2022年11月1日 09:30
企業や店舗のDXをサポートしている北海道デジタル・アンド・コンサルティング株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:石堂 修)は、LINEミニアプリを活用して店舗の会員管理/CRMを構築できるシステム「EDWARD(エドワード)」をバージョンアップし、BI/分析機能の提供を開始します。当システムは、多機能POSレジ「スマレジ」とも連携することから、POSレジデータと会員LINE-IDを関連付けて管理することが可能です。当バージョンアップでは、当社のコンサルティングにおいてよく利用される分析手法をパッケージ化しています。これによりシステム利用者は、実践的なBI/分析を簡単に実施することができ、マーケティング活動に活用することができるようになります。
■LINEミニアプリのデータをBI/分析してメッセージングに活用する
LINEミニアプリの会員は、ほとんどの方がLINE公式アカウントを通してメッセージ配信することができるように連携することができます。当システムではLINEミニアプリのデータ分析に基づいて、販売促進策を立案し、購買を促進したい方を絞り込んでメッセージを配信することができます。
■LINEミニアプリにおけるマーケティングKPIとKGIを見える化
LINEミニアプリを活用におけるKPI(重要業績評価指標)のひとつは、「新しい友だちが増えているか」ということになります。一方で、KGI(経営目標達成指標)は、友だちが増えた結果、会員としてリピート購買がされているのかという指標となります。当システムでは、「購入回数3回以上の会員の割合」をKGIとして分析することができます。友だちが増えるだけでは、店舗の業績に寄与しているかは不明確です。友だちも増加し、3回以上購入されている方も増加していくことで全体としてLINEミニアプリが活用されているかを分析することができます。また、このような分析は、最新の状況を分析することは当然重要ですが、それだけでは過去からの推移が把握できないため不十分です。
当システムではこれらのことを考慮し、過去1年間の毎月のKPI/KGI推移をワンクリックで確認できるようにしました。
分析グラフ 会員推移表
棒グラフは友だち増加数を表し、それぞれの月において友だちが増えたかを確認できます。折れ線グラフは、全会員に対する購入回数3回以上の会員の割合です。単に友だちが増えるだけでは購入回数3回以上の会員は増えません。販売促進など成功し購買回数が増えている場合は、折れ線グラフも増加して右肩上がりになっていくことになります。一方でリピート購買がされていない場合は、友だちが増加するにつれて、3回以上の割合は減少することになります。
■ある月の友だち追加した方のみを抽出して分析を行う
前述にKGIとして挙げた「購入回数3回以上の割合」は、LINEミニアプリの効果を全体的な視点で分析する際のKGIとなります。このKGIには、全ての会員データが含まれるため、最近友だち追加した方が多い場合は、KGIは下がります。このため、会員の行動実態を把握するためには、適切な分析とは言えません。このため当分析では「ある月に友だち追加した方」のみを抽出して、その方々が数か月後に何回購入してくれているかを分析できるようにしています。
例えば、こちらの図の場合は、2022年5月に友だち追加された方が、現在までの数か月において、3回購入されてきたことがわかります。しかし、3か月後の時点では、購入回数は2回であり、3回購入には至っていません。このように友だち追加された時点からの経過期間によって購入回数は変動するため、ある時期に友だち追加された方だけを抽出することによって、より実態が反映した分析となります。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/332909/LL_img_332909_5.png
購入回数別構成比
こちらの表とグラフでは、2022年5月に友だち追加された方を購入回数別に表示し、購入回数別の割合で円グラフとして表します。色が濃い部分が増えている場合は、リピート購入が促進されているとして判断できます。
■店頭における会員登録の声掛け状況を分析する
LINEミニアプリによって店舗の会員を増やすためには、店頭のレジにおいて声掛けを行い、会員として取引(会計)を行うことが必要となります。このため、レジにおいて多くの方に声をかけていただき会員となっていただけている場合は、全取引に対する会員との取引が多くなっていくと想定できます。これらの声掛け活動におけるKGIは、「会員取引率」を分析することで確認することができます。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/332909/LL_img_332909_6.png
総取引数と会員取引数
■会員との全体分析から個人分析までブレークダウンする
当システムでは、LINEミニアプリの会員の全体状況を分析することができます。この分析により会員は購入回数別に区分され、それぞれの区分における会員は一覧として表示することができます。また、スマレジと連携している場合は、それぞれの会員がいつ何を購入されたかを掘り下げて確認することができます。購入回数が多い方がどのように購入されているかを知ることによって、マーケティング担当者はより具体的な消費者像を得ることができます。
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/332909/LL_img_332909_7.png
会員の全体分析 購入回数別と平均購入額
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/332909/LL_img_332909_8.png
お得意様の一覧から取引履歴までを掘り下げる
■BI/分析機能の無償提供について
当機能は、LINEミニアプリ連携システム EDWARDを利用している全てのユーザーは無償で利用できるバージョンアップとなります。当システムの利用ユーザーは200ユーザー900店舗となり、これらの店舗では、会員データを分析しながら、LINE公式アカウントも活用してリピート購買を促進できるようになります。
■多機能POS「スマレジ」とは
スマレジは、他のクラウドPOSレジの追随を許さない圧倒的な機能を備えながら、日々進化を続ける多機能POSレジです。レジ待ち行列を効率的に解消する仮販売(前捌き)機能や、バンドル販売、取り置き機能、在庫管理や商品管理、顧客管理などのバックヤード業務、売上データの本格的な分析など、店舗運営に必要な機能が揃っています。さらに、外部システムとの連携、レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器にも幅広く対応しています。これだけ高機能でありながら、誰でも簡単に操作できるように直感的でシンプルなUIを採用しています。
■「LINEミニアプリ」とは
LINEミニアプリは、「LINE」アプリ上で企業の自社サービスを提供可能にするウェブアプリケーションです。
「アプリの追加ダウンロードや煩雑な会員登録不要」等の特長で“快適なサービス体験”をユーザーに提供でき、企業はLINEアカウントに紐づいたユーザーデータを取得*し、自社のサービスの改善や「LINE公式アカウント」「LINE広告」等を通じたマーケティング施策に活用いただけます。
*:LINEアカウントと紐づいたユーザーデータの取得には利用者の許諾が必須となります
詳細は公式サイトをご確認ください。
https://www.linebiz.com/jp/service/line-mini-app/
【システム紹介URL】
・システム全体紹介
https://hokkaido-dc.com/digital/edward/
・BI/分析機能
https://hokkaido-dc.com/knowledge-base/edward_friends_analysis/
【スマレジURL】
https://smaregi.jp/
【スマレジアプリマーケットURL】
https://apps.smaregi.jp/apps/463