やじうまPC Watch
99台のスマホでGoogleマップにありもしない「渋滞」を表示させるハック
2020年2月4日 19:17
ドイツ・ベルリン駐在のアーティストSimon Weckert氏は、中古のスマートフォン99台を使い、実際には存在しない渋滞をGoogleマップ上に表示させるというパフォーマンスを披露した。
Googleマップには、同サービスを使っている複数のスマートフォンからの位置情報や加速度の情報を集計し、地図上に渋滞情報をリアルタイムに表示させる機能を備えている。
Weckert氏はこの機能を逆手に取り、99台の中古スマートフォンをカートで引っ張りながら徒歩で移動し、あたかもその道路が渋滞しているかのように見せかけるハックを行なった。
実際には存在しない渋滞を仮想的に作り出すことで、Googleマップを使用するほかのユーザーがナビゲーション機能を利用するさいに、ほかのルートへの迂回を促すという物理的な影響を与えることができる。
現在、Googleマップをベースとしたサービスが無数存在し、われわれの生活基盤に大きな変革をもたらしているが、同氏のパフォーマンスによって、その影響力の是非についてあらためて考えさせられる。