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日本の島の数は1万4,125島。国土地理院が計数結果を公表

都道府県別の計測結果。()内はそのうち、2府県にまたがる島の数

 国土地理院は、2022年1月時点の電子国土基本図に基づいて日本の島の総数を計数し、結果を公表した。これによると、日本の島の数は1万4,125島となった。都道府県別の結果もあわせて公表している。

 島の定義は「海洋法に関する国際連合条約」第121条に基づいて定められるが、島の計数方法には国際的な取り決めがない。そのため、法令等に基づく島と、電子国土基本図に描画されたすべての陸地のうち、周囲長0.1km以上の海岸線で囲われた土地で、かつ同院が保有する資料から自然に形成されたと判断できる陸地を対象として、計数を行なった。ただし、湖沼等の内水面にある陸地は対象外となっている。

自然に形成された陸地と判断した例(長崎空港)。左は現在、右は1963年
自然に形成された陸地ではないと判断した例(八景島)。左は現在、右は1971年

 これまで、日本の島の数は海上保安庁が1987年に公表した6,852島が広く用いられており、今回の結果とは大きく異なる。同院では、測量技術の進歩でより細かな情報が得られるようになったことで、周囲長0.1km以上の陸地として数えられる島の数が変化したことが要因だとしている。

地図表現の詳細例。上は更新前(1983年)、下は更新後