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Legionから世界最薄な16型ゲーミングノート見参!しかも約21万円からとコスパ◎
~“インテルが導くゲームの世界。”
- 提供:
- レノボ・ジャパン合同会社
2023年12月1日 06:30
大画面で高解像度かつ高リフレッシュレート、そしてCPUとGPU性能も優秀というのは、ゲーミングノートとして欠かせない資質だ。それにプラスアルファで“薄さ”も兼ね備えていたら文句なしだろう。
一般的にハイエンドクラスのゲーミングノートは太くてごついイメージがあるが、レノボ・ジャパンの「Lenovo Legion Slim 5i Gen 8」は本体の最薄部が約2cmを切るという薄さだ。当然ディスクリートGPUを搭載してである。
見た目はスマートなクリエイターPCを彷彿とさせるのだが、その実バリバリのゲーミングノート。しかもAAA級のゲームを遊べてしまえるくらい性能が高い。それでいて価格は約21万円からとコストパフォーマンスも優れている。
最近は、さまざまな場所/用途で高性能PCを利用したいというニーズが増えており、ゲーミングノートながら派手すぎないスマートなタイプも人気を呼んでいる。今回は、そんなゲーミングノートの中でも特に注目株と言えるLenovo Legion Slim 5i Gen 8の実力をがっつり検証していく。
CPUは第13世代インテル Core プロセッサーでゲーム以外にも強い
まずは、Lenovo Legion Slim 5i Gen 8の基本スペックを紹介していこう。CPUはノートPC向けとしては最新世代となる第13世代インテル Core プロセッサーを搭載。パフォーマンス重視のPコアと効率重視のEコアを組み合わせたハイブリッド・アーキテクチャを採用しているのが最大の特徴だ。
試用機は上位のインテル Core i7-13700Hプロセッサーで、Pコアが6基、Eコアが8基で合計14コア20スレッドのメニーコア仕様となっている。ゲームなど負荷の高い処理をPコア、サウンド関係など負荷の低い処理をEコアが担当するなど、効率のよい処理分散で常に高いパフォーマンスを発揮できる。複数アプリの同時使用でも快適度を保てるという強みがあり、ゲームだけではなく、クリエイティブ分野にも向いているCPUだ。
ゲーミングPCの心臓部と言えるGPUには、NVIDIA最新世代の「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」を採用。これはミドルレンジに位置するGPUで、CUDAコア数は3,072基、ビデオメモリはGDDR6が8GB、メモリバス幅は128bitとなっている。従来のアップスケーラー(Super Resolution)にAIによるフレーム生成(Frame Generation)も加えた「DLSS 3」のサポートが最大の特徴。対応ゲームでフレームレートが大幅に向上する。
フレーム生成はGPU側で行なわれるので、CPU負荷が高い状況でもフレームレートを伸ばせるのが強みだ。第8世代のNVENCによって従来からのH.264/HEVCに加えて、AV1のハードウェアエンコードをサポートするなど、前世代から性能面、機能面の両方が強化されている。
GeForce RTX 4060 Laptop GPUはノートPCの設計に合わせてブーストクロックは1,470MHzから2,370MHz、カード電力は35Wから115Wの間で調整できる仕様だ。本機は2,010MHz/60Wに設定とクロックはかなり高めに設定されていた。
メモリはDDR5-5200が16GB(8GB×2)とゲームプレイには十分な容量で、ストレージはPCI Express 4.0 x4(Gen 4)接続の高速なNVMe SSDが採用されており、試用機では1TBが搭載されていた。
快適なゲームプレイを約束する高品質なディスプレイ
外観やインターフェイス類もチェックしておこう。注目は「Lenovo PureSightゲーミング・ディスプレイ」だ。ノートPCとしては大型の16型サイズで、画面はWQXGA(2,560×1,600ドット)と高解像度。標準構成で輝度300cd/平方m、リフレッシュレート165Hz、PCの標準的な色域であるsRGBカバー率100%と十分高品質だ。
