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JAXA宇宙探査イノベーションハブ 第8回研究提案募集に採択される

東海光学株式会社(本社:愛知県岡崎市、代表取締役社長:古澤 宏和)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙探査イノベーションハブが実施した「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・領域拡大に向けたオープンイノベーション」に関する第8回研究提案募集(RFP:Request for Proposal)において、当社共同研究として提案した「ガラスへの透明超硬膜加工技術の開発」が2023年1月5日に採択されましたのでお知らせいたします。

≪研究目的≫
本研究は、2022年にJAXA宇宙探査イノベーションハブが募集した研究課題「透明超硬膜の研究開発」に対する研究テーマとして採択されました。
東海光学株式会社は、屋外環境で使用される照明(道路埋込型照明・道路鋲、空港滑走路の誘導路灯、屋外表示灯)やセンサー用(監視カメラ、人感センサー、太陽電池)の光学部品には、耐キズ性能の他にも、高い耐環境性能、耐薬品性能が求められる事から、過酷な環境下でも使用可能な透明、硬質且つ耐環境性能に優れた『超硬度コーティング』を開発・提供しています。その技術を活かし、宇宙への貢献を目指します。

画像1:
月の本格的な利用想像図


画像2:
月面基地想像図

画像3:
SELENE2 探査ローバ想像図

SELENE2 探査ローバ想像図
画像4:
有人回収機_帰還

この研究では月面探査活動において、光学部品であるガラス等の表面にレゴリス(※1)等の砂礫が衝突、摩耗することで光学特性が劣化する恐れがあるため、材料表面の硬さによってより軟らかい部材に傷が入ることから、光学材料表面を砂礫よりも硬くすることが求められます。
たとえば、月面着陸機が月面着陸する際、スラスタ(※2)噴射によるレゴリス等のまき上げにより、高速で砂塵が衝突することが予想される窓、カメラのレンズ、太陽電池表面、月面上の誘導灯や管制塔等へ適用できる高い表面傷防止能力を持つ窓材の現地生産の可能性が上がります。

※1 月の表面を覆う砂。
※2 小型のロケットエンジン

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/338824/LL_img_338824_5.jpeg
住宅照明
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/338824/LL_img_338824_6.jpg
街灯
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/338824/LL_img_338824_7.jpg
監視カメラ
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/338824/LL_img_338824_8.jpg
太陽光パネル

出展元:C)宇宙航空研究開発機構(JAXA)

≪JAXA宇宙探査イノベーションハブについて≫
JAXA宇宙探査イノベーションハブは、将来的な宇宙探査への応用を目的としつつも、地上での事業化/イノベーション創出の実現性に重点を置く「デュアルユーティライゼイション」を方針として事業を進めています。企業・大学・研究機関からの情報提供(RFI)を基に技術課題(研究テーマ)の設定を行い、研究提案募集(RFP)を実施、審査、採択決定を経て共同研究を進めています。
https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/

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