2022年7月27日 11:00
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、上司と部下の1対1の対話の場である1on1ミーティング(※1)(以下 1on1)における、上司のスキル向上を支援する「COTOHA 1on1 Assistant」(以下 本サービス)の提供を、2022年7月28日より開始します。
本サービスにより、上司と部下の信頼関係構築、部下の定着率向上、ワークエンゲージメントの向上、自律的な成長などに貢献します。
1. 背景
リモートワークやハイブリッドワークなどワークスタイルの多様化により、対面でのコミュニケーション機会が以前よりも減少傾向にある企業が増えています。そこで注目されるのが、オンラインによる1on1です。しかし、上司と部下の関係性を高めることなどに効果を感じる企業が多く、導入が進んでいますが、約50%の企業で上司の1on1スキル不足が課題(※2)となっています。本サービスの提供により、上司の1on1スキル向上を支援することで、これまで以上に効果的な1on1を実現します
2. 本サービスの特長
本サービスは、部下のタイプに応じたコミュニケーション方法に関するアドバイスや、1on1スキルに関するフィードバックなど、上司が1on1を進める上で必要な支援を行い、スキル向上に貢献します。主な特長は以下の通りです。
(1)上司と部下の信頼関係構築や部下の定着率向上などに貢献
本サービスでは、上司・部下が設問に答えることで、それぞれのタイプを診断するコミュニケーションタイプ診断機能(※3)(以下 タイプ診断)を提供します。上司に対して部下のタイプとそれに応じた最適なコミュニケーション方法を本サービスがアドバイスすることで、満足度や信頼度の高い1on1の実現を支援し、上司と部下の信頼関係構築や部下の定着率向上などに貢献します。
なお、タイプ診断は、東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野 客員研究員 臨床心理士・心理学博士の関屋裕希先生監修のもとで作成しています。
< タイプ診断によるアドバイスのイメージ>
(2)部下のワークエンゲージメントの向上や自律的な成長などに貢献
本サービスでは、1on1実施中の上司と部下の発話量を、上司に対してリアルタイムに可視化するしゃべりすぎ防止アラート機能(※4)を提供します。上司の発話量が部下よりも多い場合はアラートを出すことで、部下が話したいことをしっかり話せる1on1の実現を支援します。積極的な発話を促し部下自身が多くの気づきを得ることで、ワークエンゲージメントの向上や自律的な成長などに繋がるよう支援します。
<発話量の可視化とアラートのイメージ>
(3)上司の1on1スキル向上に貢献
日本電信電話株式会社で開発した最新のAI「MediaGnosis(※5)」が、1on1実施中の上司と部下の表情を分析し、フィードバックする機能(※6)を提供します。1on1終了後に、上司の1on1スキル(傾聴・共感・フィードバック・焦点化の4項目)と、部下の状態(信頼感・満足度・モチベーション・自己肯定感の4項目)について、上司にフィードバックすることにより、改善点の把握などを支援し、上司の1on1スキル向上に貢献します。
こちらの機能に関しても、関屋裕希先生監修のもとで作成しています。
< フィードバック機能のイメージ>
(4)コストメリットに優れ手軽に導入可能
本サービスは、コストメリットに優れています。また、ブラウザ(※7)上で提供されるため、アプリケーションのインストールなど導入に伴う面倒な準備が不要です。
3. 提供開始日
2022年7月28日
4. 提供価格
利用するID数と同時接続数に応じ6つのプランを用意しています。
同時接続数(※8)
5. お申込み方法
NTT Com営業担当までお問い合わせください。
6. 今後の展開
効果的な1on1を実施するために、改善すべきスキルをトレーニングする機能を、2022年度中に提供予定です。また1on1の領域にとどまらず、オンラインによる接客や、教育、医療支援など、幅広い領域でのコミュニケーションスキル向上を支援する各種AIサービスの提供を計画しており、社会のコミュニケーションに関する課題の解決に貢献します。
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NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/319427/img_319427_4.png
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/special/docomobusiness/
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/319427/img_319427_6.png
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html
(※1):1on1ミーティングとは、評価や管理のために行う従来の面談とは異なり、部下の成長を促すことを目的として、仕事やキャリア、プライベートの悩み等を共有しながら部下の成長を支援する取り組みです。
(※2):株式会社リクルートマネジメントソリューションズ「1on1ミーティング導入の実態調査」参考
https://www.recruit-ms.co.jp/press/pressrelease/detail/0000000372/
(※3):特許出願中です。
(※4):特許出願中です。
(※5):日本電信電話株式会社が開発した、音声音響・画像映像・自然言語に対するメディア処理を統合的に実行することで、人間に近い情報処理機構を実現した次世代メディア処理AIです。
https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/11/01/211101b.html
(※6):特許出願中です。
(※7):対象のブラウザは、Google Chromeです。
(※8):同時接続数とは、上司と部下のペアを1組とした、同時に1on1を実施できる上限組数です。