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ETASがソフトウェアデファインドビークル(SDV)のソリューションプロバイダーに

シュトゥットガルト(ドイツ)、2022年1月4日 - ETASは、安全でセキュアな車載組み込みシステム開発のためのソフトウェア/サービスを一元化し、ソフトウェアデファインドビークルの総合ソリューションプロバイダーを目指して組織の再構築を進めています。

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ソフトウェアデファインドビークル(SDV)


ソフトウェアデファインドビークル(SDV)

2021年12月上旬、ロバート・ボッシュ GmbHの100%子会社であるETAS GmbHは、ボッシュが汎用車載ソフトウェアの開発をETASに統合したことを発表しました。その目的は、アプリケーションに依存しない車載用およびクラウド用ソフトウェアを提供するプロバイダーとしての地位を確立することです。この統合は2022年半ばから開始され、ボッシュとETASの各開発分野で働く約2,300名もの社員がETASに集結します。車載用ベーシックソフトウェア、ミドルウェア、クラウドサービス、開発ツールなどの開発と販売は、今後はETASブランドの下で行われます。

ETAS GmbH取締役会会長のクリストフ・ハルトゥングは、「ソフトウェアデファインドビークルの実現には、スピード、スケール、セキュリティ、パートナーとの連携が極めて重要な要因になります」とし、「ETASの新しいビジネスモデルを通じてこれらの需要に応え、一元的なソリューションを提供することで複雑なソフトウェアの開発を可能にします。これにより、アプリケーションに依存しない車載用ソフトウェアのリーディングプロバイダーを目指します」と述べています。

ソフトウェアデファインドビークルの開発はまだ初期段階ですが、専門家の予測では車載用ソフトウェアの市場は今後数年間で数十億ドルの規模になると見込まれています。ボッシュの組織再編により、ETASはソフトウェアデファインドビークルの実現に向けた最適なパートナーとしての歩みを進めていきます。

■セキュリティ専門企業であるESCRYPT GmbHをETAS GmbHが統合
ETASはまた、ETASの元子会社であるESCRYPTの包括的なサイバーセキュリティソリューションをESCRYPTブランドとしてETAS GmbHが直接提供することを発表しました。ESCRYPTブランドは、セキュリティ脅威の防止や検出から対応に至るまで、さまざまなセキュリティプロセス向けのソリューションを世界規模で展開しています。

ハルトゥングは、「この2社の合併によって、より堅牢かつ総合的なリソースや専門知識をグローバルに提供し、自動車産業のデジタルトランスフォーメーションをしっかりとサポートできるようになります」とし、「ESCRYPTのセキュリティソリューションと当社の実績あるミドルウェア技術を統合することでポートフォリオを最適化し、最高レベルのソリューションが実現します」と述べています。

■ETASについて
1994年に設立されたETAS GmbHは、ボッシュ・グループの完全子会社であり、欧州、北米、南米、アジアに海外営業拠点を展開しています。ETASは、車載用ベーシックソフトウェア、ミドルウェア、およびソフトウェアデファインドビークル向けの開発ツールといった多彩なポートフォリオを提供し、自動車メーカーやサプライヤーの開発・運用の効率向上を支援しています。当社はまた、ESCRYPTのブランドを通じて、自動車分野に特化した包括的なサイバーセキュリティソリューションを提供しています。
詳細については、www.etas.comを参照してください。

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