2023年3月28日 10:00
デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、メッセージ配信サービス「EngagePlus(エンゲージプラス)」*1の本人確認サービスにおいて、「+メッセージ(プラスメッセージ)」*2のマイナンバーカードによる公的個人認証サービス(以下JPKI)*3の機能を活用した本人確認サービス提供を3月から新たに対応したことをお知らせします。
「EngagePlus」の本人確認サービスは「+メッセージ」やSMSで配信した通知から重要情報を閲覧するためのWebサイトに遷移する際の本人確認をスムーズに行うことができるサービスで、トッパンフォームズが提供する本人確認サイトに入力された生年月日などの生活者の本人情報を、企業・団体からお預かりした顧客情報と照合することで本人確認を行うことができます。
「EngagePlus」で配信したメッセージから本人確認サイトへと遷移し、本人確認ができた場合のみ、請求書や利用明細などの重要情報を含むWebサイトを閲覧可能になるため、安心安全なメッセージ配信を実現します。
本サービスがJPKIに対応することより、利用者はパスワードを入力してマイナンバーカードをスマートフォンにかざすことで、重要情報を受け取る事をマイナンバーカードの署名用電子証明書によって同意をした上で本人確認を行います。これにより、利用者の手間の軽減や通知の離脱率改善、開封率向上が見込めます。
【背景】
現在政府はマイナンバーカードを安全・安心で利便性の高いデジタル社会の基盤とし、行政の利便性向上・運用効率化等を実現するために、マイナンバーカードの普及・利活用促進に取り組んでいます。中でもマイナンバーカードを活用したJPKIの利活用は、オンライン手続きにおける簡単かつ正確な本人確認方法の一つとして、行政手続きのみならず、さまざまな民間サービスにおいても拡大しています。
今回本人確認サービスがJPKIに対応することで、企業・団体の負荷を軽減しながら、生活者への通知から本人確認、重要情報の配信、他サービスとの連携までをより安全で利便性が高く、シームレスに実現します。
【今後の展開】
当社は今後も「EngagePlus」の本人確認サービスの利便性向上を目指し、外部サービスやトッパンフォームズのデジタルソリューションとの連携を実施していく予定です。
トッパンフォームズは、「+メッセージ」を安心安全なデジタルチャネルとして利用いただくため、生活者との接点を持つ企業・団体へ「EngagePlus」を提案し、さらなる利用拡大やユースケースの創出を推進していきます。トッパンフォームズは金融機関や自治体を中心に「EngagePlus」を展開し、2024年度中に20社での「EngagePlus」の導入を目指します。
以上
*1 「EngagePlus」は「+メッセージ」やSMSなどのデジタルチャネルでの通知と紙の通知を組み合わせ、顧客コミュニケーションの最適化を支援するハイブリッド配信サービスです。
■「EngagePlus」の詳細についてはこちらをご覧ください。
URL:https://solutions.toppan-f.co.jp/solution/8785/
*2 「+メッセージ」とは、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社の携帯3社が提供する、GSMA(GSM Association、移動体通信事業者で構成される業界団体)で世界的に標準化されているRCS(Rich Communication Services)に準拠したメッセージサービスです。携帯3社すべてのブランドに加えMVNOでも利用することができます。
*3 公的個人認証サービス(JPKI:Japanese Public Key Infrastructure)とは、オンラインで行政手続きなどを行う際に、他人によるなりすまし申請や電子データの改ざんを防止するため、電子証明書を利用して本人確認を行うサービスです。
※「+メッセージ」のJPKI機能は、凸版印刷株式会社が提供する総務大臣認定サービスの「本人確認アプリ」サービスを利用しています。
「本人確認アプリ」の詳細はこちらをご覧ください。
URL:https://solution.toppan.co.jp/secure/service/honninkakunin.html
※「デジタルハイブリッド」「EngagePlus/エンゲージプラス」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。
※「+メッセージ」は、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社の登録商標です。
※記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。