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3千円程度で狭いデスクが激変!しかも簡単!「後付けキーボードスライダー」をDIYしてみた
2026年1月20日 06:20
自宅でのテレワークがメインだけれど、狭いデスクでがんばって仕事している人もいるのではないだろうか。もっと広々としたデスクで作業したい。でも、部屋の広さを考えると大きなデスクに変えるのは難しい、みたいな事情もあるかもしれない。
であるならば、いっそのことDIYでデスクを拡張できるようにしてしまうのはどうだろうか。今使っているデスクを加工し、スペースを広げたり、元に戻したりを簡単に切り替えられるようにするのだ。
たとえば、あまり手間やコストがかからないお手軽なDIYの1つは、キーボード用の引き出しを追加するというもの。3,000円程度からの低予算で、見ためにもまあまあスタイリッシュなものができあがるので、よければ参考にしてみてほしい。
スタイリッシュにしたいならねじ留め式スライドレールを
既存のデスクに引き出しを追加する方法はいくつかあるが、「スタイリッシュな見ためにする」という条件を考慮すると、デスク下にねじ留めする「スライドレール」を用いるのがおそらく最もシンプルで、使い勝手も良くなるものと思われる。
加工作業が必要ないクランプ固定式の引き出しもあるが、クランプ部分の金具が使用していないときでも目立ってしまうし、作業中に引っかかったりして邪魔になることがある。デスクの厚みや構造によっては、使いやすいポジションに取り付けるのが難しいかもしれない。
しかし、ねじ留め式のスライドレールであれば、加工の手間は必要になるものの、使わないときはすべてデスク下に隠れて今までと変わらない見ためにしておける。取り付け場所をある程度柔軟に設定できる利点もあるだろう。
ということで、今回はねじ留め式のスライドレール単体製品のうち、耐荷重に余裕がある頑丈そうなものを選んでネット通販で購入した。ほかに「板」も必要になるが、DIY好きの人なら手元に材料となる板が余っているかもしれないし、そうではない人でも好きな素材の板を使えるという楽しみもプラスされるのがいいところだ。
購入・作業する前にあらかじめ注意しておきたいこと
早速材料を購入してDIY作業に移りたいところだが、その前に注意しておきたいことがいくつかある。たとえば以下のような点だ。
- デスク天板は加工に向いた素材か
- デスク天板裏に十分なスペースはあるか
- デスクと椅子の高さ調整は可能か
デスク天板は加工に向いた素材か
デスク天板の素材が一般的な木材であれば多くの場合問題ない。が、メラミンなどの樹脂素材を採用しているデスクも珍しくなく、それだと加工難易度が高くなるので注意が必要だ。樹脂素材は直接ねじ留めするのに向いていなかったり、穴開け加工するのにもコツが必要だったりするので、クランプ固定式にするのが無難だろう。
デスク天板裏に十分なスペースはあるか
あらかじめ取り付け場所となる天板裏をチェックして、スライドレールと板が収まるだけの奥行き、幅があるかどうかを調べておくことも大切だ。
仮に、引き出し収納時にデスク下に完全に隠れるようにするなら、今回例に挙げたスライドレールだと奥行きは最低でも30cm必要。筆者の場合は電動昇降デスクで、そのフレームや電動ユニットが天板裏の中央付近に居座っていることもあり、手前側スペースは奥行き31cmしかなくギリギリだった。
また、引き出しにする板のサイズは、そこに置きたいキーボードの大きさに合わせることになる。一緒にマウスやマウスパッドなども置きたいなら、そのぶん幅広の板にしなければならない。
なので、デスク裏の干渉しそうなもの、もしくはデスク下に置いているPCの位置なんかも考慮して、引き出しをそもそも取り付けられる状態なのか確認しておこう。取り付けられるなら板をどれくらいのサイズにし、どこにねじ留めするといいのかも慎重に検討したい。
デスクと椅子の高さ調整は可能か
天板下に引き出しを追加すると、当然ながらそのぶんデスク下の高さは低くなる。元々デスクが低かったりすると、引き出しに脚がつかえてしまい、かえって使いにくくなることも考えられるだろう。それを解決するには、デスクか椅子の高さを調整するのが手っ取り早い。
椅子については高さ調整可能なものを使用している人も多そうだ。が、椅子の高さを調整しただけだとデスクの高さと合わずバランスが損なわれかねない。椅子に合わせて自在に高さ調整できる昇降式デスクが理想ではあるけれど、そうでない場合はデスクの脚に「下駄」を履かせるなどの工夫が必要になってくる。
いよいよDIY作業を開始。板を用意してデスクに取り付けよう
デスクに問題なく引き出しを取り付けできるだろうことを確認したら、いよいよ材料集めとDIY作業の開始だ。といっても、最低限スライドレールと板、それとプラスドライバーなどの工具があれば大丈夫。とはいえ、せっかく自作するのだから、自分好みの見ためや完成度を目指してこだわりたいところだ。
最初に板を作ろう
そんなわけで、まずは引き出しにする板の準備から。筆者の手順を参考までに紹介すると、デスクの天板の色合いにできるだけ合わせたかったので、なんとなくそれに近そうな「アカシア集成材(無塗装)」をホームセンターで調達した。サイズは300×910×15mm、値段は2,000円弱だ。
