2021年10月11日 15:00
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、「Smart Data Platform」(※1)(以下SDPF)のメニューとして、データ分析を行うAIモデル(※2)がノンコーディングで直観的に作成可能な「Node-AI(ノードエーアイ)」(以下 本メニュー)を2021年10月11日より提供開始します。本メニューの提供により、AIの導入をこれまで以上に容易にすることで、製造業を中心としたさまざまな分野における課題解決に貢献します。
1. 背景
昨今、製造業におけるプラント運転やサービス業におけるコールセンター運営など、幅広い分野でAIの活用ニーズが高まっています。しかし、AIの活用に必要となるAIモデルの作成には高度なプログラミングや専門的な知見が必要となり、導入の障壁となってきました。本メニューにより、あらゆる企業が簡単かつ効率的にAIモデルを作成し、データ分析により業務上の課題を解決することに支援します。
2. 本メニューの特長
(1)ノンコーディングでAIモデルの作成が可能
本メニューの利用者は、データ分析を行う際にAIモデルが実行するデータの分割や正規化(※3)など処理ごとにコンポーネント化された「カード」をドラッグアンドドロップし、処理をする順番に繋ぎ合わせるだけで、直感的にAIモデルの作成が可能であり、従来、不可欠とされてきた高度なプログラミング知識は不要です。
<カードによるAIモデルの作成イメージ>
(2)関係者間のコミュニケーションを容易にすることでプロジェクト全体の効率化を実現
本メニューは、コメントの書き込みなどが行えるコラボレーション機能を有しています。これまでの主な手段であった対面ミーティングに限らないコミュニケーションが可能であるため、現場担当者のフィードバックをもらうことや、関係者間で意見交換することが容易になり、プロジェクト全体の効率化を実現します。
<コラボレーション機能のイメージ>
(3)AIモデルの動作に必要となるプログラムの準備が不要
作成したAIモデルを動作させるために必要なライブラリ(※4)を予め用意しています。そのためお客さまがライブラリに相当する複数のプログラムを準備する必要がなく、手間なく動作させることが可能です。
(4)作成したAIモデルの信頼性を検証可能
本メニューではNTT Comの特許技術である「アトリビューションマップ作成技術」(※5)を活用し、AIモデルが出した分析結果の根拠の可視化を実現しています。そのため現場担当者の知見と根拠を比較することにより、AIモデルの信頼性を検証することができます。
<可視化のイメージ>
(5)オプション利用により、技術的な知識や経験に関わらず安心して本メニューが利用可能
本メニューの利用をサポートするオプションがご利用いただけます。技術的な知識や経験に関わらず安心して本メニューを利用することが可能です。
・ハンズオン&技術サポート
ハンズオン形式による本メニューの使い方レクチャーおよび技術サポートを行うオプション
・運用サポートオプション
本メニューに対して24時間365日でお客さまからの問い合わせ対応などを行うオプション
3.提供開始日
2021年10月11日
4. お申込み方法および提供料金
NTT Com営業担当までお問い合わせください。
5.今後の展開
本メニューを活用したAIモデル作成のさらなる効率化に向けて、コラボレーション機能の拡充や新規機能の開発などを継続的に行う予定です。
6. 出展情報
2021年10月20日~22日に開催する「NTT Communications Digital Forum 2021」にて、本メニューを紹介予定です。ログイン後の画面にて展示ゾーン「Smart Factory」をご覧ください。
会期:2021年10月20日(水)、21日(木)、22日(金)9:30~18:00
(※)講演・セミナーおよび展示は24時間いつでもご覧いただけます。
(※)社員とのインタラクティブなコミュニケーションは上記時間帯で可能です。
(※)以下の日程でナイトセッション(LIVE)を開催します。詳しくは講演一覧を参照ください。
講演一覧 https://www.ntt.com/business/go-event/session.html#live
10月20日(水)18:00~19:55、10月21日(木)19:00~20:00
参加費用:無料
参加方法:事前登録が必要です。公式Webサイトよりお申し込みください。
公式Webサイト https://www.ntt.com/business/go-event.html
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(TM)」にもとづき、生活者・ビジネス・社会を、安心・安全かつ柔軟に「新たな価値でつなぎなおす」ICTサービス・ソリューションを提供し、ニューノーマルの世界におけるサステナブルな未来の実現に貢献していきます。
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html
(※1):「Smart Data Platform」は、データ利活用に必要な収集・蓄積・管理分析におけるすべての機能を、ICTインフラも含めてワンストップで提供し、データ利活用によるDX実現を加速させるプラットフォームです。詳しくは下記Webサイトをご覧ください。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/279849/img_279849_5.png
https://www.ntt.com/business/sdpf/
(※2):AIモデルとは、何らかの入力に対して結果を出力するロジックが定められたプログラムのことです。
(※3):正規化とは、特定のルールにもとづいてデータを加工することです。
(※4):ライブラリとは、汎用性の高い複数のプログラムを纏めたファイルのことです。
(※5):「アトリビューションマップ作成技術」とは、分析結果に与える各入力の影響を可視化することができるNTT Comが特許を出願している技術です。
■関連リンク
・AIによる蓄電池システムの故障予兆検知技術の開発に成功
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2020/1225.html
・化学プラントにおいて運転員のオペレーションを非常に高い精度で模倣するAIを開発
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2020/1216.html
・AIにより手動オペレーションが不可欠な運転を支援する「AIプラント運転支援ソリューション」を化学プラントに導入し実証実験に成功
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2021/1007.html