さらに、カスタマイズで輝度500cd/平方m、リフレッシュレート240Hz、DisplayHDR 400認証、同じくsRGBカバー率100%のディスプレイも選択できる。こちらにはわずか2,200円のプラスで変更可能だ。もし、本機の購入を検討するなら、ぜひとも注目しておきたいポイントと言える。試用機はカスタマイズされた液晶が採用されていた。
高いスペックに加えて、大型の液晶を備えていながら最薄部19.9mmの薄型ボディを実現。重量も約2.4kgに抑えられるのは見逃せない。持ち運べるハイエンドPCとして、ゲームだけでなくクリエイティブ用途でも活躍できる。なお、本体の全体サイズは、359.7×260.3×19.9~25.2mm。
このほか、ディスプレイ上部にはWebカメラ、マイクを搭載。インターフェイスは左側面にUSB 3.2 Gen 2 Type-C(映像出力対応)、USB 3.2 Gen 2 Type-C(映像出力対応、USB PD対応)、ヘッドセット端子、右側面にメディアカードスロット、プライバシーシャッター、背面にUSB 3.2 Gen 2を2つ、有線LAN、HDMI出力、電源コネクタを備えている。無線LANはWi-Fi 6Eで、Bluetooth 5.1もサポート。薄型ながらインターフェイス類が充実しているのも見どころだ。
キーボードは日本語配列で白色のバックライトが内蔵されている。ゲーミング向けに最適化された「Legion TrueStrikeキーボード」を採用しており、1.5mmのしっかりとしたキーストロークを確保しつつ、矢印キーが大きいのも特徴。Sキーに突起が付いており、FPS/TPSでよく使われるWASDキーの位置に指を置きやすいため、ゲーマーにはうれしいところ。
また、FnキーとQキーの組み合わせで「パフォーマンス」、「バランス」、「静音」と動作モードを切り替えられるのも便利だ。現在設定されている動作モードは、電源ボタンのLEDで確認できる。さりげない配慮だが非常にありがたい機能だ。
どのモードが最適か分からない、あるいは状況に合わせて変更するのは面倒という人もいるだろう。本機は「Lenovo LA1 AIチップ」を搭載しており、ゲームなど利用状況をAIが判断してPCの性能を引き出せるようになっている。
使い方は簡単で、「Lenovo Vantage」アプリのサーマル・モードから、「バランス・モード」を選び、「Lenovo AI Engine+を有効にして~」の部分にチェックを入れるだけ。パフォーマンス設定にあれこれ悩みたくないなら積極的に利用したい。
重量級ゲームも快適にプレイできるパワー! 240Hzも十分生かせる
ここからは、実際のゲームでフレームレートを測定していこう。解像度はネイティブの2,560×1,600ドットと、1,920×1,200ドットの2種類。画質は2,560×1,600ドットで快適なプレイの目安と言える平均60fpsを超える設定とした。動作モードは「パフォーマンス」に統一している。軽めのゲームでは、リフレッシュレート240Hzを生かし切れる平均240fpsに到達できるかも注目したい。
なお、試用機のCPUはインテル Core i7-13700Hプロセッサー、GPUはGeForce RTX 4060 Laptop GPUであり、最小構成時のものと異なることに注意されたい。
定番FPSタイトル
まずは、FPSゲームとして「Apex Legends」と「Call of Duty: Modern Warfare III」を試そう。前者はトレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定、後者はゲーム内蔵のベンチマーク機能を利用している。
Apex Legendsは画質を中程度に設定すれば、2,560×1,600ドットでも平均173.3fpsの高いフレームレートを出すことができ、1,920×1,200ドットなら平均243.8fpsと240Hzのリフレッシュレートを生かし切れる。人気ゲームを高フレームレートで遊べるのはうれしいところだ。
Call of Duty: Modern Warfare IIIはDLSSに対応していることもあり、画質プリセットを標準的なベーシックに設定すれば、どちらの解像度でも高いフレームレートを出せている。
アクションゲームと格闘ゲーム