板幅を無駄に広くすると、将来的に別の装備をデスクに追加しようとしたときに面倒なので、ノコギリで切り落として600mm幅にして使うことにした。普段使っているテンキーレスキーボードとマウスを置けるくらいのサイズだ。
ただし、切り落とした板をそのまま使うと不意にトゲが刺さったりする危険がある。なのでカンナで面取りしたうえで、電動サンダーで全体をヤスリ掛けした。これで塗装のノリも良くなるはずだ。
また、スライドレールの動きを事前にチェックしたところでは、収納時に最後までしっかり押し込むと軽くロックされるため、引き出すときに少し力が必要になりそうだった。毎回指先でつまんで引き出すとなると、もしかしたらちょっと辛いかもしれない。
そこで、板の裏に指を引っ掛ける溝を作って力を入れやすくなるようにした。木工用ノミを使って溝を掘り、ヤスリ掛け。集成材だと部分的に脆かったり、堅かったりするところがあるので、木工用ノミできれいに整えるのはなかなか難しい。
最後は塗装で仕上げる。以前、デスクを電動昇降用のフレームを使ってDIYする際に購入した「ワトコオイル」と「蜜ろうワックス」が余っていたので、これを塗って、乾かして、塗ってを何度か繰り返した。これである程度デスクの色に近づき、質感も増したように思う。
デスクに取り付けよう
今回購入したスライドレールは、板を左右で固定するレール2本と、レールをデスクにねじ留めするためのブラケット4つ、それと各種ねじがセットになっていた。説明書らしきものは付属していなかったので想像で組み立てるしかないが、難しくはない。スライドレールに板を木ねじで留め、ブラケットを小さなねじで固定し、最後にデスク天板裏に木ねじで取り付ける、という手順だ。
ブラケットには取り付け穴が複数あり、任意の位置でねじ留めすることで引き出しの高さを変えられる仕組みになっている。高くすればそのぶん厚みのあるものを置いておけるが、先ほどの注意点にもあったように脚がつかえる可能性があるので適度な高さに設定したい。高さ調整はデスクに取り付けた後でもやり直せるので、とりあえずはあまり気にしなくてOKだ。
付属の木ねじは長さ(溝が切られている部分)が16mmほどあるので、この点には注意が必要。板の厚みが薄いとねじ留めしたときに貫通してしまうからだ。15mm厚の板だとギリギリ。できれば18mm以上はほしいところだが、あまり厚い板にすると今度は引き出しの高さを稼げなくなってしまう。同様にデスクの天板も薄いと取り付け時に貫通しかねないので、ここは短めのねじを別途購入することをおすすめしたい(本来の耐荷重が発揮できない可能性はあるが)。
と言いつつ、筆者は木ねじを使わない方法を選択した。木ねじは、ねじ穴の繰り返しの再利用に向かないし、もし不要になって取り外すことになったら不格好な穴が残ってしまうので個人的にあまり好きではないからだ。よって、ここでも以前のデスクDIYの時に余っていた「鬼目ナット」(M4用10mm)を使用することに。手持ちだけだと足りなかったので追加購入し、10mm長のねじで固定した。
鬼目ナットを使うときは当然として、木ねじを使う場合であってもしっかり下穴を開けることを心がけたい。無理に最初から木ねじをねじ込むと、板やデスク天板が割れる恐れがある。できれば電動ドリルを使って下穴の処理を効率良く行ないたいところ。
完成! キーボードだけでなくノートPCを置くのにもいいかも
そうして完成したのがこちら。普段はこれまでと変わらない見ためのデスクだが、いざとなれば一瞬で引き出しを出現させ、一段と広く使えるようになる。スライドレールの奥行きは30cmで、実際に引き出せるのは21cmほど。それでもキーボードとマウスを使うのには十分な広さだ。
たとえばノートPCと外部モニターでマルチモニター環境にすると、それだけでデスクスペースが圧迫されてほかに何も置けなくなってしまうことも。しかしそんなときでも、引き出しを組み合わせれば外部キーボードやマウスまで余裕で使えるようになる。引き出しがあれば、狭いデスクであってもレイアウトに工夫の余地が生まれること間違いなしだ。
もちろんキーボード以外で活用するのもアリ。ノートPCをいつもクラムシェル状態で使っているのなら、引き出しにノートPCを置いておけば邪魔にならない。時々ノートPCを開くとしても、引き出しを動かすだけですぐにアクセスできる。あるいは引き出しを手でメモをとるための作業スペースにするのも良さそうだ。
ちなみにブラケットを上から3番目のねじ穴で固定したところ、引き出しの高さは55mmとなった。これくらいの高さがあれば、メカニカルキーボードは脚を立てた状態でもうまく収まり、標準的なサイズのマウスなら引っかかったりもしない。
ただ、以前の椅子・デスクの高さ設定のままだと太ももに干渉しやすく感じたので、デスクを2cm高くしてゆとりを持たせるようにした。こういうことがあると、改めて電動昇降デスクのメリットを感じる。高さ固定のデスクを使っているのであれば、引き出しのDIYを機に電動昇降デスクに切り替えることを検討してみてもいいかもしれない。












































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