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プレス機を使った新iPad ProのPR映像に対する批判を受けてAppleが謝罪
2024年5月10日 13:18
Appleが7日に発表した新「iPad Pro」のプロモーション映像に対する批判を受けて、同社は広告業界メディアAd Ageに声明を送付した。
声明はAppleのマーケティング・コミュニケーション担当副社長のTor Myhren氏の言葉として、謝罪文の形で掲載されている。下記は声明の内容。
「Creativity is in our DNA at Apple, and it’s incredibly important to us to design products that empower creatives all over the world」(創造性はAppleのDNAに刻まれており、世界中のクリエイターに力を与える製品をつくることは、私たちにとって非常に重要なことです)
「Our goal is to always celebrate the myriad of ways users express themselves and bring their ideas to life through iPad. We missed the mark with this video, and we’re sorry.」(私たちの目標は常に、iPadを通じてユーザーがアイデアをさまざまな方法で自己表現するのを称賛することです。しかし私たちはこの動画で的外れなことをしてしまいました。お詫び申し上げます)
今回批判を浴びたプロモーション映像「Crush!」は、Tim Cook氏のSNSアカウントのほかYouTubeで公開された。映像の内容は、楽器や画材、ゲーム機、モニター、カメラ、ゲームキャラクターなどがプレス機で破壊され、見えなくなった後、ゆっくりと機械が元の場所に戻り、潰されたものがあった場所には新iPad Proだけが残るというもの。
"あらゆるクリエイティブやエンタメを薄型の筐体に凝縮した"ことを表現している意図は伝わるものの、物は破壊されてしまっているので、映像の内容そのものに対しては「酷い」、「悪趣味」、「リスペクトがない」などの批判が集まっていた。
なおAd Ageによれば、この映像をTV CMとして放映する計画は中止されたという。