2023年1月12日 17:00
米国本社のもとグローバル市場調査とアドバイザリーを提供する、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役 山村浩/以下、フロスト&サリバン)は、「世界のプライベート5Gネットワークが企業を新たな境地へと導く(How Global Private 5G Networks Lead Enterprises to a New Level)」に関する調査レポートを発表いたしました。
企業は、安全性を確保しつつ製造工程を効率化するためにプライベート5Gネットワークを利用しています。フロスト&サリバンの最新の調査分析、グローバルプライベート5Gネットワークの成長機会によると、5Gの新たな力とプライベート5Gネットワークのコンセプトの組み合わせることにより、企業の能力を大きく高めることができます。世界のプライベートセルラーネットワークの市場規模は、2021年の18.3億ドルから、2026年までに63.2億ドルに拡大し、驚くべきことにその年平均成長率は28.1%に達すると予測されます。その中でプライベート5Gネットワークが占める割合は大きく、2021年の6億ドルから、2026年までに50.5億ドルに拡大すると予測されます。
フロスト&サリバンICT部門のプリンシパルアナリスト、トロイ・モーリーは以下のように分析します。
「多くの企業にとってWiFiは重要であり続けますが、プライベートセルラーネットワークはWiFiが得意でない用途をカバーします。多くの場合、プライベートセルラーネットワークはより低コストかつ優れたネットワークを提供することができます。プライベート4GネットワークはWiFiの改善、特に移動性を改善し、プライベート5Gネットワークは4Gを改善し、より高いスループットおよび接続密度、より低いレイテンシを実現します。
5Gの投資に見合ったリターンを得るためには、通信サービス事業者(CSP)は、消費者市場以外の顧客へより良いサービスを提供しなければなりません。それは、ネットワークスライシング、エッジネットワーク、プライベート5Gネットワークなどのサービスです」。
周波数帯は無線技術に不可欠であり、プライベート5Gネットワークのために利用可能な周波数帯の多くはCSPに割り当てられています。プライベート5Gネットワークで利益を得るためには、企業・組織は以下に注目すべきでしょう:
● 現地のCSPとの協業から開始する。割り当てられた周波数帯は最高の信頼性とサービスの質を提供するため、ミッションクリティカルなオペレーションには不可欠である。CSPに割り当てられた周波数帯は世界中に存在する。多くの企業がプライベート5Gネットワークへの投資の意思があり、割り当てられた周波数帯が唯一の現実的な選択肢である。多くの場合、CSPと協業し、CSPの周波数帯を利用することが最善の策である。
● 業界に割り当てられた周波数帯がないか調査する。国によっては、政府が業界に直接周波数帯を割り当てられ、CPSに割り当てられた周波数帯とは別の選択肢となっている。業界に割り当てられた周波数帯の利用は、コストを抑えると同時に、必要な信頼性とサービスの質を確保できる。
● 共有の周波数帯または免許が不要な周波数帯を使用することによる、安全面以外の事業課題に取り組む。プライベート5Gネットワークがミッションクリティカルな課題を解決するには割り当てられた(許可を受けた)周波数帯が必要であるが、同等の信頼性およびサービス品質を必要としない課題を解決しようとしている企業・組織もある。そのような課題に対して、プライベート5Gネットワークに共有周波数帯(米国のCBRSなど)や、免許不要の周波数帯でさえ利用できる可能性があり、それにより全体のコストを削減できる可能性がある(WiFiは免許不要の周波数帯で運用されている)。
世界のプライベート5Gネットワークの成長機会は、フロスト&サリバンICT部門の最新の調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。
英語原文:How Global Private 5G Networks Lead Enterprises to a New Level
How Global Private 5G Networks Lead Enterprises to a New Level : https://www.frost.com/news/how-private-5g-lead-enterprises-to-new-level/
本リリースの全文は、フロスト&サリバンHPからもご覧いただけます。http://bit.ly/3CoCqpG
日本語版編集:新原徹也 / フロスト&サリバンAPAC ICT部門ディレクター
日本国内及びAPACの ICTとサイバーセキュリティ市場の調査において約15年の経験を有し、市場規模やトレンド、市場予測や競争環境に関する知見を有する。
【フロスト&サリバンについて(本社:米国)】
フロスト&サリバンは、60年以上に渡り、フォーチュン1,000社、行政機関、投資家に向け、持続可能な成長戦略の策定をご支援してきました。経済情勢の変化に即応すると共に、破壊的技術を見出し、新たなビジネスモデルを立案することで、将来の成功へと導く革新的な成長機会を創り出します。
フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社
設立:2014年1月
沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立
2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立
代表者:山村浩(代表取締役)
所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階
URL: https://frost.co.jp/
本リリースに関するお問い合わせ
フロスト・アンド・サリバン株式会社PR事務局(SivanS株式会社内)
担当:仁部
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