2023年2月13日 10:00
秋田県北秋田市は、「令和4年度デジタル田園都市国家構想推進交付金」を活用した事業の一環として、世界文化遺産「伊勢堂岱遺跡」における下記3種のデジタルソリューションを、大日本印刷株式会社グループの協力の下で展開する予定です。
実施:2023年4月中旬~
●3D鑑賞システム「みどころビューア(R)」で、希少な土偶を手に取るように鑑賞
3D鑑賞システム「みどころビューア(R)」(イメージ)
伊勢堂岱遺跡の出土品を手に取るように鑑賞できる、これまでにない貴重な体験が可能です。高精細デジタルアーカイブ技術によって質感や細かな文様を高精度に再現した出土品を、自身で操作しながら細部まで自由自在に鑑賞できます。現地で実際に展示されている出土品とあわせてご覧いただくことで、今に息づく縄文ロマンをご堪能いただけます。
●2D鑑賞システム「みどころキューブ(R)」で個性的な出土品同士の関係や特徴を学ぶ
2D鑑賞システム「みどころキューブ(R)」(イメージ)
キューブ型のインタフェースに集められた出土品の画像群は、出土した場所と、地層の深さを軸に構成されており、出土品同士の位置的なつながりや積み重ねられた歴史を視覚で感じられます。キューブの中から気になる出土品を選択すれば、その詳しい解説を閲覧することができます。また、関連キーワードで紐づけられた出土品同士からは、出土品への理解がさらに深まります。
●「360°VR鑑賞システム」で、4つの環状列石(ストーンサークル)をバーチャル散策
360°VR鑑賞システム(イメージ)
画面上で、指で操作して遺跡内を巡れる鑑賞システム。環状列石を積雪から守るために閉鎖される冬の間でも、ご自身のスマホやPCで、伊勢堂岱遺跡のバーチャル散策が可能となります。
また、現地では景観への配慮から説明看板などはありませんが、このシステムでは様々な情報が画面上にスポット表示されるので、見学だけでは得られない特徴などをより深く知ることができます。さらにドローンからの映像により、遺跡全体のスケール感や4つの環状列石が並ぶ珍しい景観も一望できます。
さらに、子どもから大人まで楽しめる、伊勢堂岱遺跡で出土された板状土偶を模したペーパークラフトを新たにラインアップします。縄文人が暮らしの中で作りだした土偶の独創的な造形を、ペーパークラフトを通して体感してください。
※ペーパークラフト:伊勢堂岱縄文館にて販売予定
ペーパークラフト(イメージ)
【プロモーション】
伊勢堂岱遺跡XR化のプロモーションとして、首都圏主要駅におけるデジタルサイネージ広告、合わせてWEB広告、首都圏観光案内所・博物館等へのチラシ配架を、2月13日より一斉に情報発信していきます。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/345244/LL_img_345244_5.png
広告チラシ(イメージ)
【DATA】
伊勢堂岱遺跡は、世界的にも珍しい4つの環状列石(ストーンサークル)を携え、1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と精神文化を今に伝える貴重な遺跡です。世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の中で一番南西に位置しています。併設される伊勢堂岱縄文館では、完全な状態で出土した板状土偶を中心に、様々な珍しい出土品が展示されています。
所在地 : 【伊勢堂岱縄文館】
〒018-3454 北秋田市脇神字小ケ田中田 100-1
TEL : 0186-84-8710
ホームページ : https://www.city.kitaakita.akita.jp/isedotai
開館時間 : 〈伊勢堂岱遺跡〉 午前9時から午後4時30分まで
※環状列石の石の保存のため、11月から4月中旬まで冬季閉鎖
〈伊勢堂岱縄文館〉 午前9時から午後5時まで
休館日 : 毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日と重なった場合はその翌日)
年始年末(12月29日から1月3日まで)
入館料・展示観覧料 : 無料
アクセス : (1) 大館能代空港から車で5分
(2) 伊勢堂岱IC(秋田自動車道)から車で5分
(3) 縄文小ヶ田駅(秋田内陸線)から徒歩で10分
(4) 鷹ノ巣駅(JR奥羽本線)から車で15分
協力 : 大日本印刷株式会社
※「みどころビューア(R)」「みどころキューブ(R)」は、大日本印刷株式会社の登録商標です。