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トムラソーティング、2022NEW環境展に出展~プラスチック選別からメタル選別まで、幅広いアプリケーションに対応する最新選別ソリューションをご紹介~

世界大手の光学選別機メーカーであるトムラソーティング株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:河口 昌伸、以下 トムラソーティング)は、2022年5月25日(水)~27日(金)に東京ビッグサイトで開催される「2022NEW環境展」(主催:日報ビジネス株式会社)に出展します。国内でも導入が始まった新型AUTOSORT(TM)や、高まるリサイクルアルミニウムの需要に対応するため今月発表した新型X-TRACT(TM)を活用した最新の選別ソリューションをご紹介します。

◆新型AUTOSORT(TM)
新型AUTOSORT(TM)では、主に一般廃棄物に含まれるプラスチック容器包装に使用されているPE/PP/PSといった単一素材の選別を高速かつ高い処理量で実現します。「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が今年4月に施行され、自治体によってはプラスチック容器包装廃棄物とプラスチック使用製品廃棄物の一括収集が進められます。一括して収集した廃棄物を高度なセンサー技術を用いた選別機で選別し、再商品化することによって、これまでは燃えるゴミとして処分されていたものが貴重な資源として生まれ変わることができます。

新型AUTOSORT(TM)は日本で需要が高まっているRPFを製造するための選別工程でも高い生産性を発揮します。RPFの主な材料として使われるプラスチック、紙、繊維を破砕した細かい軽量物を高速で搬送すると、浮き上がってしまい処理することが難しいという課題がありました。また、AUTOSORT SPEEDAIRは二方向のエア循環システムを採用し、プラスチック製フィルムや紙などの軽量素材を高速で移動するベルトコンベア上で安定して搬送させることにより、これまで制限のあった軽量プラスチックでは1時間あたり4tを超える高速処理が可能となり選別効率を最大限高めています。

昨今、プラスチックの資源循環を促進するため、政府が「プラスチック使用製品設計指針」に定める通り、プラスチック製品の設計段階からリサイクルを視野に入れることが求められています。化学メーカーやプラスチック成形メーカーではプラスチック単一素材の回収、再資源化に向けて独自のリサイクルフローを計画しており、トムラソーティングは各事業者のニーズに沿った新型AUTOSORT(TM)のカスタマイズをご提案します。

◆新型X-TRACT(TM)
2050年までに世界のアルミニウム需要が40%増加すると予想される中、業界はアルミニウム二次製品の利用を増やすと同時に、二酸化炭素排出量を改善し、リサイクル率を高める方法を模索しています。X-TRACT(TM)は、15年の金属選別の歴史を持ち、改良された設計と機械知能を組み合わせることで、アルミニウム選別に大きな進歩をもたらします。処理能力を向上させるデュアルプロセシングテクノロジーを搭載し、毎秒3.8mの高速処理で、隣接や重複している素材を瞬時に識別し、高い処理量と高精度の処理を両立させています。

<アルミ vs 重金属>
廃棄自動車を処理する破砕事業者が扱うミックス非鉄金属は、正しい選別によって膨大な有価物とすることができます。破砕工程で発生するゾルバから非鉄単一金属、特に最も比率の高いアルミニウムを回収するために効率的なのが光学式選別で、亜鉛と銅の含有量が約0.1%から0.2%の高品位アルミニウムを製造することが可能です。また、COMBISENSEとの組み合わせにより、ミックス重金属から銅、真鍮、ミックスグレーへの選別も可能です。

<アルミ鍛造 vs アルミ鋳造>
低密度のアルミニウムから重金属の分離は、シンク・フロート(比重)選別でも可能ですが、さらに高品質なアルミニウムを選別するには、光学式選別に勝るものはありません。原子密度の近い銅、真鍮、ステンレス、亜鉛のミックスやミックスアルミは、XRTや色彩選別技術を応用したX-TRACT(TM)を使用することによって、鍛造アルミである高品位アルミニウムと、鋳造アルミであるトゥイッチに選別することが可能となります。危険物も含まれる添加剤の管理や大量の水を必要としコスト高となるシンク・フロート選別と比較して、X-TRACT(TM)は高効率な運用が期待できます。

<マグネシウム合金除去>
自動車業界が求める高い純度のアルミニウムを製造するため、2020年にトムラソーティングはソフトウェアの機能を強化し、マグネシウムの分離を改善しました。ゾルバやトゥイッチからマグネシウムを除去し、ゾルバサイズが5~120mmの高炉用製品を生産できるようになり、CO2排出量の削減に大きく寄与します。トムラの光学式選別は信頼性、堅牢性、コスト効率の高いシステムとして実証されています。

さまざまな業界、業種のお客様の多岐にわたるニーズにお応えすべく、トムラソーティングはソリューションプロバイダーとして、製品とともにリサイクルプロセスを総合的にご提案し、お客様のビジネス競争力を高めます。会期中、トムラブースにてお客様との個別面談を承りますので、事前のご予約をお願いいたします。

ご予約: https://www.tomra.com/ja-jp/sorting/recycling/contact

<出展概要>
場所:東京ビッグサイト 東1ホール B140ブース
期間:2022年5月25日(水)~27日(金)
内容:新型AUTOSORT(TM)(オートソート)をはじめとした製品のご紹介、
ならびに循環型経済促進への当社の取り組みをご紹介

2022NEW環境展公式サイト
https://www.n-expo.jp/index.html

画像1:
2022New環境展_TOMRAブース

【トムラソーティング株式会社について】
トムラソーティング株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:河口 昌伸)は、リサイクル選別装置で世界シェア75%を誇るトムラシステムズASA(本社:ノルウェー・オスロ)の日本法人です。限られた資源のなかでの循環経済の実現にむけて、リサイクルおよび食品業界において、光学選別ソリューションを提供しています。

ウェブサイト: https://www.tomra.com/ja-jp

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