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Cente Wi-Fi HaLowミドルウェアの提供を開始

組込み開発ブランド「Cente」を提供しているDMG MORI Digital株式会社(本社:札幌市厚別区、代表取締役社長:鈴木 祐大)とNEXT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松場 清志)は、2024年4月下旬より株式会社メガチップスが提供するWi-Fi HaLow モジュールに対応したドライバ・ミドルウェアの提供を開始します。

Wi-Fi HaLowは既存の920MHz帯の周波数を利用するLPWA(Low Power Wide Area)通信です。伝送距離が既存のWi-Fiの10倍近い数kmに至る新しい規格のため、屋外も含めた広いエリアでの通信が可能となります。
また、既存のWi-Fi同様にTCP/IPを利用した規格のため、多くのLPWAで必要だったゲートウェイが不要ですので、アクセスポイント経由でWi-Fi HaLowを搭載した端末を直接クラウドへアクセスさせることが可能となります。

この度「Cente」では、Cente TCP/IPv4またはCente IPv6と組み合わせで動作するWi-Fi HaLow用のドライバ環境を提供いたします。対応するモジュールとしてはMRF61_Aを採用、メガチップス社が提供する無線ドライバをダウンロードしCenteと組み合わせてビルドしていただくことで、無線LAN対応機器のネットワークI/FとしてWi-Fi HaLowを選択できるようになります。

画像1:
対応モジュールMRF61_A


画像2:
MRF61_A内部構成

アジャイル開発でのスモールスタートという開発環境の変化に対応するため、2023年8月にリリースした新たなライセンス形態「Cente PoCライセンス」でのご利用も可能です(*1)。

無線LANの搭載をご検討されている方々におかれましては、どうぞ、PoCライセンスでの試行も併せCente ミドルウェアをご検討ください。

■Centeについて
Centeは、組込みマイコンが搭載された様々な電子制御機器・情報通信機器などを開発する機器メーカー、開発技術者向けの組込みミドルウェアで、DMG MORI DigitalとNEXTとの共同ブランドです。高度な技術や信頼性を必要とする組込み開発現場で培われた多くのノウハウを「機能モジュール」として切り出し、多くのプラットフォームで動作できるようにパッケージングしたミドルウェアを提供しています。販売開始以来、今までに約1,000プロジェクト、3,000ライセンス以上を出荷し、様々な電子機器で動作しています。

■DMG MORI Digital株式会社について
DMG MORI Digital株式会社は1980年、北海道大学発のベンチャー企業「株式会社ビー・ユー・ジー」として札幌に設立されました。2008年10月には株式会社森精機製作所(現 DMG森精機株式会社)と資本・業務提携を行い、2023年1月には「DMG MORI Digital株式会社」に社名を変更、「Cente」開発など組込み通信機器開発や工作機械制御技術の研究・開発を中心に事業を展開しています。
DMG MORI Digital株式会社の詳細は、 https://www.dmgmori-digital.co.jp/ をご覧ください。

■NEXT株式会社について
NEXT株式会社は、組込み開発に必要なデバッガ、コンパイラなどの開発ツール、リアルタイムOSやミドルウェア、デバイスドライバの提供を行う組込み事業と、ICTサービス事業、エンジニアリングサービス事業を行うITbookグループの企業です。長年にわたる組込みツール事業、ミドルウェア事業を通じて国内600社以上の取引実績を有し、機器メーカー、開発ベンダーのお客様にワンストップでサービスを提供しています。
NEXT株式会社の詳細は、 https://nextkk.co.jp/ をご覧ください。

*1 月額20,000円/1ライセンス(最低3ヶ月~)という低価格にてPoC開発を通じてスモールスタートが可能です。

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