2024年2月7日 10:00
株式会社アットマークテクノ(代表取締役社長:實吉智裕、本社:北海道札幌市、以下「アットマークテクノ」)とミネベアミツミグループのエイブリック株式会社(代表取締役社長:田中誠司、本社:東京都港区、以下「ABLIC」)、株式会社ソラコム(代表取締役社長:玉川憲、本社:東京都港区、以下「ソラコム」)は、ABLICの「バッテリレス漏水センサ」を活用した漏水検知IoT開発キットを共同で開発しました。この漏水検知IoT開発キットを本日より数量限定で通常価格の約20%割引となるキャンペーン特別価格にて株式会社チップワンストップ(CEO & President :下倉泰雄、本社:神奈川県横浜市、以下「チップワンストップ」)より販売を開始します。
漏水検知IoT開発キットは、ABLICのバッテリ不要、無線式で簡単に設置可能な「バッテリレス漏水センサ」とアットマークテクノの省電力IoTゲートウェイ「Armadillo-IoTゲートウェイ A6E」がセットになっており、アットマークテクノが提供するNode-REDTMコンテナ(サンプルプログラム)をインストールすることにより簡単に接続が可能です。さらにソラコムの「SORACOM IoT SIM」、ダッシュボード作成・共有サービス「SORACOM Lagoon」などのプラットフォームサービスにも連携しており、サーバーやアプリケーションを準備することなく始められます。また、ソラコムが運営する「IoT DIYレシピ」(※) のウェブサイトにて、本キットを活用した開発手順書「IoTで漏水を検知」を無料で公開します。
この手順書を活用いただくことにより、お客様自身でメール通知や、PCやタブレットでの表示など、現場に合ったシステム構築をDIY感覚で行うことができます。
さらにUSBカメラや信号灯の追加接続も可能です。
「バッテリレス漏水センサ」は既設の工場やオフィスビルなどへの後付けが可能で大掛かりな工事が不要なため工事に伴うコストや手間が省け、簡便に設置可能です。また、わずかな漏水でも検知が可能でシステムで常時監視することにより早期発見につながり、大事に至る前に対処することが可能となります。さらに、有人による雨漏りや水漏れの定期点検を遠隔で監視することができるため、省人化が可能となります。 なお、キャンペーン終了後もABLICの「バッテリレス漏水センサ」とアットマークテクノの「Armadillo-IoTゲートウェイ A6E」はチップワンストップより購入が可能で、ソラコムの「IoT DIY レシピ」も継続的にご覧いただけます。
※DIYレシピ:具体的な用途を想定して、必要となる機材や具体的な開発手順を解説する無料のIoTシステムの開発手順書です。ユーザーがIoTシステム開発を学び、トライアルから実際のビジネス現場での実践までIoTシステムを活用している実例があります。
【漏水検知IoT開発キットについて】
1.漏水検知IoT開発キット内容
・ABLIC製「バッテリレス漏水センサ」
無線タグ 型番: S-CBTGAAAC
センサリボンI 2.0m 型番: S-CBSSAAAC-002
・アットマークテクノ製「Armadillo-IoTゲートウェイ A6E Cat.1モデル 開発セット」
型番: AG6271-C03D0
2.別途ソラコムと契約が必要なもの
・特定地域向けIoT SIM(plan-D) サイズ:ナノ(データ通信のみ、D-300MB)
・データ収集・蓄積サービス SORACOM Harvest
・ダッシュボード作成・共有サービス SORACOM Lagoon
3.オプションで利用可能なもの
・USBカメラ(UVC対応)
・信号灯(接点:1~2)
4. 漏水検知システム構成イメージ
5.販売について
・販売元: チップワンストップ( https://www.chip1stop.com/ )
・キャンペーン価格: 72,160円(税別:65,600円)
(参考) 通常価格 90,200円(税別:82,000円) 約20%割引となります。
・キャンペーン販売数量:20セット
※キャンペーン終了後もチップワンストップより購入可能
【漏水検知IoT開発キット共同開発企業3社、および、販売担当企業からのエンドースメント】
・株式会社アットマークテクノ
代表取締役社長 實吉 智裕
