2022年3月24日 12:15
古川電気工業のグループ会社である株式会社トリニティエナジー(所在地:宮城県仙台市、代表取締役:茂泉 勝弘)は、当社が扱う“新型コロナワクチンフリーザー用蓄電システム”が、令和4年3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震においても停電時に稼働、緊急時における停電対策に効果的だと判明しましたことをお知らせいたします。
株式会社トリニティエナジーは、産業用鉛蓄電池メーカーとして世界No.1シェアを持つアメリカ上場会社の『エナーシス社』と昨年新型コロナワクチン用ディープフリーザーの停電対策のための非常用蓄電システムを共同開発し、すでに北海道、宮城県、山形県、神奈川県、山梨県、大阪府、兵庫県、沖縄県などの自治体や東京、名古屋、静岡などの民間の職域接種会場など55カ所に納入しております。昨年末から第3回目のワクチン接種も始まり3月に入ってからも5カ所に納入しました。
今回の福島宮城県沖地震ではオプションにはなりますがご採用頂いたクラウドモニターシステムによって蓄電池による復電、の一連の動作ログがリアルタイムで現場担当者にも送達され、重要なワクチンの保全に大変効果的であることが実証されました。また職域接種会場向けにはポータブルタイプのAX-920も50台以上納入されております。
●非常用蓄電システムの特長。
国内の携帯基地局用非常用電源として12年間、60万個の実績のあるEnerSys製純鉛VRLA電池を使用しており、リチウム電池のような発火・発煙事故の可能性がありません。搭載蓄電池容量は、4.4Kwh(SYMBAC3648A-1)と8.8Kwh(SYMBAC3648A-2)の2タイプ、それぞれ、コロナワクチン用フリーザーの平均負荷電力が200Wと仮定すると、約22時間と約44時間の停電バックアップが可能となります。SYMBAC3648A-1の規格、標準価格は、W300×D790×H805mm/重量180Kg/標準価格165万(税込、送料別)、SYMBACK3648A-2はW350×D790×H825mm/重量310Kg/標準価格220万(税込、送料別)となります。これらのシステム1台に対してファイザー製ワクチン用ディープフリーザー1台、モデルナ製ワクチン用ディープフリーザーであれば2台まで接続が可能です。
その他の特長としては、入力電源は商用だけでなく太陽光やポータブル非常用発電機を接続して停電が長く続いた場合でも、新型ワクチンフリーザー以外にも複合機やパソコン、冷蔵庫など単相100ボルトのあらゆる負荷のバックアップ電源として利用可能です。
●会社概要
社名 : 株式会社トリニティエナジー
代表者: 代表取締役 茂泉 勝弘
所在地: 宮城県仙台市青葉区二日町6-23 第2シャンボール5F
URL : https://trinity-energy.jp