イベントレポート

ものづくりの祭典「Maker Faire Tokyo 2025」ビッグサイトで開催。ロボや自作基板、自作SSDに謎デバイスまで

会場で動作を実演中の動く巨大メカ

 10月4日から5日にかけて、東京ビッグサイトで「Maker Faire Tokyo 2025」が開催されている。入場料は大人1,800円、18歳以下700円。5日15時以降は夕方割が適用されて大人1,000円。

 Maker Faire Tokyoは、一般人から中小企業、大企業に至るまで、さまざまな出展者によるオリジナルの作品が並ぶ『「つくる」ことのお祭り』。今回からはインプレスが主催となっている。本稿では会場で見られる展示の一部を紹介する。

 スポンサーブースでは、協賛企業からさまざまな企画が出展されている。例として、キオクシアが自作SSDなどの展示および同人誌配布、ニフティが生成AIを用いた絵本作成体験やネットワークを題材としたカードゲーム展示、日本マイクロソフトが最新のCopilot体験などだ。

キオクシアが展示する自作SSD基板
SSDからmicroSD Expressカードに変換する基板
245.76TB SSD
キオクシアブースで配布されている同人誌
ニフティブース
Wi-Fiの速度差を体感できる
ニフティ社員制作のカードゲーム
日本マイクロソフトブース

 マイコンや3Dプリンタなど、作品作りに生かせる製品も数多く出展されている。一部製品はその場で購入も可能だ。当然、作例も会場内で無数に見つけることができる。

長距離Wi-Fi用基板「T-Halow」などで知られるLILYGO製パーツ
IoT向けパーツ類
スイッチサイエンスオリジナルマイコンや開発ボード
自作タッチパネルマシン用スターターキット
6万円台から購入可能な多色刷り3Dプリンタ
切削型3Dプリンタ

 そのほか、実に多彩な個性溢れる作品やサービスが出展されている。中にはブースを飛び出し、通路を走っているマシンや仮装も確認できる。

3進数コンピュータ
ライブ会場でのサイリウムの動きを数理モデルで表現した再現装置
自作CPU組み立てキット
布上に回路を印刷したキーボード
各ボタンが1音に対応した楽器になっている券売機
自作キーボード用基板制作サービス
床を転がっていたロボットとパンジャンドラム
Maker Faire恒例の巨大恐竜着ぐるみ

 段ボール工作や機械の分解など、子どもが楽しめる体験ブースも複数展開されている。

 会場では公式物販を含め、現金を利用できないブースが非常に多い。参加される場合は、クレジットカードや電子マネーなど、キャッシュレス決済方法を複数用意されたし。