2024年10月16日 10:30
エレベーターの保守・リニューアルを展開するエレベーターコミュニケーションズ株式会社(代表:薄田章博、本社:東京都品川区)では、地震災害時にエレベーター内に貼られた二次元バーコードを読み取り、利用者が直接復旧要請・対応状況を確認できる「Qサポ」を導入しています。さらに2024年8月よりオープンデータを利用したBCP対策を展開していることを正式に発表いたします。復旧要請だけでなく、指定緊急避難場所や医療機関の位置情報も表示され、情報ツールの一つとしてエレベーター利用者に加えて、エレベーター付近にいる人や当社従業員に対しても心強いBCP対策となっております。
※当社調べ
【救援情報から作業員の場所の共有・医療機関や避難所などが確認できるQサポがオーナーに大好評】
震度4以上の地震発生時、建物ごとに設置されているエレベーターの地震感知器が動作し、走行中のエレベーターは即座に運転を休止します。当社が保守管理を請け負っているエレベーターに順次導入している「Qサポ」は、エレベーターに貼られた二次元バーコードを読み取ると簡単な選択で復旧要請ができ、要請後は作業員の場所とおおよその到着予定時間を確認することができます。また、指定緊急避難場所や医療機関がマップで表示されエレベーター付近にいる全ての人の情報確認ツールの一つとして利用できるQサポが安心に繋がるとオーナーに好評で管理会社などからもご相談や問い合わせをいただいております。
【求められるBCP対策とエレベーター業界への革新】
令和6年3月に内閣府から発表されている「令和5年度企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査」によるとBCP対策率は大企業76.4%、中堅企業45.5%と、調査開始以降上昇しています。
エレベーター業界のBCP対策としてよく挙げられるのは「地震時管制運転」「停電時自動着床装置」「火災時管制運転」などがあり緊急時に迅速に避難できるような対策があります。上記のような装置をつけることも重要でありますが、広域災害が起きた際はエレベーター利用者以外にも大きな混乱が起きることが予想されます。それは当社の従業員や外国人観光客なども該当するため、エレベーター利用者以外にも利用できるようオープンデータを使ったQRシステムを開発し、業界初の新たなBCP対策を導入することでより安心と利便性を強化できる対策にもなっております
昨今重要視されているBCP対策に新たな取り組みとしてエレベーターコミュニケーションズ株式会社では業界の発展、社会全体のBCP対策にも貢献していきます。
【オープンデータを利用したBCP対策のQRシステムとは】
当社独自でQRシステムにオープンデータを取り込むことで、広域時災害時に各物件に貼られている二次元バーコードを読み込むと、復旧要請だけではなく災害時の指定緊急避難場所や医療機関がマップで表示されます。エレベーターの利用者だけでなく、エレベーターの近くにいる人、当社の従業員にも情報ツールの一つとなり、より安心と利便性を追求したサービスとBCP対策となっています。例えば宿泊施設などでフロントが大混乱している時に二次元バーコードを読み込むことでお客様が自主的に行動することを促すことができます。
今後は取り込むデータを幅広く拡充させ、より精度の高い充実した機能を作ってまいります。自社だけでなく社会全体におけるBCP対策を交えて構築、機能を維持し迅速に復旧できる対策を目指していきます。
【今後の展開】
日本気象協会によると、2024年の震度4以上の地震はすでに100回を超えています。いつどこで起こるかわからない地震に備え、当社では災害時に365日24時間迅速な人員配置を行う体制を整えています。また、営業マンが携帯するタブレット端末によりトラブル履歴や部品手配状況を瞬時に把握するなど、スムーズな復旧作業を行っています。今後も積極的なIT導入により業務効率向上と付加価値創造に努めていきます。
【会社概要】
名称 : エレベーターコミュニケーションズ株式会社
所在地 : 〒140-0013 東京都品川区南大井6-16-16 鈴中ビル大森3階
代表 : 代表取締役 薄田 章博
設立 : 平成18年2月22日
資本金 : 6,709万円
事業内容: 昇降機保守管理事業・法定点検の代行業務・
昇降機リニューアル工事業務 等
URL : https://www.evcom.co.jp/