トピック
12万円からのRyzen搭載ゲーミングノート「デル G15」、実はAIにも対応しています。配信や切り抜き動画の編集もAIで高速化!
- 提供:
- デル・テクノロジーズ株式会社
2024年4月9日 18:30
PCでのAI活用が急速に進行中だ。画像生成はもちろん、音声や動画のノイズ除去、画像の高解像度化、ゲームならば描画負荷軽減など、すでに多様な使われ方をしている。それに合わせて大きな注目を集めているが、AI処理特化プロセッサの「Neural Processing Unit」(以下NPU)だ。
AIの処理速度はこれまでCPU/GPUの性能によって大きく左右されてきたが、NPUならば高速かつ低消費電力で実行できる。AI処理にCPU/GPUのパワーを取られないので、ほかの処理も並列して実行しやすくなるというメリットもあり、AI時代の重要なプロセッサと言える。
ここでは、そんなAI処理に対応するノートPC「G15 ゲーミングノートパソコン」を紹介していこう。
AMDは話題のNPUを「Ryzen AI」としていち早くCPUに内蔵
実はx86プロセッサにNPUを世界で初めて取り入れたのがAMD Ryzen™ シリーズだ。 AMDは、AMD XDNAアーキテクチャを元に作られたNPUを、2023年1月発表のAMD Ryzen™ 7040 シリーズから搭載させており、2023年末にはAMD Ryzen™ 8040 シリーズも加わった。
AMD Ryzen™ AIはすでに多くのノートPCに実装されており、下表のように対応CPUは幅広い。これらのCPUが搭載されたPCならば、話題のAIを存分に利用することができる。
モデル | CPUコア/スレッド | ブーストクロック | グラフィックス | グラフィックスコア | AMD Ryzen™ AI |
---|---|---|---|---|---|
AMD Ryzen™ 9 7940HS | 8/16 | 最大 5.2GHz | Radeon 780M | 12 | ○ |
AMD Ryzen™ 7 7840HS | 8/16 | 最大 5.1GHz | Radeon 780M | 12 | ○ |
AMD Ryzen™ 5 7640HS | 6/12 | 最大 5.0GHz | Radeon 760M | 8 | ○ |
AMD Ryzen™ 7 7840U | 8/16 | 最大 5.1GHz | Radeon 780M | 12 | ○ |
AMD Ryzen™ 5 7640U | 6/12 | 最大 4.9GHz | Radeon 760M | 8 | ○ |
AMD Ryzen™ 9 8945HS | 8/16 | 最大 5.2GHz | Radeon 780M | 12 | ○ |
AMD Ryzen™ 7 8845HS | 8/16 | 最大 5.1GHz | Radeon 780M | 12 | ○ |
AMD Ryzen™ 7 8840HS | 8/16 | 最大 5.1GHz | Radeon 780M | 12 | ○ |
AMD Ryzen™ 7 8840U | 8/16 | 最大 5.1GHz | Radeon 780M | 12 | ○ |
AMD Ryzen™ 5 8645HS | 6/12 | 最大 5.0GHz | Radeon 760M | 8 | ○ |
AMD Ryzen™ 5 8640HS | 6/12 | 最大 4.9GHz | Radeon 760M | 8 | ○ |
AMD Ryzen™ 5 8640U | 6/12 | 最大 4.9GHz | Radeon 760M | 8 | ○ |
なお、AMDではNPU/CPU/GPUを使ったトータルでのAI対応を「AMD Ryzen™ AI」と呼称している。これはAIエンジンによって得意とするものや、使用するプロセッサが異なるためだ。
AMD Ryzen™ 7040 シリーズおよびAMD Ryzen™ 8040 シリーズは、6コア/12スレッドまたは8コア/16スレッドと、CPUとして高い基本性能を備え、内蔵グラフィックスもRadeonベースでコア数は8~12基と多い。どんなAIエンジンでも高速に処理できる環境が整っている。
もちろん、CPU/GPU性能が高いのでオフィスワーク、クリエイティブ、ゲームにも強い。まさに“全方位型”のプロセッサと言えるだろう。
良コスパのデル製ゲーミングノート「G15」はRyzen AIも搭載
今回は、そのAMD Ryzen™ AIを備えるCPUの1つ「AMD Ryzen™ 7 7840HS」を搭載するゲーミングノートPC「G15 ゲーミングノートパソコン」(以下G15)を用意した。AMDプロセッサ版のG15は、12万円台から購入可能というこれからPCゲームを楽しみたいという人にピッタリのコストパフォーマンスよさが大きな特徴だ。