この度の協業で、IoTゲートウェイ、センサ、クラウドの全てを含む漏水検知システムを、ユーザーが簡単に実現できる環境となりました。Armadilloに搭載されているLinuxベースのコンテナ型OSは、サンプルコンテナを活用してアプリケーションを効率的に開発できることが特長の一つです。今後も、開発が容易であり、長期に安定運用できるデバイスを提供し続けることで、IoT社会の実現を支援してまいります。
・エイブリック株式会社
ビジネス・ディベロップメントユニット ゼネラル マネージャー 和気 宏樹
ABLICのバッテリレス漏水センサは、後施工が簡単でこれまで諦めていた既存施設の水漏れトラブルも検知できるという利便性から、多様な業種のお客様にご活用いただいております。
これまでも現場での導入が容易なパッケージ商品を展開してまいりましたが、今回さらにラインナップを拡充することで、幅広いニーズのお客様に対応したソリューションを展開することができます。 今回4社共同でのこのような商品展開を実現したことに感謝致します。今後もABLIC独自のCLEAN-Boost(R)技術を組み合わせることで、お客様や社会の課題に応えてまいります。
・株式会社ソラコム
執行役員 日本事業責任者 齋藤 洋徳
漏水検知IoT開発キットと手順書をお届けできることを心より嬉しく思います。
ソラコムでは、幅広い専門知識が必要となるIoTシステム構築をサポートするべく、パートナープログラムを展開してきました。ABLIC様とアットマークテクノ様は認定済パートナーで、IoT開発における実績と知見をお持ちです。加えて、SORACOMのIoT通信、サービスとの連携で、実用的に使える漏水検知システムを短期間で開発・導入いただけるキットになりました。
この取り組みが、IoT活用のハードルを下げ、様々な現場で業務改善や生産性向上に貢献することを確信しています。
・株式会社チップワンストップ
プロダクトマーケティング部 部長 野底 勧
チップワンストップは、正規代理店として、アットマークテクノとABLICの製品を豊富に取り揃えており、デバイスを少量から一括かつ短納期で当社の運営する通販サイトで販売しております。
3社共同開発したDIY感覚で簡単に漏水検知システムを構築できる開発キットも同様に当社通販サイトより1個から短納期でお届けすることでエンジニアの皆様の試作開発の支援を行います。また量産時の継続購入をお考えのお客様にはIoTゲートウェイと漏水センサをそれぞれ供給対応いたします。
【アットマークテクノについて】
アットマークテクノは、組み込みプラットフォームのリーディングカンパニーとして、独自ブランド「Armadillo(アルマジロ)」を展開しています。「Armadillo」は2001年に初代機を開発して以来、20年以上にわたり累計70万台を超える省電力CPUボードとIoTゲートウェイ、その関連技術を提供し、データロガーや通信機器、産業機器の操作盤や情報端末など、IoT機器プラットフォームとしてご採用いただいています。 株式会社アットマークテクノ https://www.atmark-techno.com
【ABLICについて】
ABLICは、世界初となるCMOS ICを搭載したクオーツウオッチの実用化を起点に、1968年にCMOS ICの自社開発・製造を開始したアナログ半導体専業メーカーです。これまで長年にわたり培ってきた低消費電流、低電圧動作、超小型パッケージ技術。「Small, Smart, Simple」で表するこれらの技術力は、数々の世界初製品を創出し、環境配慮型製品として注目を集めています。
エイブリック株式会社 https://www.ablic.com/
【ソラコムについて】
IoTプラットフォームSORACOMは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、世界中の20,000超のさまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
株式会社ソラコム https://soracom.com
DIY IoTレシピサイト https://soracom.jp/iot-recipes/
【チップワンストップについて】
チップワンストップは、電子部品・半導体の通販サイト「www.chip1stop.com」を通じ、設計・試作用の少量多品種の電子デバイスを、メーカや電子デバイスの種類の区別なく一括かつ短納期で販売しております。
2023年12月31日現在、約4,000万点以上の部品情報(技術・在庫・価格・納期などの情報)データベースを保有し、約375,000名(約154,000社)の登録WEB会員の方にご利用いただいております。