2024年7月9日 10:15
インターシステムズジャパン株式会社は、医療向けデータプラットフォーム製品 InterSystems IRIS for Healthを基盤に、医療安全と医療従事者の働き方改革を支援する「医療デバイスモニタリングソリューション」を開発し、2024年7月10日(水)~12日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「国際モダンホスピタルショウ2024」に参考出品いたします。
患者に投薬をする輸液/シリンジポンプは、医療機関の中で、数多く使われている医療機器です。患者毎の薬剤投与状況を適宜確認し、実施状況を遅滞なく報告・記録することは、医療従事者にとっては負担となる業務の一つです。
「スマートポンプ」は、薬剤の注入量や速度を機械的に調節・管理し、安全に投与するための装置で、通信機能を備えており、流量・積算量などの投薬情報、各種アラーム・アラートなどの警報情報を送信することが可能です。スマートポンプをはじめとする医療機器からのデータは、院内のさまざまな部門や職種で有用ですが、医療機器側と連携システム側との間で連携仕様の確認が必要になり、その開発には大きなコストがかかり、医療機器データを広く活用することの障壁となっていました。
この度開発をした「医療デバイスモニタリングソリューション」は、こうした医療機器データ活用の課題を解決し、医療機器からのデータを受信し、必要なデータを必要な形で、電子カルテ、機器管理システムなど、さまざまなシステムや医療機器に、リアルタイムに送信することが可能です。これにより、転記ミスなどのヒューマンエラーをなくし、各システムや機器で医療機器のデータを活用することができ、医療安全や業務の生産性、業務効率の向上を図ることで、医療従事者の働き方改革を支援します。
■「医療デバイスモニタリングシステム」で提供する主な機能
・医療機器の稼働状況を一覧表示するダッシュボード表示機能
・スマホを使用した4点認証による患者、スマートポンプ、薬剤、実施者の紐づけと実施確認
・医療機器から必要なデータを、必要な形に変換し、さまざまなシステム・機器にリアルタイム送信
・医療機器の使用状況のイベント情報から、アラートを送信(例:異常検知をした場合アラート送信)
インターシステムズは、2024年7月10日(水)~12日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「国際モダンホスピタルショウ2024」に、テルモのスマートポンプと連携した「医療デバイスモニタリングソリューション」を、参考出品いたします(小間番号:285)。
国際モダンホスピタルショウ2024 開催概要と、インターシステムズの出展内容については、こちらをご覧ください。
https://www.intersystems.com/jp/events/hospital-show-2024/
【今回の参考出品で対象となる医療デバイス】
【InterSystems IRIS for Healthについて】
InterSystems IRIS for Healthは、医療情報交換のための各種国際標準規格に準拠し、医療・健康データから価値を引き出すために特別に設計されたデータプラットフォームで、医療データの相互運用性(インターオペラビリティ)、データベース管理機能、開発環境、AIプラットフォーム製品との連携や高度な分析機能を提供し、高性能な医療アプリケーション開発を支援します。
【インターシステムズについて】
インターシステムズは、医療、金融、ロジスティクス分野における非常に重要なデータを扱うためのデータテクノロジーを提供するリーディング・プロバイダーです。インターシステムズのクラウドファーストデータプラットフォームは、世界中の大規模組織の相互運用性、スピード、拡張性の問題を解決しています。そのサポートは高く評価されており、80カ国以上の顧客やパートナーに24時間365日、卓越したサービスを提供しています。インターシステムズは、1978年に設立されマサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く株式非公開企業で、世界25か国に拠点を有しています。インターシステムズジャパン株式会社は、2003年に設立され、インターシステムズの製品の日本国内での販売とサポートを行っています。
詳しくはこちらをご覧ください。 https://InterSystems.com/jp/