2023年3月16日 11:00
“ラーメンの力で世界をかえる”大阪行列No.1ラーメン店「人類みな麺類」を運営するUNCHI株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:松村 貴大)は、NASAが2040年以降を目指し計画されている有人火星探査計画に基づき、火星での宇宙ラーメン店の出店を目指し、宇宙ラーメン開発事業を開始することをお知らせします。
■宇宙空間への打上げ
2023年1月、宇宙ラーメン開発事業の第1弾として、宇宙生活事業を企画・開発する株式会社エムエスディ(所在地:東京都港区、代表取締役:北島 大器)との業務連携を通じて、Space BD株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:永崎 将利)の仲介の元、 (1)UNCHI株式会社 代表取締役の松村が最初に世に打ち出したラーメンである“らーめん原点”と(2)ラーメン鉢の原材料となる陶土、そして(3)ラーメン店の内装となるオブジェ・プレートを、米国のSpaceX社(Space Exploration Technologies Corp.)が開発したファルコン9ロケット(予定)に搭載し、宇宙空間に打ち上げ、そして地球上に持ち帰ることに関する契約合意をいたしました。
■1970年大阪万博では「月の石」に長蛇の列
当社は、「人類みな麺類」、「くそオヤジ最後のひとふり」、「世界一暇なラーメン屋」等、大阪で行列の絶えないラーメン店を多数運営しており、東京・ニューヨーク出店の先には火星に出店進出をするというビジョンを掲げています。それを本気で実現するための第一歩として、この度エムエスディ社・Space BD社とのコラボレーションを通じ、「人類みな麺類」のラーメン素材(麺・スープ・ネギ・めんま・チャーシュー・ラーメンどんぶり素材)とロゴプレートを2023年度内に宇宙空間に打上げる予定です。
地球帰還後には、宇宙から帰ってきた素材を使ってラーメンどんぶりが制作され、ロゴプレートとともに多くの方に見ていただける機会を計画します。本契約においては2023年度中の打上げを予定しております。宇宙に打上げられ、持ち帰られた陶土はラーメン鉢の原料となり、宇宙に行って帰ってきたラーメン・オブジェ・プレートとともに、1970年大阪万博での「月の石」に倣い、2025年の万博を期に世界中から大阪に訪れるお客様にお披露目する予定です。本プロジェクトは、Space BD社が2021年から主導しているスペースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-として打ち上げます。
■スペースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-について
ISS「きぼう」日本実験棟の中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)に搭載する新たな簡易材料曝露実験ブラケット(ExBAS※画像参照)を活用したプロジェクトで、Space BD社主導で広く参加団体を募り、対象品の選定から打上げ、地上回収までのあらゆるサポートを遂行します。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/348914/LL_img_348914_6.png
ExBAS
▼スペースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-紹介動画
( https://www.youtube.com/watch?v=27rcjyaP7MY )
■ファルコン9ロケットとは
米国のSpaceX社(Space Exploration Technologies Corp.)が開発したファルコン9ロケットは、NASAとの契約に基づき、同社が開発したクルードラゴン宇宙船、ドラゴン補給船の打上げにも使用される民間の商業打上げロケットで、1段ブースターの回収・再利用が可能なところが特徴です。ファルコン9ロケットは、打上げ能力を向上させたり、回収・再利用能力など、機能・性能は年々向上されています。民間企業として世界で初めて、ISSへの結合に成功しました。2012年10月にはドラゴン補給船の実用初号機(SpX-1)の打上げに成功し、ISSへの商業補給フライトを開始しました。
参照: https://humans-in-space.jaxa.jp/iss/launch/falcon-9/
■ラーメン事業のグローバル展開における環境制約と環境適合
UNCHI株式会社はラーメン事業のグローバル展開を通じて、世界の様々な地域の環境制約に直面し、水資源や原材料の調達などが困難なことで、おいしいラーメンを提供することができないという課題に直面してきました。UNCHI株式会社は原材料の試行錯誤と調理工程の抜本的なイノベーションを追求する研究開発を重ねた結果、極限まで原材料を絞り込むことがあらゆる環境下においておいしいラーメンを提供する最も有効な手段であると捉え、UNCHI株式会社独自のラーメン調理・提供技術として「水と醤油」のみを原材料とするスープの開発に成功しました。この開発をきっかけにUNCHI株式会社のグローバル事業はまず世界1000店舗を目標とし、ネパールでは2023年に出店している「人類みな麺類」を10店舗へ拡大する予定です。
また戦火で苦しむウクライナの人々を元気づけるために2022年10月に首都キーウにてラーメンの提供イベントを実施、市民の方々から大変好評を得たこともあり、ウクライナでの店舗開店を準備中です。
■「宇宙でつくるラーメン」とは