続いて、アクションゲームの「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」と、格闘ゲームの「ストリートファイター6」を実行する。前者はミッション「武装採掘艦破壊」で一定コースを移動した際のフレームレートを、後者はCPU同士の対戦を実行した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で測定している。
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONは、アップスケーラーに対応していないこともあって描画負荷は重め。それでも画質のプリセット「高」設定で、2,560×1,600ドットでは平均65.9fps、1,920×1,200ドットで平均80.3fpsと快適に遊べるフレームレートを出せている(なお設定できる最大フレームレートは120fpsまで)。
ストリートファイター6は最大120fpsまで設定できるが、対戦では60fpsまで。本機なら、どちらの解像度でもほぼ最大までフレームレートが出せているので、バチバチに対戦を楽しむことが可能だ。解像度が2,560×1,440ドットと1,920×1,080ドットになっているのは、このタイトルでは画面比率が16:9しか選べないためだ。
オープンワールド系タイトル
次に、オープンワールド系のタイトルで描画負荷が重量級と言える「サイバーパンク2077」と「Starfield」を試す。前者はゲーム内のベンチマーク機能を利用、後者はジェミソンのロッジ周辺の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。なお、Starfieldは原稿執筆時点ではベータ版だったDLSS 3対応バージョンを使用している。
サイバーパンク2077は、DLSS 3対応でフレーム生成が使えることもあって、画質プリセットとしては描画負荷高めとなる「レイトレーシング : 中」設定でも十分快適にプレイできるフレームレートを出せている。レイトレーシングの美しい世界を堪能できるのは楽しいところ。
StarfieldもDLSS 3対応バージョンならば、画質プリセットを「高」にしても2,560×1,600ドットで平均79.6fpsと高いフレームレートを出せた。描画負荷が高く、重いと言われたStarfieldだが、DLSS 3対応でかなり印象は変わるのではないだろうか。
強力な冷却機構で本体の発熱を抑える
薄型で高性能だけに冷却力も気になるところだが、相変化サーマルコンパウンド、大幅に大型化したハイブリッド銅製ヒートパイプとフィン、ターボチャージド12Vデュアル液晶ポリマーファンシステムなど、数々の冷却機構を取り入れた「Legion Coldfront 5.0」を採用しており、長時間のゲームプレイでも性能低下しにくい安定性が確保されている。
実際にゲームプレイ中の温度をチェックしてみよう。「サイバーパンク2077」を10分間プレイしたときのCPUとGPUの温度の推移を「HWiNFO Pro」で測定している。CPUが「CPU Package」、GPUが「GPU Temperature」の値だ。動作モードはパフォーマンスに設定した。
CPUは処理によって一瞬100℃に到達することもあるが、平均で約85.9℃とうまくコントロールされている。また、GPUは非常にしっかり冷えており最大で76.6℃、平均で約71.1℃とゲーミングノートとしては低いと言ってよい。
何も我慢しなくてよい高性能な薄型ゲーミングノート
スペックが強力なゲーミングノートは数多くあるが、薄型で高性能を追及すると数は一気に少なくなる。しかし薄型のゲーミングノートに対するユーザーの需要は多い。それはユーザーがゲームだけでなく、ほかの用途にも使いたいという考えがあるからだろう。PCを複数使い分ける人はまれだからだ。
Lenovo Legion Slim 5i Gen 8は、そうしたゲーム好きのユーザーのわがままにきちんと応えられる製品だ。動画視聴といったエンタメ用途や、写真編集などのクリエイティブな作業、さらには業務でと、本機は用途を選ばずに、どこにでも持っていけて、どこでも使えてしまう。いろいろなことに挑戦したいという人にこそ打ってつけだろう。
高性能なノートPCを汎用的に使いたい、もちろんゲームもやりたい。でもデカくて重くてダサいのは嫌だ。なんて人にこそ、ぜひLenovo Legion Slim 5i Gen 8をおすすめしたい。この薄型筐体でこの性能を実現しているとは、本当に驚くばかりだ。