2023年9月22日 09:30
日本酒Bar にゃごりん(所在地:北海道札幌市、オーナー:小戸田 由香)は、Kindle電子書籍専売の生成AI共作のSF小説「生成聖女」を発売いたしました。
豊川内角と生成AIによる共著「生成聖女」は人類存続の未来を考えた上で生成AIを使って人を減らそうというSF小説です。日本酒Bar にゃごりんのクラフト部門、青猫堂クラフトワークスからのAmazon、Kindleでの発売となります。
「生成聖女」AI+豊川内角著
Amazon、Kindleでの販売
・ASIN: B0CJCJZ8ZP
・URL : https://amzn.to/3PNyjuE
税抜(600円)税込660円
●あらすじ
大学のディベート合宿で人類が70億人に達したのでそれを課題にディベートが行われた。人類はこのまま進んでも存続できるのか?この時点で10億人を減らして人類は生き残るべきなのか?その当時3人はくじ引きで10億人を減らすチームに加えられた。議論は二晩白熱して行われた。それから13年の年月が経ち、人類は80億人に達したその年に大規模言語モデルGritGPTの公開前モニターに刈谷は推薦されてその素晴らしさにハマってしまう。元々北海道の仮想通貨マイニング施設として金持ちが作ったのを会社が購入して電源を切られたまま、上司に嫌われたため閑職にここへ飛ばされた。
しかし、GritGPTの登場で不完全なシステムだが規制の一切掛かっていないGritGPTにディベートの質問をぶつける返ってきた答えは「20億人を減らす」という答えだった。その方法は423通り出力され大きく分けて3パターンが提案された。
刈谷は大学時代の友人に連絡を付けて顔を合わせた。GritGPTの吐き出した答えを見せて議論し合った。3人は3つのパターンを分担して実行していこうと誓った。刈谷は人類の進化を進めるため、低温冬眠、冷凍保存の道を選んだ。ロボット製作をやっていた姫坂はAIが人類を管理するためのAI人格を持つロボットの製作を行う。外国で傭兵の仕事をしていた種田はAIが人類を攻撃した形で人類が生きるモチベーション持ち続けるための殺戮兵器の開発を始める。GritGPTの出したロードマップに従い3人は行動を始めた。
小説より抜粋
種田から紹介された霜塚は早口で話し始めた。
「人間は凄い生き物なんだ。0を1にする思考回路がある。しかし、いまはその思考回路があるヤツは少ない。レオナルド・ダ・ヴィンチや手塚治虫のような人間は出てきていなく、他人のマネをインスパイアとか言って誤魔化し0.5を1にするだけで天才と叫き立てる似非クリエイターたちばかりだ。著作権で俺は守られているとふざけるな。生成AIはというと0.5を集めて0.6から、いいところ0.8を作り出せるのがいいところだろう。人間で言うところの『思いつき』レベルといったところだ。それが限界。どこぞのSFのように飛躍はしない。それどころかAI人格だけでブレーンストーミングさせるといずれループして情報劣化起こして、結果は1.2をピークに劣化していく。ところがここでパレートの法則が成り立つのです。
AI人格が8で人間による秀才プレーヤーが2の割合でメタバース空間でブレーンストーミングさせると1.2の情報が2.0まで飛躍的に思考が超越をする。人間の発想と飛躍は凄いのです。本当に怖いのはスタンドアロンで動くターミネーターのようなAIでも、ネットワークを持つスカイネットのようなAIでもない。人間の悪意と結びついた思考を持つAIだ。AIは良心が無いから怖いのではなく、人間の悪意が持ち込まれるから怖いのだ。現にフロントランナーを走っているGritGPTを見てみろ。自分たちで作った生成AIのテキストを、わざと他社の生成AIに読み込ませてAIをバカにしようとバイアス混乱を起こさせようとしている。それをメディアがまともに捉えていてヒットラー賛美や人類抹殺をAIが考えているとネタにしている。
人間の悪意の方が数倍恐ろしいのだ。人類は85億人をピークに減らすべきだ。俺も計画に混ぜてもらいたい」
■著者略歴
著者である豊川内角はパソコンゲーム会社で22年間パソコン用ゲームのゲーム設計から始まってシナリオライターやプロジューサーを担当する。その後、日本酒Barのネット担当及び広報担当を現在も継続しつつ、2018年に「人工知能はアフリカの夜明け」でAIとベーシックインカムの導入を、3作目として「生成聖女」では大規模言語モデルと共作で人類生き残りのテーマを描いているSF小説を書き上げた。AI+豊川内角としては生成AIのイラスト集「ねこのアトリエ 愛される222匹の猫たち」を1巻~3巻まで出版しており、AI+豊川内角では4作目となる。青猫堂クラフトワークスという部門を担当する。