2022年6月15日 11:00
さくら情報システム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:重定 宏明、以下:さくら情報システム)は、SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下:SBIHD)がグループ会社SBI地方創生サービシーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:福留 大士)を通じて開発を推進する「地域金融機関向けのクラウドベースの勘定系システム『次世代バンキングシステム』」のプロジェクトにおいて、会計システム構築を担うことを報告します。SBIグループと共に地域経済の中心的存在である地方銀行を支え、地方創生の一翼を担ってまいります。
■プロジェクトの中でのさくら情報システムの位置づけ
さくら情報システムは長年にわたり地方銀行とのつながりがあり、SBIグループの地方創生へ向けた「次世代バンキングシステム」プロジェクトの価値に賛同し、同プロジェクトに参画しております。さくら情報システムは金融会計の知識・ノウハウや豊富な会計システム導入実績があり、「次世代バンキングシステム」内の会計領域の構築を担当します。
金融機関における会計システムは一般の企業とは異なり、平均残高の生成や、その開示・当局報告・各種計数管理情報の出力などの機能が必要となります。さくら情報システムはそれら金融機関特有の機能をまとめ、株式会社NTTデータ・ビズインテグラル(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 宏治、以下:NTTデータ・ビズインテグラル)が提供するERP(統合基幹業務システム)パッケージ「Biz∫(R) (ビズインテグラル)」の業界向けソリューションとして「Biz∫金融会計テンプレート」をご提供しています。
「次世代バンキングシステム」の会計機能にこのテンプレートを適用することで、地方銀行が求める機能を、低コスト、高品質で導入することが可能となります。
さくら情報システムはこれまで培ってきた金融機関への会計システム導入ノウハウと「Biz∫金融会計テンプレート」により、「次世代バンキングシステム」プロジェクトの一翼を担い、SBIグループが推進する地方創生戦略の実現をご支援してまいります。
■「次世代バンキングシステム」について
プレスリリースより一部引用 https://www.sbigroup.co.jp/news/2022/0120_12813.html
多くの地域金融機関が抱える従来の重厚長大な基幹システムでは、数年に一度の更改において多額の費用が発生するほか、速やかなシステムの拡張や変更が困難であるなど、様々な課題を抱えています。
こうした背景を踏まえ、SBIグループが中心となり、クラウドベースで運営可能な勘定系を含む「次世代バンキングシステム」の開発を進めています。この「次世代バンキングシステム」は、広く地域金融機関へ導入いただくことを想定したシステムの共通仕様化を目指しており、それにより初期導入費用や運用費用の削減だけでなく導入リスクの低減が可能となります。更には高い拡張性も兼ね備えており、APIを通じてあらゆるシステムに接続可能であるなど、地域金融機関のデジタルトランスフォーメーションと業務改革を実現しつつ、持続的に進化し続けることが可能なシステムを目指しています。
SBIHDの100%子会社であるSBI地銀ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:森田 俊平)は、地方銀行9行に出資し地方銀行の質的転換を出資先銀行とともに進めておりますが、その業務改革の一環として「次世代バンキングシステム」の利用を検討しています。
■「Biz∫」について
「Biz∫」は、NTTデータグループのNTTデータ・ビズインテグラルが提供する大企業向け国産ERPパッケージです。
会計・販売・購買・人事などの基幹業務アプリケーションはもちろん、ワークフロー、マスタデータ管理、他システム連携、統合運用管理といった共通系ラインナップも豊富に擁し、加えて、業務モジュール別・利用ユーザー数別でのライセンス購入が可能なことから、2011年の本格展開以来、1,400社を超えるお客様に採用されています。
近年は、アナログプロセスの効率化・自動化および、デジタルソリューションとの連携を推進することで、ERPをはじめとするバックオフィス領域のデジタル化サポートを進めています。
サービス詳細: https://www.sakura-is.co.jp/solution/ps-000-079.html
■さくら情報システムの「Biz∫金融会計テンプレート」について
「Biz∫金融会計テンプレート」は、さくら情報システムが金融機関への導入実績・ノウハウを基に構築したBiz∫のテンプレートです。テンプレートには金融・保険業の会計業務に沿った標準業務フロー、業務シナリオ、機能テンプレートが含まれます。
金融業・保険業で必須となる平均残高の生成や、その開示・当局報告・各種計数管理に必要な、セグメント別の積数・平均残高の集計やレポート出力が可能になり、業務負荷を軽減できるとともに、会計システム導入負荷、導入費用の低減を実現します。
サービス詳細: https://www.sakura-is.co.jp/solution/ps-000-108.html
■SBI地銀ホールディングスからのエンドースメント
この度、さくら情報システム様に「次世代バンキングシステム」プロジェクトのパートナーの一員としてご参画頂けること、感謝しております。
本プロジェクトは、我々SBIグループが推進する地方創生の実現に向けた戦略において、肝となる取り組みの一つであり、金融機関向けの会計システムの開発・提供に優れた知見と実績を有するさくら情報システム様にご参画頂くことは、プロジェクトの成功ひいては地方創生の実現に向けた大きな一歩となると確信しています。
今後も、さくら情報システム様の参画によって一層厚みを増した本プロジェクトの成功に向け注力しつつ、国家目標である地方創生の実現に向け邁進してまいります。
SBI地銀ホールディングス株式会社 代表取締役 森田 俊平 様
■NTTデータ・ビズインテグラルからのエンドースメント
NTTデータ・ビズインテグラルは、「次世代バンキングシステム」プロジェクトの主要パートナーとしてさくら情報システム様が参画されること、またそのソリューションとして「Biz∫」および「Biz∫金融会計テンプレート」を提供されることを心より歓迎いたします。
さくら情報システム様は、自社へのBiz∫の導入をはじめ、数多くのお客様へBiz∫を通じた高付加価値サービスの提供経験を持たれており、今回の「Biz∫金融会計テンプレート」はこれら豊富なノウハウに基づいてつくりあげられたものとなっています。
本取り組みが、「次世代バンキングシステム」の構築に役立つだけでなく、SBIグループ様が推進する地方銀行の「連合構想」実現に必ずや資するものと確信しています。
当社は、さくら情報システム様の強みをさらに活かせるよう、今後ともお客様のニーズに柔軟に対応できるERPを提供することで、価値あるサービスの提供に努めてまいります。
株式会社NTTデータ・ビズインテグラル 代表取締役社長 田中 宏治 様
■さくら情報システムについて
<会社概要>
商号 : さくら情報システム株式会社(オージス総研・三井住友銀行のグループ企業)
本社 : 東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー
設立 : 1972年11月29日
URL : https://www.sakura-is.co.jp
業務内容:
三井住友銀行およびグループ会社の基幹システムを支え、幅広いお客様にハイレベルなサービスを提供してまいりました。豊かな経験から培ったノウハウ、技術、信頼を基に、会計・人事給与・金融・BPO・セキュリティ・システム運用の強みを軸に、今後もお客様の課題解決をトータルにサポートしていきます。
※ 本リリースに記載されている製品名、会社名は各社の商標または登録商標です。