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マウス、春日部ダイレクトショッププラスをリニューアルオープン

マウスコンピューター代表取締役社長の軣秀樹氏(右)と春日部市長の岩谷一弘氏(左)

 マウスコンピューターは1日、埼玉県にある直営店「春日部ダイレクトショッププラス」をリニューアルオープンした。住所は埼玉県春日部市粕壁東1-21-21。東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)春日部駅から徒歩10分ほどの立地にある。

 春日部ダイレクトショッププラスは、同社創業の地である春日部に2010年11月オープン。2024年6月から建て替えを含むリニューアルに入り、2025年2月1日から営業を再開した。リニューアルにともない店舗裏に3台までの駐車スペースを設けた(近隣に提携パーキングもある)ほか、店舗面積もリニューアル前から広くしている。

店内の様子
店舗裏手には3台まで駐車できるスペースを新設

 奥に向かって縦長の店舗は両側の壁と中央にPCを展示。家族連れの来店を意識した導線設計だという。展示機はすべて同社が展開するPCブランドの製品で、一般向けの「mouse」、ビジネス向けの「Mouse Pro」、ゲーミングPC「G TUNE」と直販/直営店限定の「NEXTGEAR」、クリエイター向け「DIVE」と「iiyama」の液晶モニターを取り揃えている。

 とりわけG TUNEについてはリブランドを行なったタイミングでもあり、リニューアルしたばかりのデスクトップ向けPCケースの実物に触れられる機会となっている。

G TUNEを始め各ブランドの実機を展示
リブランドにともないリニューアルしたタワーケース
引き出し式のヘッドフォンホルダー
スライドカバー付きインターフェイス
入店して初めに目に付く什器のエンドには一般向けノートPCを展示
ビジネス向けのMouse ProはノートPCのほかミニタワーやミニPCも展示
クリエイター向けPCブランドDAIVはノートを中心に用意
ゲーミングPCはG TUNEとNEXTGEARの実機に触れられる
iiyamaブランドのモニターも複数台展示
店舗左奥のカウンター
200台限定で発売した「BLEACH」の涅マユリコラボPCは即完売したが、春日部ダイレクトショッププラスでは実機を見ることができる

 リニューアルオープンには同社代表取締役社長の軣秀樹氏と春日部市長の岩谷一弘氏が出席。開店に先立ちテープカットを行ない、開店を待つ一般客を迎えた。

 軣氏は春日部ダイレクトショッププラスについて「当社発祥の地ということで私自身も思い入れがある。今回のリニューアルを通して春日部を盛り上げていきたい」とリニューアルの経緯を説明。創業以来使用していた建屋を再建築し、フルに敷地を活用した店舗になったと話した。近隣に同社のサービスセンターもあることから、連携も取りやすい立地だという。

 また、円安が長引く事業環境と、今後の商品開発方針についても言及し、今後は購入しやすい価格の製品展開と、製品力の強化を推進するとした。

 「店舗として重要なのは、お客様が求めているPCが必ずあることです。当社では最新の技術をいち早く取り入れてお客様にお届けすることを念頭に製品開発を行なっていますが、製品力を高める観点では、お客様の声を聞き、幅広いラインナップを用意することもきわめて重要です。為替については今後も厳しい状況が続いていくと思いますが、できる限り価格を抑えたブランドの展開も進めていきます」(軣氏)。

 岩谷氏は、自身の生家が現在のかすかべ街道(粕壁宿)近くにあったことから、マウスコンピューターの前身にあたる「高島屋衣類店」で学生服を購入したことがあるとのエピソードを披露。創業後には同店からもPCを購入したという。また、その地縁から今後も折に触れて協力したい旨を話した。

開店前にテープカットを実施。左から岩谷市長、軣社長、春日部ダイレクトショッププラス店長の稲田洋平氏
テープカット後、すぐに開店を待機していた一般客が入店
リニューアルオープン記念のキャンペーンも実施していた
記念セールを実施していたこともあり、早くも購入待ちの列が形成された