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米FCC、LTE通信網に干渉する仮想通貨マイニング機器を発見
2018年2月19日 18:54
米連邦通信委員会(FCC)は14日(米国時間)、ニューヨーク・ブルックリンのビットコイン採掘業者が、T-Mobileの通信回線網を妨害したという調査結果を発表した。
FCCは事業者に対し、所有するAntminer S5の継続的利用が連邦法違反となり、罰金や刑事訴追、または機器の押収を行なう可能性があると通達している。
書面によれば、近隣住民からの苦情を受けてFCCが調査を行なったところ、採掘事業者の近隣で、T-MobileのLTE通信網(700MHz帯)に影響が出ていたという。
採掘業者が利用していた、Bitmain製のマイニングハードウェア「Antminer S5」を停止したところ、電波干渉がなくなったため、FCCは同ハードウェアがスプリアス発射(不要な電波送出)を行なっていたと判断し、利用を停止するよう勧告している。
Antminer S5は、ASICベースのマイニング専用ハードウェアで、今回の電波干渉が同製品すべてに発生する問題なのかは不明となっている。