ここでは、CPUにAMD Ryzen™ 7 7840HS、GPUにGeForce RTX 4060 Laptop GPU、リフレッシュレート165Hzのディスプレイを備えた、最上位構成のモデルを試用した。スペックを充実させても16万円台前半。良好なコストパフォーマンスは変わらない。
CPUのAMD Ryzen™ 7 7840HSは、AMD最新世代のZen 4アーキテクチャを採用。8コア16スレッドのメニーコアで、最大クロックは5.1GHzとノートPCとしては高く、ゲームはもちろん、クリエイティブな処理にも対応できるだけのパワーを持っている。NPUとしては10TOPS(1秒間に16兆回のAI処理)だが、AMD Ryzen™ AI全体としては最大33TOPSの性能を持つ。
ゲーミングPCの心臓部と言えるGPUは、NVIDIA最新世代のGeForce RTX 4060 Laptop GPU。CUDAコア数は3,072基、ビデオメモリはGDDR6が8GB、メモリバス幅は128bitだ。ブーストクロックはノートPCの設計に合わせて1,470MHzから2,370MHzの間で調整できるようになっているが、本機は2,370MHzに設定されていた。GPUのパフォーマンスを最大限引き出せる設計だ。
冷却面でも自信のある証拠と言える。アップスケーラーとフレーム生成を組み合わせてフレームレートを向上させる「DLSS 3」に対応、AV1のハードウェアエンコードをサポートしているのも大きな特徴だ。
また、ディスプレイは15.6型で解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。リフレッシュレートは165Hzと高速だ。これは1秒間に165回も画面描き変えが可能ということなので、一般的な60Hzのリフレッシュレートに比べて2.75倍もの滑らかな描画が可能になる。
リフレッシュレートが高ければ、FPS/TPSといったアクションゲームで、遠くにいる敵のわずかな動きも把握しやすくなり、すばやい動きの撃ち合いでも視認性が高まるといった多くのメリットがある。RPGやレースなどほかのジャンルでも滑らかな描画はゲームへの没入感を高めてくれるので、高リフレッシュレートであることは現在のゲーミングPCにおいて、非常に重要なポイントだ。
メモリはDDR5-4800が16GB(8GB×2)、ストレージは512GBのNVMe SSDだ。SSDについてはM.2スロットが1基空いており、ユーザー自らが別途SSDを増設できる点に注目。ノートPCの内部にアクセスして、標準構成の仕様を変えてしまうと、保証が切れてしまう製品は多いが、G15についてはおとがめなしなのである。最近のゲームはインストール容量が大きいので、拡張スペースを利用できるのはかなりうれしいところだ。
そのほか、無線LANはWi-Fi 6で、Bluetooth 5.3もサポートしている。
ゲーミング性能をチェック
ゲーミングPCということで、実ゲームの性能もチェックしよう。今回は、定番FPSの「Apex Legends」、注目TPSの「HELLDIVERS 2」、重量級の代表格「サイバーパンク2077」を用意した。
Apex Legendsはトレーニングモードの一定コースを移動した際、HELLDIVERS 2はクリムジカのミッションで一定コースを移動した際、サイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を実行した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で計測している。
Apex Legendsならば、最高画質設定でも165Hzのリフレッシュレートを生かし切れるだけのフレームレートを出せる。中程度まで画質を落とせば、最小fpsが大きく向上するので、より滑らかな描画の維持が可能だ。
HELLDIVERS 2も最高画質で十分快適にプレイが可能。高リフレッシュレートを生かしたいならちょっと画質を落とすのがよいだろう。
サイバーパンク2077は、すべての光源を正確にシミュレートする描画負荷が非常に高い「レイトレーシング:オーバードライブ設定」でも快適にプレイできる目安である平均60fpsオーバーを達成。「レイトレーシング:低設定」まで下げれば、滑らかな描画が楽しめる。
また、過去に掲載した以下の関連記事では、G15を使って10本のゲームで検証しているので、ゲーミング性能についてもっと知りたい人は合わせてチェックしてほしい。
動画編集や大規模言語モデルでRyzen AIを活用可能
AMD Ryzen™ AIの活用には多くのメーカーが賛同しているが、実際にどういったアプリで活用できるのか、いくつか例を紹介していこう。
