2022年4月15日 10:30
みんなの低FODMAPひろば運営事務局(運営会社:東洋物産株式会社、所在地:大分県大分市、代表取締役社長:帆秋 慎太郎、以下「みんフォド事務局」)は、国内初(※)の低FODMAP総合サイト「みんなの低FODMAPひろば」を4月15日(金)にオープンします。当サイトは、日本人の約7人に1人が該当すると言われるIBS(過敏性腸症候群)の人向けの低FODMAPダイエットに関する情報コミュニティサイトです。コミュニティ機能のほか、IBSやFODMAPの情報配信、専門家による低FODMAPレシピを公開します。
「みんなの低FODMAPひろば」URL: https://low-fodmap.coorum.jp/
■IBSとFODMAPについて
IBS(過敏性腸症候群)とは、大腸に関する様々な症状(腹痛、下痢や便秘など)が数ヶ月にわたって続いたり、くり返し起こったりする病気です。
日本では認知度がまだ低いIBSですが、国内でおよそ1,700万人もの人がIBSの症状(腹痛など)に悩まされていたり、これから悩まされる可能性があると考えられています。FODMAP(フォドマップ)とは、小腸で吸収されにくい糖質のことで、IBSの症状を引き起こすと考えられています。低FODMAPダイエットとは、オーストラリアで開発されたFODMAPの摂取量を控える食事法で、近年IBSに有効と言われています。
■サイトの機能と特徴
「みんフォド」は以下の4つの機能を、無料で提供します。
(1)IBSや低FODMAPダイエットに関する情報発信(医師監修)
(2)高FODMAP/低FODMAPの食品分類一覧の公開(栄養士監修)
(3)低FODMAPレシピの公開(栄養士作成)
(4)会員登録して情報交換などが可能なコミュニティ機能
(※)国内初:当サイトは上記の機能を専門家の監修の元無料で提供する点において「国内初」としています。(「みんフォド事務局」調べ)
特徴としては、事務局代表者が実際にIBS罹患者であるということ、また、レシピ作成者もIBS罹患者であり低FODMAPを世界で初めて提唱したモナッシュ大学低FODMAP専門コースを修了していることです。
この点が、IBSの人の気持ちや立場に寄り添ったサービス作りと、専門的で精度の高い情報発信に繋がっていると考えています。
IBSという病気は、最初はなかなか理解しにくく、周りの人に説明しにくいという側面があるため、周囲の人からの理解やサポートが得られずに困っている人が多くいる可能性があります。
そのため当サイトでは、IBS当事者ではない人にとっても分かりやすいような説明を心がけ、IBSの人がご自身のことを説明する際のツールとしても使用しやすいよう作成しています。また、医療的な内容や栄養学的な内容に触れるページには、専門家が監修し、参考文献を明記した上で公開しています。
■「みんなの低FODMAPひろば」開始の社会的背景
現在の日本では、IBSの診断や低FODMAPダイエットの食事指導を専門で扱える病院は多くはありません。また、インターネット上では個人のアドバイザーなどがSNSなどで活動する事例が見られます。
そういった方の中には、医師や栄養士の資格を持たない方や、低FODMAPに関する正規のトレーニングを修了していない方もいらっしゃいます。こういった状況を見るに、日本のIBS罹患者を取り巻く環境はまだ十分な整備や線引きがされていないと考えれらます。
■運営事務局代表のコメント ~サービス開始のきっかけと込めた想い~
みんなの低FODMAPひろば運営事務局代表 帆秋 慎太郎
東洋物産株式会社 代表取締役社長、丸寿産業株式会社 代表取締役社長
私は鶏卵卸会社の3代目社長です。承継した会社の新規事業として自社の卵を使ったスイーツの開発していたとき、小麦粉を大量に摂取する生活が続いていました。その生活は、私の元々持っていたIBSの症状を加速させ、体調を崩すことになりました。さらに、自分の家族(妻、子ども2名)も全員IBSの症状を持っており、IBSにまつわる様々な問題に日常的に直面し続けています。日本では低FODMAPダイエットに関する正確な情報やレシピ、サービスや商品が欧米に比べ圧倒的に不足していることを身をもって知りました。そういった経験から、子どもたちの将来のためにも、日本に低FODMAPダイエットをもっと普及させ、IBSの人が暮らしやすい社会にしたい!!と考えるようになりました。
そして新規事業の方針を転換させ、低FODMAPに関するサービスを展開するに至りました。
この取り組みにより、欧米では注目を浴びている低FODMAPダイエットが、日本でもっと広がり、IBSの症状に悩む人たちの暮らしがよくなるよう尽力し続けます。
■運営メンバー
●梅田 真衣さん 低FODMAPアドバイザー
オーストラリアの大学で栄養学を学び、モナッシュ大学の低FODMAPコースを修了、大手食品メーカーで勤務した後に独立。IBS罹患者で、日頃から低FODMAPを実践しています。
●宮崎 拓郎先生 米国登録栄養士
大手製薬会社で勤務した後に渡米し、公衆衛生学の修士号や栄養士の資格を取得。低FODMAPダイエットの臨床試験や出版物への執筆にも携わっています。国の指定難病であるIBD患者さん向けのサービス「Gコミュニティ」を展開する株式会社グッテの代表取締役でもあります。
●塩田 純也先生 長崎大学病院助教
医学部卒業後、大分県立病院、長崎大学病院を経た後にアメリカミシガン大学に留学し基礎研究に従事されました。帰国後は炎症性腸疾患を専門分野とし、長崎大学病院にて勤務。隣接領域であるIBSへの知見も深く医療の現場に根ざした視点で「みんフォド」をサポートしています。
■今後の展開
年内に無料レシピを100点掲載することを予定しています。
また、姉妹サイト「みんなの低FODMAPストア ロフォマ+」(仮称)を準備中です。このサイトで低FODMAP仕様のオリジナル製品や、海外製品などの取り扱いを視野に入れており、現在商品の開発などを進めています。目下は運営会社、東洋物産の卵を使った低FODMAP仕様のクッキーをリリース予定です。
■サイト概要
名称 : みんなの低FODMAPひろば
オープン日: 2022年4月15日(金)
利用料 : 無料
URL : https://low-fodmap.coorum.jp/
事務局 : みんなの低FODMAPひろば運営
■「みんなの低FODMAPひろば」運営会社概要
会社名 : 東洋物産株式会社
所在地 : 大分県大分市金池町5-8-12 東洋ビル2階
代表者 : 代表取締役社長 帆秋 慎太郎(ほあき・しんたろう)
設立 : 1947年2月1日
資本金 : 1,500万円
事業内容: 養豚・養鶏飼料、鶏卵、鶏卵加工品、畜産資材等の販売/
低FODMAPに特化したサービスの運営と商品の販売/不動産賃貸業
URL : https://www.toyotamago.jp/