2022年1月24日 10:30
特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会は、2022年1月23日(日)に「日本情報オリンピック 第2回女性部門(JOIG 2021/2022)」本選をオンラインで実施しました。その結果、金・銀・銅賞を含む成績優秀者10名を決定しました。
「日本情報オリンピック女性部門(JOIG = Japanese Olympiad in Informatics for Girls)」は、情報科学に取り組む女子中高生の奨励を目的としたプログラミングコンテストです。第2回JOIG本選(ステップ2)は、ステップ1(第21回日本情報オリンピック一次予選と共通)において基準点をクリアした89名が参加して行われ、以下、10名の成績優秀者を決定しました。
【日本情報オリンピック 第2回女性部門 本選 成績優秀者】
金賞 :大野 栞(オオノ シオリ) 筑波大学附属高等学校 高2
銀賞 :山下 結菜(ヤマシタ ユウナ) 東京都立小石川中等教育学校 中等4
銅賞 :藤居 星(フジイ アカリ) 札幌市立あいの里東中学校 中3
優秀賞:飯島 亜海(イイジマ アミ) 桜蔭高等学校 高1
礒津 恵茉(イソヅ エマ) 渋谷教育学園幕張中学校 中2
小田 華子(オダ ハナコ) 桜蔭高等学校 高1
櫻井 美里(サクライ ミサト) 東京都立日比谷高等学校 高2
辻本 穂波(ツジモト ホナミ) 帝塚山中学校 中3
萩原 千晴(ハギワラ チハル) 桜蔭高等学校 高2
ヘファナン 色葉(ヘファナン イロハ) Heart Lake Secondary School 高2
以上10名。同賞内での並びは氏名の五十音順。学年は2022年1月現在
この10名は、3月に行われる「JOIG春季トレーニング合宿」への進出者とします。合宿では、本年10月開催予定の「第2回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2022)トルコ大会」の日本代表選手4名を選抜します。
【日本情報オリンピック女性部門(JOIG)とは】
特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会は、中高生を対象とした日本一の競技プログラマーを決める大会「日本情報オリンピック(以下JOI = Japanese Olympiad in Informatics)」を主催しています。JOIへの女性参加者は年々増えてはいるものの、まだ少ないのが現状です。そこで、情報科学に取り組む女子中高生を奨励するために2021年から「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」を開催しています。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。JOIGには、高等学校2年以下の女性が参加できます。
なお、「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」は、「ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI)」に派遣する日本代表選手選考会を兼ねています。
「日本情報オリンピック 第1回女性部門」では、競技1回の形態をとっていましたが、第2回からは、より厳密性と公平性を期すために、次の3ステップ制を導入しました。
<ステップ1 (JOI一次予選と共通)>
3回の競技をオンラインで実施し、そのいずれかで基準点をクリアすれば、次のステップに進出します。
<ステップ2 (JOIG本選)>
オンラインでの競技の成績に基づき、金・銀・銅賞を含む成績優秀者が表彰されます。成績優秀者には、次のステップへの参加資格が与えられます。
<ステップ3 (JOIG春季トレーニング合宿)>
4日間にわたる競技と解説の反復により、能力のレベルアップを図るとともに、「ヨーロッパ女子情報オリンピック」に派遣する日本代表選手を選抜します。
【日本情報オリンピック 第2回女性部門(JOIG 2021/2022)日程】
ステップ1(JOI一次予選と共通)
第1回:2021年9月18日(土) 14:00~15:20
第2回:2021年10月17日(日) 14:00~15:20
第3回:2021年11月20日(土) 14:00~15:20
ステップ2(JOIG本選)
2022年1月23日(日) 13:00~17:00
ステップ3(JOIG春季トレーニング合宿)
2022年3月20日(日)~3月23日(水)
JOIG 2021/2022 ウェブサイト: https://www.ioi-jp.org/joig/2021/