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CPUで肉を焼く「CPU-Chef」爆誕。負荷で火力調節して料理名人を目指せ

 「CPUの熱で肉を焼く」というのは自作PCユーザーであれば誰もが一度は夢見るものだろう。そこそこ発熱をするし、ヒートスプレッダを鉄板に見立てることができるから、CPUで焼き肉をやってみたいという衝動に駆られるのは仕方ない。

 ただ、実際にCPUで肉を焼くかと言われたら、わざわざやるほどのものではないだろう。ならばまずゲームでCPUによる焼き肉体験をするのも悪くない。このたび、むき出しのCPUで焼き肉(というよりステーキ)を作るゲーム「CPU-Chef」が公開された。ダウンロードサイズは43MBだ。

 ゲームの内容は簡単で、客からの注文を受けたら、「AWD Super 100 Pro Max」のCPU上に肉を置いて、時間内に指定した焼き加減に仕上げて提供するだけ。このゲームにおいては「火力」の調整がキモとなっており、デスクトップ上のアプリを起動してCPU負荷を加減してCPU温度を適切に保つ必要がある。

 たとえば低負荷のアプリだとウェルダン(よく焼く)完成までに時間がかかって提供できなくなってしまう。逆に高負荷アプリだとあっという間にレアを通り越してしまう。また、アプリを起動しっぱなしにしておくと、CPU温度が上限に達してブルースクリーンとなり、再起動まで時間がかかり料理を提供できなくなってしまう。CPU温度とにらめっこしながら料理をする、というわけだ。

 CPUで肉を焼くのは楽しいが、実際のCPUは温度保護機構により、表面温度が思ったほど高くならず完成までに時間がかかるだろう。また、当然保証外行為であり、溢れ出た油や肉汁によって故障、最悪の場合感電、発火に至るかもしれないので、やりたい気持ちをぐっとこらえて、このゲームをプレイしてほしい。