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機種変更時の「LINE」移行手順を解説、旧機種のトーク履歴も移すには……
2026年7月30日 06:09
円安とメモリの価格高騰でスマートフォンも値上がりが続き、新機種への買い替えが非常に難しくなっている昨今。だがOSやセキュリティのアップデートに限界がある以上、いずれ機種変更しなくてはいけないのがスマートフォンの宿命だ。
その機種変更で問題になるのが、古い機種から新しい機種へのデータ移行である。最近ではOSの進化によって機種変更時のデータ移行も簡単になってきたが、それでもアプリによっては移行時に何らかの作業が必要なものもある。
日常的なコミュニケーションに欠かせなくなった「LINE」もその1つだ。LINEは電話番号が変わらない限り、iOSやAndroidといったOSの違いを問わず、簡単な認証プロセスを経てアカウントの移行は簡単にできるのだが、すべてのデータを制約なく移せるわけではない。
Android/iOSでのOSごとの違い
LINEでの移行時の制約の1つは、有料で購入したコインだ。iOSからAndroid、AndroidからiOSというように、異なるOSの端末へ移行する場合、アプリストアの制約などもあり、コインの残高は引き継げない。移行前にスタンプを購入するなどして使い切っておこう。
そしてもう1つは、LINEのメイン機能でもある「トーク」の履歴だ。家族や友達などとやり取りしたトークの履歴は、新端末にもそのまま移したいという人も多いと思うが、その移行には意外と制約が多いのだ。異なるOSの端末に移行する場合、トークの履歴を14日分までしか移行できないし、同じOS同士で移す場合も、標準で移行できるのはトークのテキストのみで、写真や動画などは移せない。
写真などを含むすべてのトーク履歴を移したい場合、iPhone同士の機種変更であれば後述する「クイックスタート」を用いればよいのだが、OSを問わずに移したいなら「LYPプレミアム」(月額650円)に加入し、「プレミアムバックアップ」を用いればよい。ちなみにLYPプレミアムは「ソフトバンク」「ワイモバイル」のサービス利用者なら標準で付属するので、契約しているならぜひ活用したい。
| バックアップ方法 | iOS→iOS | iOS→Android | Android→Android | Android→iOS |
|---|---|---|---|---|
| 通常バックアップ | トーク全期間のテキスト履歴 | トーク14日分のテキスト履歴 | トーク14日分のテキスト履歴 | トーク全期間のテキスト履歴 |
| プレミアムバックアップ | 画像、動画などを含むトーク全期間の履歴 | |||
| クイックスタート使用 | 画像、動画などを含むトーク全期間の履歴 | - | ||
移行前に旧機種で準備しておく2つのこと
以上を踏まえた上で、実際に移行前の端末(旧端末)から、機種変更した新しい端末(新端末)へLINEを移行する方法を説明したいと思う。まずは旧端末で、移行前に2つの準備をしておこう。
1つは移行時の本人確認に用いるパスワードの登録だ。このパスワードはパソコン版のLINEなど関連サービスへのログインするのにも必要なので、すでに設定している人も多いと思うのだが、「設定したが忘れてしまった」という人も多いかもしれない。
ただLINEのパスワードは、再設定時に以前のパスワードを覚えている必要はなく、新規登録時と同じ手順で新しいパスワードを設定すればよい。執筆時点におけるLINEアプリの最新バージョン(26.10.0)の場合、パスワードの登録・変更をするにはまず、移行前の端末でLINEを起動した後、「ホーム」タブから右上にある歯車マークの「設定」ボタンを押す。
設定画面が表示されたら「アカウント」→「パスワード」と選択する。その後新しいパスワードを入力し「変更」ボタンをタップすれば変更は完了だ。
そしてもう1つ、必要なのがトーク履歴を移行するための準備で、ここでは大きく2つの作業が必要になる。1つはトーク履歴を引き継ぐ際に必要なPINコードの登録で、プレミアムバックアップを使わない場合はトーク履歴の復元時に、このPINコードの入力が必要なことがある。
PINを登録するにはまず、LINEのホーム画面から「設定」ボタン(右上の歯車アイコン)を押した後「トークのバックアップ」を選び、さらに「バックアップ用のPINコード」を選ぶことで登録できる。
さらにもう1つはトーク履歴のバックアップである。プレミアムバックアップを用いて移行する、あるいは同じOS間で15日以上のトーク履歴を移す場合はこの作業が不可欠だ。