宇宙では水の使用が限られており、また原材料の調達・調理器具も限られているなど、地球上以上に困難な環境制限があります。ラーメンのグローバル展開から調理提供技術の抜本的なイノベーションが生まれたように、宇宙における「制限」が、さらなるラーメンの可能性の拡大・新たなラーメンの有り様を生み出す創意工夫の場であると考え、宇宙ラーメン開発事業を始めるきっかけであり、火星での出店を目指すこととなりました。
■ラーメンの力で世界をかえる:SDGs
UNCHI株式会社は大阪万博が開催される2025年までに、「資源」「リサイクル」「飢餓をなくす」という3つのテーマでラーメンの力で世界をかえるためにSDGsを推進しています。その活動の1つとして、「カーボンニュートラルのラーメン」に着手しています。「ラーメン」の持つ力をたくさんの人に知っていただき、「宇宙×ラーメン」に賛同してくださる方々との協力・協働を通じて、1杯のラーメンから宇宙を、世界をかえていきます。ともにラーメンの可能性を宇宙に、協賛者・投資家・スポンサーを広く募集しています。
■Space BD株式会社について
Space BD社は、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社(R)」です。2017 年の創業以来、宇宙への豊富な輸送手段の提供とともに国際宇宙ステーション(ISS)を初めとする宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供しています。技術力に立脚した営業力・事業開発力を礎に、多様なキャリアバックグラウンドを持ったメンバーが、宇宙を活用した官民の事業化支援・事業変革、教育分野などに事業を展開しています。2023年2月現在、衛星取扱い件数 約70件を含め、約300件以上の宇宙空間への輸送実績を重ねています。
https://space-bd.com/
■人類みな麺類について
2012年大阪市西中島に本店をオープンして以来、現在では東京(恵比寿)にも展開しています。大阪の店舗は(2023年3月時点)グルメサイト・食べログにて大阪ラーメン部門1位、ラーメンデータベースにて大阪ラーメン部門1位に君臨。圧力鍋でトロトロにした極厚チャーシューと、超軟水で長時間アク抜きをした極太メンマが乗っていることが特徴で、UNCHI株式会社で最も歴史と行列の長いブランド店舗とされています。
【UNCHI株式会社 代表取締役 松村 貴大のコメント】
皆さん!はじめまして。私は10歳の頃にらーめん屋をする事を夢見て24歳で開業しました。そして10年の月日が流れ、今は「1番最初に火星にらーめん屋を出店する」事を夢見て日々活動中です。周りからは面白い夢ですね、と少し夢物語のよう感覚で受けられることが多いですが、今プロジェクトで実際に宇宙へ私のブランドが行くという事。まさに火星に近づいたこの喜びを大阪・関西万博でお披露目出来れば嬉しいと思っております(大阪・関西万博から出店のオファーは現在ありませんが笑)。皆さんもこの記事をみて、何かワクワクであったり、夢について考えて頂ける時間が生まれたら、今プロジェクトが1番の成功です。UNCHI株式会社のミッション「ラーメンの力で世界をかえる」に今後もご注目ください。
Twitter: https://twitter.com/jinrui_mina_men
YouTube: https://www.youtube.com/@unchi7592
【Space BD株式会社 事業開発 赤井澤 京平のコメント】
当社が推進する宇宙利活用プロジェクトの一環として、「人類みな麺類」と新しくコラボレーションが出来ることを大変嬉しく思います。
本プロジェクトを通じて、松村氏の「ラーメンの力で世界をかえる」というミッションや火星に出店する野望を実現に向けて貢献し、世界中のたくさんの人々を驚かせ、また夢や希望などのワクワクをご提供することで、より宇宙を身近に感じていただけるプロジェクトとなるように尽力してまいります。
【株式会社エムエスディのコメント】
私たちエムエスディは、“新しい事業の開発”を伴走支援するシェルパサービスを展開しております。“新しい事業”とは人々の思いを丁寧に紡ぎあげ、「ラーメン×宇宙」のようなこれまでにない“新たな結合”を成立させることから始まります。この度、人類みな麺類の松村さんと宇宙商社(R)のSpace BDさんが当社のシェルパサービスを通じて新しい事業を実現できたことで2023年から本格的に始まるとされている民間宇宙市場開発元年に新たな民間宇宙事業の第一歩を示すことができました。この新結合を第1歩として、常日頃から志を共にする宇宙事業に関わる皆様と共にさらに新しい結合を連続的に生み出していくことで、これまでにない新しい事業と価値を、世に生み出していきたいと考えております。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/348914/LL_img_348914_5.png
株式会社エムエスディ 取締役 浅野 高光
■株式会社エムエスディについて
エムエスディ社は人間の生活の中に潜む生活課題(ディープインサイト)を捉え、生活課題の解決に寄与するコンシューマーマーケティングと研究開発を行っている企業です。特にB2B企業のB2C事業開発をはじめ、一般消費者向けの事業開発支援を行っています。宇宙分野においては、「あらゆる環境で質の高い生活を」というスローガンの元、宇宙生活の中にあるディープインサイトを通じて、宇宙と地球の生活課題を解決する新しい事業創出支援を行っています。
https://msd1996.jp/
■UNCHI株式会社 会社概要
社名 : UNCHI株式会社
代表 : 代表取締役 松村 貴大
本社所在地 : 〒532-0011 大阪市淀川区西中島1-13-21 永田ビル301
URL : https://www.unchi-co.com/
人類みな麺類創業: 2012年4月12日
資本金 : 123万円
従業員数 : 225名(社員55名,170名) ※2023年3月現在