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Neuralink脳神経直結チップ手術の被験者、CS2をプレイできるまでに回復

 イーロン・マスク氏が率いる脳神経直結チップ「Link」の開発を行なうNeuralinkは21日(米国時間)、臨床試験「PRIME」の2番目の被験者であるアレックス氏の手術後の経過を報告。アレック氏はバロー神経学研究所で手術を終えたあと翌日に退院し回復も順調、そしてFPSゲーム「Counter-Strike 2」(CS2)をプレイするまでに至ったという。

 アレックス氏はモノづくりのエンジニアで自動車整備士として働いていたが、脊髄損傷により手が動かなくなり、手術を受けるまで「Quadstick」と呼ばれる息と口で操作するジョイスティックを使ってゲームを楽しんでいた。このジョイスティックは1つしかないため、移動するか照準を合わせるかのどちらか片方の操作しか行なえなかった。

 手術後、LinkとQuadstickを組み合わせて使うことで移動と照準を同時に行なえるようになったため、より直感的なゲームプレイが実現し、CS2のプレイが可能になったという。

 また同氏はLinkを使用して、CADソフトウェアの「Fusion 360」を試用し、Neuralink充電用のカスタムマウントを設計した。