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世界初!農林水産省補助プロジェクト、鮮度維持装置を使用して生鮮食品を船便で海外輸送する実証実験を実施

MOVIN株式会社(代表取締役:荒巻 光生、所在地:東京都中央区)は、農林水産省補助プロジェクトにて株式会社スーリヤ(代表取締役:石黒 光一、所在地:東京都千代田区)が特許を保有する鮮度維持装置を使い、生鮮食品を鮮度維持したまま船便で海外輸送する実証実験の統括支援を行います。本事業は農林水産省の令和3年度農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業補助金の交付を受けております。(コロナ禍及びロシアのウクライナ侵攻により時限延長中)
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/yusyutu_kokusai/result_210903_070-1.html

■本実証実験を下記のとおり実施いたします。
出陣式 :10月27日(木)
開催場所 :伏木富山港
輸送食材 :白エビ、バイ貝、ます寿司、とらふぐ刺し、高級明太子、
生椎茸、乾燥椎茸、鶏卵、ハラール肉、青森りんご、柿、
さつまいもなど
輸送国・地域:UAE・シンガポール・香港・EU

画像1:
実証実験輸送予定図

■農林水産物の海外輸送の現状
日本の2020年の就農者数は140万人、そのうち65歳以上が90万人を占めています。畜産や漁業においても同様の傾向があり、従事する人数は減り、高齢化は進んでいます。そして我が国の食料自給率は40%、これは先進国の中で最も低い水準です。そんな中、海外への物流手段は航空機輸送、船舶輸送、鉄道輸送などが考えられます。しかし輸送の手段によってメリットデメリットがあります。例えば航空機輸送はスピードが速く鮮度維持に強みを発揮しますが、物流コストが価格に反映し、現地での価格が高騰します。一方で船舶や鉄道輸送の物流コストは安く、現地での価格の変動は少なくて済みますが、スピードが遅く鮮度維持に難点があります。
現在、アジアへの船便の国際小包(30kgの場合)の輸送料金は、航空便に比べ約45%も安い状態です。もし生鮮食品の分野でも船舶や鉄道輸送で鮮度維持ができれば、物流コストが安くなり、海外での競争力はアップするはずです。

■実証実験の内容
株式会社スーリヤが特許を保有する鮮度維持装置を使い、これまでは冷凍し航空便でしか送れなかった生鮮食品を冷蔵で鮮度を保ったまま、船便で海上輸送する実証実験を行います。当社が株式会社スーリヤとマッチング支援を行った福岡のミシュラン2つ星2期連続獲得店『油山山荘』のご協力の元、様々な日本の生鮮食材を海外の超富裕層にお届けし、コールドチェーン技術を導入したフードバリューチェーン構築を目指します。また、大量輸送できる船便輸送による生鮮食品分野のモーダルシフトを行うことにより、航空便にかかっていた費用を削減し、生鮮食品の競争力を高めます。
さらに本実証実験では、当社の他に株式会社誠善(物流コンテナ支援)、株式会社LOMA(物流データ取得)、油山山荘(食材提供支援)、株式会社TED(富山物流管理、衛生管理)との連携することにより、今後の海外物流に寄与できるデータ(温度、振動など20項目の物流ビックデータ)やノウハウ(食材管理、販路など)を取得します。

画像2:
連携全体図

■鮮度維持装置について
本技術「Inazuma System」の特徴は、「冷蔵保存容器」(特許7092318号)、「高圧トランス」(特許7114103号)を活用した電界による鮮度維持装置を設置する事により、庫内にある一定の電界を創り出し、この電界が水分子同士の結びつきを抑制する事によって「水が凍るはずの0°C(凝固点)以下になっても凍らない」過冷却状態を作りあげることです。これにより、農産品の鮮度を保ったまま運ぶことができる技術です。また、電界を浴びる細胞は、細胞が活性化するために必要なC11H22011(ショ糖)が通常の3~5倍多くなるため鮮度が維持されます。
□関連ホームページ
https://suriya-ltd.com/pdfs/inazuma.pdf
□説明動画
https://www.youtube.com/watch?v=68r62i3zycs

画像3:
Inazuma System について

【会社概要】
会社名: MOVIN株式会社
所在地: 〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目1-17 丹生ビル2階
代表者: 代表取締役 荒巻 光生
設立 : 2020年2月27日
URL : https://movin24.com/

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