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紫外線照射で浮遊菌を除去する「エアロシールド」
2020年6月25日 10:34
JR東日本スタートアップ株式会社、およびエネフォレスト株式会社は、JR東日本が現在進めているJR渋谷駅改良工事の各工事事務所において、紫外線照射によって浮遊菌を除去する装置「エアロシールド」を2020年5月より導入していたことを発表した。
この装置は、紫外線の殺菌能力がもっとも高いとされるUV-Cを、人に当たらない室内上部に照射し、自然対流により空気が循環することを利用して空気中の浮遊菌の殺菌を行なう。特殊なルーバー構造と独自の安全管理方法により、人がいる空間でも24時間の空気環境対策が可能。
2018年度に開催された「JR東日本スタートアッププログラム 2018」に採択されて以降、2018年12月~2019年2月の間に、JR大宮駅(ベビー休憩室および待合室)、JR南越谷駅(みどりの窓口/出札)に設置し、実証実験を行なってきた。設置前後で浮遊菌量の変化を計測したところ、JR大宮駅では90.48%、JR南越谷駅では90.41%の浮遊菌減少が認められたという。
この実験結果を受け、JR東日本では渋谷駅改良工事において、JR東日本東京工事事務所、東京電気システム開発工事事務所の執務室、監督する5つの現場事務所にエアロシールドを導入したとしている。