たとえば、Adobeのビデオ編集ソフト「Premiere Pro」では、「シーン編集の検出」や縦横比変更時に映像のサイズを自動調整する「オートリフレームシーケンス」、ソースメディアからの「文字起こし」の処理はすでにAMD Ryzen™ AIに対応している。
このほか、AMDでは大規模言語モデル(LLM)の「LM Studio」でAMD Ryzen™ AIを利用する手順など複数の活用方法を公開している。LM Studioは導入が簡単で、ローカルで実行するAIチャットなのでなかなか楽しい。AMD Ryzen™ AIを手軽に試したい人におすすめだ。
ZoomやBlender、Audacityなど有名なアプリもAMD Ryzen™ AIに今後対応予定だ。配信アプリの超定番「OBS Studio」も背景処理やフレーミング処理にAMD Ryzen™ AIを活用する予定としており、正式対応が楽しみなところだ。
モニターを追加して作業効率アップ
G15でAMD Ryzen™ AIを活用しながら動画編集や配信を考えているなら、別途モニターを追加することも検討したい。ノートPC本体の画面と外部モニターの2画面体制にすれば、作業効率はグッと上がるからだ。ノートPCだけでゲーム配信を考えているなら、ゲームのプレイ画面とOBS Studioなど配信アプリの画面を分けられるといったメリットもある。
そこでおすすめしたいのが、「Dell 27 ゲーミングモニター - G2724D」。27型でWQHD解像度(2,560×1,440ドット)、リフレッシュレート165Hz、可変リフレッシュレート(VRR)としてG-SYNC Compatible/FreeSync Premiumをサポートとゲーミング液晶として高い基本性能を持ち、sRGBカバー率99%と色の再現力もあり、DisplayHDR 400にも対応で映像コンテンツの再生にも強い。これで3万9,800円と手頃な価格を実現している。
デルのモニターは出荷台数で世界1位という実績があるため、安心感もある(モニター出荷台数 世界 No.1 達成 10年 43四半期 連続 ※出典 : IDC Worldwide Quarterly PC Monitor Tracker 2023Q4 Share by Brand)。
スタンドも回転、高さ調節、傾き、スイベルも可能と高機能だ。入力端子はDisplayPort 1.4×2、HDMI×1と複数デバイスも接続できる。ゲーミングPCやゲーム機用のモニターとして最適だ。
サイズはスタンド装着時で611.9×200.2×393.48~523.48mmで重量は5.95kgとなっている。
また、ゲーミングモニターというだけあって、FPSやMOBA/RTS、RPGなど、合計7種類のゲーミングプロファイルが用意されており、コンテンツに応じた映像表現を選択可能。もちろん任意の設定もでき、最大3つまでカスタマイズしたプロファイルを保存できる。
さらに、暗いシーンが多いゲームでも、自動的に明るさを調整して視認性が向上する「暗さスタビライザー」、コンソールゲーム機向けに色調などを調整する「コンソールモード」、経過時間が分かるタイマーや、現在のフレームレートを表示する機能を利用可能。
加えて本製品ならではの要素である「Vision Engine」も大きな特徴。ゲーム内の物体を識別しやすくするために暗部を明るく調整する「ナイトビジョン」、日中の場面でのシャープネスやエッジ強調などを行なってコンテンツを細部まで見やすくする「クリアビジョン」、暗いシーンでヒートマップを動的に適用して背景とオブジェクトをくっきり区別する「クロマビジョン」、画面上に十字線を表示する「クロスヘア」を利用できる。
モニターのほかにも、デルのワイヤレスマウスやワイヤレスヘッドフォンを活用して、統一感をだしておくとカッコイイ。以下のAlienwareシリーズの製品がおすすめだ。
AI時代の備えもバッチリなお買い得ゲーミングPC
重量級ゲームも快適に遊べるだけのパワーがあり、高リフレッシュレート液晶も備えながら16万円台というコストパフォーマンスが魅力の「G15」。今後AIは、ゲーム内キャラクターの行動や台詞にも活用される機会が増えるのは間違いなく、AMD Ryzen™ AIによってその備えがすでにできているのは心強い。
AMD Ryzen™ AIの対応アプリは2024年に数多く登場するとみられる。AI対応の高性能ノートPCとして「G15」を導入しておけば、長く使えて将来的にも安心だ。
【キャンペーン】分割・学割でお得に購入可能
現在デルは、11万円以上の購入で最大36回の分割払いが金利0%になる「Dellらくらく分割プラン」を提供しているほか、学割で最大15%オフとなる「Dellの学割」を実施中。どちらもお得にデル製品を購入できる手段となっており、詳細はリンク先を確認してほしい。