イベントレポート
Razer、初の自社ブランドPCケースはガルウィングパネル搭載
2019年1月10日 17:15
Razerは、CES 2019に合わせて自社ブランドPCケース「Razer Tomahawk」シリーズを発表し、CESブースで展示した。2014年より、提携PCケースメーカーが「Designed by Razer」と呼ばれるRazerライセンスのオリジナルPCケースを販売する例はあったが、Razer自社開発でPCケースを発売するのはこれが初となる。
発表されたケースは、標準モデルの「Razer Tomahawk」と、フラグシップモデルの「Razer Tomahawk Elite」の2製品で、会場ブースではRazer Tomahawk Eliteを展示した。
Razer Tomahawk Eliteでは、内部メンテナンスを容易にするため、左右のパネルが車のガルウィングドアのように開く、独特の構造を採用。また、ATXマザーボードはCPUが下に位置するように、通常と上下逆の方向に装着する。
内部の温度に応じて天板が開閉する機構も備えており、ケース内部の熱を効率良く排出できるように考慮しているという。EK Water Blocksなどの水冷ユニットの装着を前提として設計しているとのことで、水冷システムとの親和性も高い。
一方のRazer Tomahawkは、比較的標準仕様のATXミドルタワーケースとなっており、Razer Chroma対応の1,680万色イルミネーションも標準で搭載する。
Razer Tomahawkシリーズは、2019年第2~第3四半期の発売を予定しており、価格は未定だ。
なお、ブースではLian LiのDesigned by Razerケース新モデル「O11 Dynamic Designed by Razer」も展示。こちらは、Lian Liの「O11」をベースに、Razerデザインモデルとして発売されるもので、Razer Synapse3で制御できるRazer Chroma対応イルミネーション機能を搭載したり、正面ガラスにRazerロゴが彫り込まれているなどの違いがある。
こちらは2019年第1四半期の発売を予定しており、北米での価格は169.99ドル。