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謎の無料AI「Space Bunny」が高性能と話題、Three.jsでアニメまで作れる

 開発元不明の“謎の高性能AIモデル”が無料で使えるとあって話題を集めている。オープンソースのAIコーディングエージェント「OpenCode」は9月23日(米国時間)、ステルスモデル「Space Bunny」を1週間限定で無料提供している。Space Bunnyは、Webブラウザ上で美しいアニメーションを描く能力があると評価されているのだ。

 Space Bunnyは、開発元や詳細が伏せられた状態で提供されるステルスモデル。コンテキストウィンドウは100万トークンで、テキストに加えて画像や動画の入力にも対応するマルチモーダルモデルとなっている。OpenCodeによれば、提供元はデータを保持しないゼロリテンションポリシーを採用しており、入力したデータがモデルの学習に使われることもないという。

 OpenCodeでは、従量課金型の「OpenCode Zen」とサブスクリプション型の「OpenCode Go」の両方で利用でき、Goでも、Space Bunnyの利用量に上限は設けられていない。

 OpenCodeが公開している利用統計によると、Space Bunnyは前週のOpenCode上での利用量で1位となり、トークンシェアは5%。9月28日時点でユニークユーザー数は17万7,000人、完了セッション数は約1,130万に達している。

 また、複数のAIモデルのAPIを束ねて提供する米OpenRouterも、「Space Bunny Alpha」の名称で無料提供を開始した。こちらでは最大出力が52万4,288トークンで、推論の度合いを調整できるとしている。ただし、OpenRouter経由ではプロンプトや出力が提供元に保持される可能性がある(学習には使用しない)とされている。

動画生成AIではなく“コード”で映像を作れるとXで話題に

 X上では、Space Bunnyに指示して、HTMLやJavaScriptのコードで動く映像を生成させる使い方が注目を集めている。

 AIアニメスタジオを運営するyachimat氏は9月24日、Space Bunnyを使い、HD2D風のアニメーションを制作したと投稿。制作にはWebブラウザ上で3Dグラフィックスを描画するJavaScriptライブラリ「Three.js」のみを使ったという。雨が降る夜の駅舎を、ドット絵風の建物と立体的な光の表現で描いた映像を公開した。

 また、AIコンテンツ開発者の新清士氏も9月28日、HTMLを使った流行りのテキスト動画をSpace Bunnyに生成させ、「そこそこできる」と評価した。日本語で指示しただけで、音楽も生成させているという。

 SoraやVeoなどの動画生成AIが映像そのものを生成するのに対し、今回の作例はSpace Bunnyが書いたコードをWebブラウザが実行して映像を描き出す仕組み。プログラムなので、変更したい場合はソースコードを修正することになる。コードで映像を描く表現も今後増えていくかもしれない。