やじうまPC Watch
夜中に自動スリープ復帰するWindows 10、原因と解決法続報
~Homeでも自動更新によるスリープ復帰をオフにできる
(2015/9/1 12:25)
昨日、WindowsのPCが夜中に勝手にスリープから復帰する問題の対策をお伝えしたが、新たに判明した追加情報、および読者から頂いた対策をお届けする。
自動メンテナンスによる復帰
Windows 8以降、自動メンテナンス機能が追加されており、ソフトウェアの更新やセキュリティスキャン、システム診断などのタスクが実施される。コントロールパネル→セキュリティとメンテナンスを開き、メンテナンスの項目を開くと、「メンテナンス設定の変更」がある。そこをクリックすると自動メンテナンスの設定が行なえる。
筆者のデスクトップPCの環境では、夜中2時に実施するようになっており、なおかつ「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」にチェックが入っていた。これの時間を変更するか、チェックを解除することで対処する。
なおノートPCの場合、デフォルトではこのチェックが外れており、バッテリを消耗しない配慮がされているようである。またいわゆるInstandGo(=Connected Standby、またはModern Standby)対応機器の場合、このチェック自体がグレイアウトされており、選択できない。
電源プランの設定でタイマーによるスリープの復帰を拒否する
続いては読者から頂いた対策方法。原因ではないが、スケジュールされたタスクによる自動スリープ復帰の対策は別にあるようだ。コントロールパネルの電源オプションの設定で、現在有効になっている電源プランの「プランの設定の変更」をクリック。その中の「詳細な電源設定の変更」をクリックすると、詳細プロパティが表示される。
項目一覧の中に「スリープ」があるのでそれを開くと、「スリープ解除タイマーの許可」を有効にするか無効にするか選べる。タイマーによってスリープ復帰を回避したい場合は無効にすれば良い。
なおノートPCの場合、AC電源利用時とバッテリ利用時は個別に設定可能。一方InstandGo対応機器の場合、この設定項目自体が用意されておらず、変更できない。
上記の方法はWindows 10のHomeエディションでも実行できるので、前回に紹介した対策も合わせて行なうことで、PCが勝手にスリープから解除されることを回避できるだろう。ただし、この設定もPC Watchが全ての環境において検証しているわけではないので、自己責任の下試していただきたい。