プレスリリース提供元:@Press

本コーナーは、「@Press」から提供されたニュースリリースを原文のまま掲載しています。本コーナーに掲載したニュースリリースの内容に関するお問い合わせは「@Press」に直接お願いします。

「Advanced M-FSK」搭載のZETag、日本初の実証実験を実施

株式会社テクサー(本社:東京都多摩市、代表取締役CEO:朱 強、以下 テクサー)および、株式会社ギブテック(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:樋口 荘祐、以下 ギブテック)は、アリオン株式会社(東京都品川区、代表取締役:中山 英明、以下 アリオン)の勝島テストセンターにて、2022年9月29日、株式会社ソシオネクストが開発した次世代ZETA通信規格「Advanced M-FSK」搭載のZETag用LSI「SC1330A」を使用したZETagの実証実験を実施し、従来の2-FSK ZETagに比べ、3倍以上の性能向上を確認できました。

※日本初:当社調べ

画像1:
図1 基地局の設置写真

当実験の目的は、東京都内で「Advanced M-FSK」搭載の新型ZETagの有効性を確認するための実証実験として、アリオン勝島テストセンターの屋上駐車場に基地局を設置し、日本製ZETAセンサーの製造メーカーギブテック、ZETA製品・技術の日本総代理店のテクサーが技術協力して、ZETagの電波がどの程度の範囲に到達するかについて調査を実施することです。

本実験において、通常のZETAの出力半分の10mWで使用している922MHz帯の電波の到達範囲としては、新型ZETagについては従来のZETag製品と比較し3倍以上の3,400mに達し、1秒一回の送信で、300回連続送信でもパケットロス率2%と、遠距離への高い到達性能を確認できました。さらに、従来製品に比べて低消費電力も実現しており、600mAhのボタン電池で約60,000回の通信を行うことができ、1回30分の通信であれば約4年間の電池駆動が可能です。

画像2:
図2 測定機器とマップ


図2 測定機器とマップ

この結果により、新型ZETagでは無線到達範囲が拡大することから、例えば、物流業界において物流資材・資産の所在管理、輸送車の入出庫管理といった業務において、物流資材や車両のトラッキング範囲が広くなるというメリットをもたらします。
中国では、2022年12月までに中国全土に新型ZETagを利用したLTL(Less Than Truckload、小口トラック運輸)の貨物トラッキング用の大規模な物流ネットワークが構築する予定で、貨物の出庫から入庫まで追跡できるネットワークにより、貨物追跡の自動化を実現します。

今回の結果を踏まえて、日本でも資産管理、物流トラッキングへの商業展開を実施する予定です。同じ920MHzを利用した東南アジア展開など国境を超えた大規模物流ネットワーク構築に向けてもアライアンスメンバーと協力して進めていきます。

■株式会社テクサー
代表者 : 代表取締役CEO 朱 強
所在地 : 東京都多摩市鶴牧1-1-14 コージィーコート2F 1
設立 : 2016年10月
事業内容: LPWA向け電子通信機器の販売並びにSaaSサービス提供
会社URL : https://techsor.co.jp/

■株式会社ギブテック
代表者 : 代表取締役 樋口 荘祐
所在地 : 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
設立 : 2020年1月
事業内容: LPWAネットワーク機器の製造・販売
LPWA通信ネットワークの導入・運用支援サービス
会社URL : https://www.giv-tech.co.jp/

■アリオン株式会社
代表者 : 代表取締役 中山 英明
所在地 : 東京都品川区大井一丁目28番1号 住友不動産大井町駅前ビル4階
設立 : 2002年4月
事業内容: 総合的な第三者検証ソリューションの提供
企業や標準団体等の各種ロゴ認証試験
(ZETA, USB, HDMI, Wi-Fi, Bluetooth,LoRaWAN, HDR10+等)
ハードウェア・ソフトウェア製品全般に関する品質保証テスト
および関連情報サービス
製品開発・品質保証に関する検証ツールの開発および販売
会社URL : https://www.allion.co.jp/

※本プレスリリースに記載された商品名称等に関する表示、会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press