レビュー
「GeForce RTX 5090 Founder Edition」開封の儀。TGP 575WモンスターGPUのベールを剥がす
2025年1月20日 23:00
NVIDIAが1月30日より販売開始予定としている新世代GPUの最上位モデル「GeForce RTX 5090」。発売に先立ち、レビュアー向けサンプルとしてNVIDIA純正ビデオカードの「Founders Edition」が編集部に到着した。
詳細なレビューは後日公開予定だが、今回は開封したGeForce RTX 5090 Founders Editionの様子を写真で紹介しよう。
薄いながらも重厚なGeForce RTX 5090 Founders Edition
NVIDIAより到着したGeForce RTX 5090 Founders Editionは、ごく普通の段ボール箱に見える外箱に収められており、PULLの文字に従って段ボール箱の封印を解いていくと「Inspired by Gamers. Enhanced by AI. Built by NVIDIA.」という文字とともに、ビデオカード本体が収められた内箱が姿を現した。
この内箱も段ボール製で、上下のロックを取り外すことで蓋を開放可能となり、いよいよGeForce RTX 5090 Founders Editionの登場だ。
GeForce RTX 5090は、新設計のBlackwellアーキテクチャを導入したNVIDIAの新世代GPU「GeForce RTX 50シリーズ」の最上位に位置しており、21,760基のCUDAコアや32GBのGDDR7メモリを備え、電力指標のTotal Graphics Power(TGP)も575Wに達するモンスター級のGPUなのだが、そのFounders Editionは思いのほかスマートな印象を受けるビジュアルをしている。
約120mmの大口径ファンを2基備えるGPUクーラーは、両ファンともカード裏面に抜けるエアフローを実現したユニークなデザインとなっており、占有スロット数も2.1スロット程度に抑えられている。
TGP=575Wの大消費電力を支える補助電源コネクタは16ピン1系統で、本体上部に配置されている。12VHPWRの名称で導入され、現在は12V-2x6と呼ばれる16ピンコネクタは最大で600Wを供給可能であり、GeForce RTX 5090 Founders Editionはその最大供給能力を利用する設計だ。
なお、GeForce RTX 5090 Founders Editionには、PCIe 8ピン×4基を束ねて16ピンに変換するケーブルが同梱されている。同種の変換ケーブルはGeForce RTX 40シリーズでも採用されていたが、この付属品は従来のものよりケーブルが長く柔軟なものに変更されており、より配線しやすいものとなっている。
GeForce RTX 5090 Founders Editionは、3スロットを占有していたGeForce RTX 4090 Founders Editionより明らかに薄くなっているためスリムでコンパクトな印象を受けるが、300mmを超えるカード長はほぼ変更されておらず、巨大なビデオカードであることには変わりない。
スマートなビジュアルの内にモンスター級GPUを備えるGeForce RTX 5090 Founders Edition。その実力がどれほどのものなのか、近日公開予定のベンチマークレビューでのパフォーマンスに期待しよう。