2022年10月7日 12:00
株式会社伊藤園(社長:本庄大介、本社:東京都渋谷区)は、第三十三回「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の入賞作品発表会を、2022年10月30日(日)10:30より、オンラインにて開催いたします。
発表会では、応募総数1,946,459句の中から厳正なる審査にて選ばれた、最高位の文部科学大臣賞、金子兜太賞、そして各部門の大賞を最終審査員による選評と共に発表いたします。また、各部門の優秀賞、審査員賞、後援団体賞、都道府県賞、佳作特別賞の全ての入賞者2,000名を賞別、都道府県別、年齢順に発表いたします。なお、発表された入賞者の作品は、「お~いお茶」の商品パッケージに掲載されます。
【第三十三回「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」オンライン入賞作品発表会 概要】
■配信日時:2022年10月30日(日) 10:30~11:30(予定)
※配信終了後、13:00より新俳句大賞ホームページにてアーカイブ配信をご覧いただけます。
■視聴方法: 「第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」ホームページよりご覧いただけます。
https://itoen-shinhaiku.jp/
※事前登録の必要はございません。どなたでもご覧いただけます。
■内容:・開会の挨拶(夏井いつき氏による講評)
・株式会社伊藤園 代表取締役社長 本庄大介 挨拶
・受賞作品が決まるまで(審査の流れ、最終審査会の様子等の紹介)
・入賞作品発表(各大賞作品発表、作意紹介、 最終審査員による選評)
・2,000名の入賞者名、優秀学校賞受賞校・団体応募賞受賞校100校の紹介
<第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞 各賞概要>
■部門
【日本語俳句】
「小学生の部(幼児含む)」、「中学生の部」、「高校生の部」、
「一般の部A(40歳未満)」、「一般の部B(40歳以上)」
【英語俳句】
「英語俳句の部」
【その他】
「新俳句フォトの部」
■賞・賞品(「新俳句フォトの部」以外)
入賞:文部科学大臣賞 日本語俳句より1名様(賞金50万円と副賞)
金子兜太賞 日本語俳句より1名様(賞金20万円と副賞)
大賞 各部門より1名様(賞金20万円と副賞)
その他、佳作特別賞までの合計2,000名様の入賞作品を「お~いお茶」パッケージに掲載
入選:部門問わず佳作の5,000名様に、入賞入選者7,000名様の作品が掲載された作品集『自由語り』を進呈
■賞・賞品(「新俳句フォトの部」)
大賞<新俳句フォト賞より選出>:1名様(賞金20万円と副賞)
【伊藤園お~いお茶新俳句大賞とは】
「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」は、感じたことや思ったことを、季語や定型にこだわることなく、五・七・五のリズムにのせてのびのびと表現していただき、どなたでも自由な発想でご応募いただけるコンテストとして1989年(平成元年)からスタートしました。
33回目の開催となった今回は、英語俳句の部が過去最高の応募数となったのをはじめ、個人応募では「小学生の部(幼児含む)」「中学生の部」「高校生の部」「一般の部B(40歳以上)」「英語俳句の部」が増加したほか、応募団体数も昨年を上回る結果となりました。なお応募総数は1,946,459句に上り、累計応募総数は41,655,734句と4,100万句を突破いたしました。
■審査員(50音順、敬称略)
・日本語俳句:
浅井愼平(写真家)
安西篤(俳人)
いとうせいこう(作家・クリエイター)
金田一秀穂(日本語学者)
黒田杏子(俳人)
宮部みゆき(作家)
村治佳織(ギタリスト)
吉行和子(女優)
夏井いつき(俳人)
・英語俳句:
アーサー・ビナード(詩人)
星野恒彦(俳人)
※「新俳句フォトの部」については浅井愼平氏が審査員を担当
<参考>伊藤園お~いお茶新俳句大賞について
■企画誕生の背景
伊藤園が世界で初めて緑茶の缶飲料化に成功し、発売5年目にあたる1989(平成元)年は、松尾芭蕉の「奥の細道」300周年ということもあり、俳句が静かなブームを呼んでいました。また1987年5月刊行から今年35周年を迎えた俵万智氏の歌集「サラダ記念日」の販売部数が285万部を突破して、カルチャーセンターでもこの頃から俳句、短歌の人気が高まり、伝統的な短詩形文学の世界に新たな関心が寄せられました。しかし、多くの方々は初心者ということもあって作品発表の機会がほとんどなく、発表したいという想いが強まっていました。
そこで日本文化が育んだ緑茶を扱っている伊藤園が、伝統的な日本文化である俳句の一般愛好者に貢献できないか…ということで企画の検討が始まりました。
■企画のコンセプト1
俳句は、独自の細かい約束ごと(季語、定型など)が重んじられます。しかし、この約束ごとを満たさなくても素晴らしい句はたくさんあります。約束ごとにとらわれない表現は初心者が取り組みやすいと同時に、ベテランと同じ土俵で「表現力」を競い合うことが出来ます。
こうして、創作上の制限をできるだけ省き、五・七・五のリズムで自由に表現する「伊藤園お~い お茶新俳句大賞」が誕生しました。従来の俳句の作風にとらわれず、広く新しい視点で審査を行うために、俳句の第一人者に加え、写真、演劇、文学…といった様々な分野の方々に審査をお願いしております。
■企画のコンセプト2
伊藤園の「お~いお茶」は、全国で多くの方々に愛飲されており、そのパッケージは、メディアとしても活用できます。1989(平成元)年に誕生した「お~いお茶」は、いつでもどこでもおいしい緑茶を飲んでいただこうと開発した、伊藤園の日本茶飲料ブランドであり、創作上の制限を設けない「新俳句」は「お~いお茶」にふさわしいものだと考えました。短文表現の発表の場として、自社製品のパッケージを開放することは現代にマッチした新しい文化活動であると考えております。
■新俳句大賞の反響と貢献
第一回は41,373句であった応募作品数は、今大会(第三十三回)では194万6,459句となり、累計応募作品数は41,655,734句と4,100万句を突破しました。新俳句の大きな特徴の一つに、初めて俳句を創作した方からの応募が多いことが挙げられます。同時にベテラン俳人にとっても、新俳句大賞は、「俳句の新しい楽しみ方ができる場」として定着してきたようです。
最近では、俳句を取り上げたテレビ番組が人気になるなど、これまで俳句との接点が少なかった中高生や、若い世代の俳句への関心が高まっているほか、教育現場でも日本文化の継承として俳句創作が定着しつつあります。
さらに、「お~いお茶」は、日本のみならず世界の方々に愛飲されております。新俳句大賞への海外からの応募は累計103カ国に及び、“HAIKU”としても注目されております。世界のティーカンパニーを目指す伊藤園は、海外において日本の伝統飲料・緑茶の発展と、同じく日本の伝統文化である俳句を通して日本文化を守り、広く社会につたえていきたいと考えております。