やじうま配信者Watch

やじうま配信者Watchでは、配信者/インフルエンサー/プロゲーマー関連の情報を取り上げます。

プラズマクラスターでVALORANTのパフォーマンスが向上。シャープがプロチームと共同検証

 シャープは9月3日、西日本工業大学、九州産業大学、戦国(プロeスポーツチームQT DIG∞)と共同で、プラズマクラスター技術がVALORANTのパフォーマンス向上に効果をもたらすことを確認したと発表した。

 シャープではこれまでにも、プラズマクラスター技術によって、認知能力や作業のパフォーマンス向上などでポジティブな効果が得られることを確認してきた。今回の実証では、QT DIG∞所属のプロeスポーツ選手を対象として、プラズマクラスターがゲームプレイのパフォーマンスにもたらす影響について検証した。

 検証試験では、プレーヤーの近くにプラズマクラスター技術を搭載した試験装置を設置。プレーヤーにはプラズマクラスターイオンの有無を伝えず、計2回の試験を行なった。1回目はイオンなし→1日の休養→イオンあり、2回目はイオンあり→1日の休養→イオンなしの順に試験し、対戦はイオンなし/ありの各条件で3試合ずつ実施。各条件間でマップや使用するエージェント(キャラクター)をそろえて比較した。

試験結果(客観指標)

 試験の結果、スコアなどに基づく客観指標では、チーム平均でみるとイオンありの条件の方が、1ラウンドあたりのダメージ量(ADR)が18、倒した数と倒された数の比率(K/D)が0.17、キルレシオに味方が倒すアシストを加味した比率(KDA)が0.26高い値を記録し、パフォーマンスの向上が確認できたという。

試験結果(主観指標)

 また、プレイ中の集中力や瞬発力などについてアンケートを取った主観指標においても、イオンありの条件の方が能力の向上を感じられていることが分かったという。

 同社では、プラズマクラスター技術が空間の浄化だけでなく、eスポーツなどの分野にも貢献できる可能性が示せたと説明。今後も技術の検証を進めるとともに応用の可能性を追求していくとした。