ただそのためには事前の準備や確認が必要で、プレミアムバックアップを利用するにはもちろん、LYPプレミアムに加入しておく必要がある。ちなみにソフトバンクユーザーの場合「スマートログイン」、ワイモバイルユーザーの場合は初期登録ページから、それぞれの回線と「Yahoo! Japan」のIDを連携し、さらにLINEとYahoo! JapanとのID連携をすることで、LINE上でもLYPプレミアムの利用が可能になる。
プレミアムバックアップを使わない場合は、iOSなら「iCloud Drive」、Androidなら「Googleドライブ」と、各OSのクラウドストレージにトーク履歴をバックアップする。それゆえ移行前の端末で、それぞれのクラウドストレージが使える状態になっていることを事前に確認しておこう。
上記の準備が完了したら、PINコード登録と同様にLINEのホームタブから「設定」→「トークのバックアップ」と選んだ後、「今すぐバックアップ」を押して現在のトーク履歴をバックアップしよう。この際Androidでは、バックアップ先のGoogleアカウントを選ぶ必要があるので注意したい。
移行方法は古い端末の有無でやや異なる
これらの準備が完了したら、新端末にLINEのデータを移行していこう。まずはトーク履歴を除くアカウント情報を移すのだが、その手順は旧端末が手元にある場合と、すでに手元にない場合とで異なる。
旧端末が手元にある場合はQRコードを用いることで、電話番号やパスワード、PINコードの入力などをスキップし、簡単に移行ができる。まずは移行後に使用する新しい端末(新端末)にLINEをインストールして起動し、「ログイン」を押した後に「QRコードでログイン」→「QRコードでスキャン」を選んでタップし、QRコードの読み取り画面を表示する。
続いて旧端末でLINEを起動し、ホームタブから「設定」→「かんたん引き継ぎQRコード」と選ぶ。するとQRコードが表示されるので、これを新端末で読み取ろう。
読み取ると、旧端末で「新しい端末でこのQRコードをスキャンしましたか?」と表示されるので、「はい、スキャンしました」にチェックを入れて「次へ」をタップし、パスコードや生体認証などで本体のロックを解除し、本人確認をする。
その後新端末で「ログイン」をタップすれば、新端末にLINEのアカウント情報が移り、旧端末からアカウントが削除される。
一方、すでに旧端末が手元にない場合は、電話番号とパスワードでの認証が必要になる。まずは新端末でLINEを起動し、「ログイン」ボタンを押した後、「その他の方法でログイン」→「電話番号でログインする」を選ぶ。
電話番号の入力画面が表示されたら、電話番号を入力し「→」をタップする。するとSMSに認証番号が届くので、その認証番号を入力する。
するとアカウント名が表示されるので、間違いがなければ「はい、私のアカウントです」をタップし、次の画面で事前に登録したパスワードを入力し、「→」を押せば新端末にアカウント情報が登録される。
いずれかの方法で新端末にアカウントが登録されたら、最後にトーク履歴を復元しよう。ログイン後の画面で「トーク履歴はバックアップしましたか?」と表示されたら「次へ」をタップする。
Android端末同士で機種変更した場合、ここでトーク履歴をバックアップしたGoogleアカウントを選ぶ画面が現れる。アカウントを選んでから「トーク履歴を復元」をタップしよう。
プレミアムバックアップを使わず、QRコードでの認証もしていない場合は、その後PINコードの入力が求められるので、適宜入力して認証すれば、トーク履歴の復元が始まる。後は残りのステップを進めていけば、引継ぎは無事完了する。
iPhone同士なら「クイックスタート」で簡単に移行
ここまで説明してきた移行方法はOSを問わないものだが、iPhone同士で機種変更する場合、最近では旧機種と新機種を無線・有線で接続することにより、写真や設定、アプリなどをほぼそのまま引き継げる「クイックスタート」を使って移行する人が多いかと思う。
そしてクイックスタートを利用すれば、LINEのトーク履歴もバックアップから戻す必要なく、そのまま引き継げるので非常に便利だが、初回起動時に本人確認の手続きが必要になる。まずはクイックスタートで移行が終了した後にLINEを起動し、「本人確認する」をタップしよう。
続いて先に説明した、旧端末が手元にない場合と同様に、電話番号を入力してのSMSによる認証、そしてパスワードによる認証が求められるので、先と同じ手順で進めていけばよい。クイックスタートで移行する場合でも、パスワードの登録は必要なことに注意したい。










































