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Stable Diffusionで世界が描かれ、GPT-3で自然な会話ができるRPG

 テキストやパラメータを入力するだけでイラストが描けるAI「Stable Diffusion」を使い生成されたRPG「Tales Of Syn」が現在開発中だ。

 Tales Of SynはほとんどAIによって構築されているのが特徴。背景やキャラクターなどについてはStable Diffusion v1.5とAutomatic1111 WebUI、Alpaca Photoshop Pluginなどを使って生成されており、作者の“Hackmans”氏は、その生成のテクニックについてもブログで紹介している。

 さらに特徴的なのは、登場キャラクターとの会話にOpenAIのGPT-3 APIを使い、ユーザーが自然な言語で会話できるようにしている点だ。もちろん個々のキャラクターが何を喋るかは事前に指示しているが、答えは毎回わずかに異なるようにしている。さらにキャラクターの声も、ElevenLabsでリアルタイムに生成しているというのだ。

 なお、ゲーム自体はUnityを使って作られているが、そのスクリプトのいくつかもChatGPTによって生成されたものだという。生成されたコードについては、それを理解して改善する必要があった、としているものの、ほとんどAIによって完成されたゲームの登場も近いと言えるだろう。