2022年7月14日 16:00
株式会社QUICK(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高見 信三、以下 QUICK)はこのほど、フィリップ証券株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永堀 真、以下 フィリップ証券)にエクイティトレーディングプラットフォーム「QUICK Trading Framework」が採用され、本格稼働したことをお知らせいたします。
■サービス導入の背景
国内および海外(非居住者)で法人ビジネスの強化を掲げるフィリップ証券は株式委託取引業務において、セールストレーディング業務の高度化、ミドルバック業務の効率化、最適化が課題になっていました。機能や安定性といったサービスレベルを向上させつつ、そうした課題を解決するため、株式委託取引ソリューションサービスの刷新を決定しました。
■サービス導入の経緯と評価ポイント
QUICKはフィリップ証券との信頼関係を踏まえ、各種の課題解決につながる総合的なソリューションを取りまとめて提案し、導入に結びつけました。きめ細かなカスタマイズによるアルゴリズムやポジション管理等フロント業務の高度化に加え、全ての注文約定データを統合することにより、各種レポーティングやコンプライアンスチェックの強化、各後続システムとのSTP化によるミドルバック業務の効率化を実現するなど総合的なメリットが評価されました。本サービス導入の結果、ハイタッチトレーディング(証券会社のセールストレーダーが電子的に受けた注文を自身の裁量の下に執行する方式)のサポートが可能になる点についても、フィリップ証券の法人ビジネス強化につながると高い評価を受けました。
■エクイティトレーディングプラットフォーム「QUICK Trading Framework」について
証券会社ごとの差別化戦略を支援するSaaS型の株式委託取引ソリューションサービスです。QUICKが持つ信頼性の高いネットワーク、インフラ環境および各種エクイティ関連コンテンツ群に、株式会社QUICKトレーディングテクノロジーズ(旧コウメイパートナーズ)が有する株式執行業務への深い知見とシステム開発力を柔軟に組み合わせることで、トレーディング業務の高度化や合理化、最適化を図るサービスの提供が可能になりました。
※QUICKは2022年3月1日に株式会社コウメイパートナーズの株式を100%取得し、社名を「株式会社QUICKトレーディングテクノロジーズ」、サービス名を「QUICK Trading Framework」と改めました。
■QUICKについて
日本経済新聞社グループの金融情報サービス会社として、世界の証券・金融情報をはじめ、政治・経済情報をリアルタイムで配信。資産運用支援、注文執行業務の支援、情報ネットワーク構築支援サービスなど、証券・金融市場に関連する総合的なソリューションを提供。
https://corporate.quick.co.jp/
■フィリップ証券について
フィリップ証券株式会社はシンガポールに本社を置くフィリップキャピタルグループの日本法人です。同グループは1975年に証券会社として創業以来、アジアにおける総合金融機関としてグローバルに事業を展開してきました。現在、日本、シンガポール、オーストラリア、カンボジア、中国(香港特別行政区含む)、インド、インドネシア、マレーシア、スペイン、タイ、トルコ、英国、UAE、米国、ベトナムの計15カ国で個人やファミリーオフィス、法人・機関投資家の皆様に高品質で革新的なサービスを提供しています。