  今後パソコン工房では、さらにGeForce RTX 5090 Founders Edition搭載モデルを増やす予定とのことなのでこちらも期待大だ。