イベントレポート
MSI、アスペクト比32:9の超ワイドゲーミングディスプレイや小型ゲーミングPCを展示
~240Hz対応24.5型ゲーミングディスプレイや27型湾曲ゲーミング液晶も
2018年6月8日 06:00
MSIは、COMPUTEX TAIPEI 2018会場ブースにおいて、アスペクト比32:9の超ワイドゲーミングディスプレイをはじめとしたゲーミングディスプレイ新モデルや小型ゲーミングPCを展示した。
アスペクト比32:9の49型超ワイドゲーミングディスプレイ「Optix MAG491C」
「Optix MAG491C」は、アスペクト比32.9、表示解像度3,840×1,080ドットの49型湾曲液晶を採用する超ワイドゲーミングディスプレイだ。湾曲率は1,800Rとなっている。
製品を見ても非常に横幅が大きく、その姿に圧倒される。本体サイズは公表されていないが、間違いなく横幅は1mを超えている。ただ、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)を横に2枚並べたものと同じ。つまり、24型クラスのフルHDディスプレイを横に並べて利用するのとほぼ同等だ。となると、24型前後のフルHDディスプレイを2台利用するのとほぼ同等の場所に設置でき、しかもディスプレイ間の継ぎ目が一切ないため、ディスプレイを2台並べるよりもこちらの方が圧倒的に有利と言える。
表示性能は、リフレッシュレートは最大144HzでAMD FreeSyncに対応するとともに、レスポンスタイムも4msとなっており、ゲーミングディスプレイとして申し分ないレベルだ。また、コントラスト比は3,000:1で、HDR 400にも準拠しているため、ゲーム画像もメリハリがありコントラスト比に優れる映像で楽しめる。映像入力端子はHDMI×3とDisplayPort×1を用意。現時点で発売時期および価格は未定。
リフレッシュレート最大240Hzのハイエンドゲーミング液晶「Oculux NXG251」
「Oculux NXG251」は、24.5型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶採用のゲーミングディスプレイ新モデル。リフレッシュレートは最大240Hz、NVIDIA G-SYNCをサポートし、レスポンスタイムは0.5msと、ゲーミングディスプレイとして最強クラスの表示性能を誇る。
背面にはMSIのエンブレムとともに、NVIDIA G-SYNCロゴも付けられている。さらに背面からみて左側にはMSIのライティング制御機能「Mystic Light」に対応するLEDイルミネーションを搭載しており、カラフルなイルミネーション制御が可能となっている。
映像入力端子はHDMI×1とDisplayPort×1。価格は未定だが、年内の発売を予定しているという。
27型湾曲液晶採用のゲーミングディスプレイ「Optix MAG271CR」
「Optix MAG271CR」は、27型湾曲液晶を採用するゲーミングディスプレイ新モデル。湾曲率1,800Rの湾曲液晶を採用しており、同サイズの平面液晶よりも周辺部の見やすさが優れている。表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、リフレッシュレートは最大144Hzで、AMD FreeSyncに対応。レスポンスタイムも1msと高速で、表示性能も申し分ない。
Optix MAG271CRの大きな特徴となるのが、スマートフォンを利用してOSDの設定を行えるアプリが用意されている点だ。会場では、Wi-Fiの混雑によって正常にデモが動作しなかったものの、スマートフォンから直感的にOSDを操作するとともに、ゲームごとに設定のプロファイルを保存し簡単に呼び出せる点が非常に便利だとしている。
このほか、背面にMystic Lightに対応するLEDイルミネーションを搭載。左側面にヘッドセットをかけられるフックを用意している点も面白い特徴だ。映像入力端子はHDMI×2、DisplayPort×1を用意。
ゲーム機並のコンパクトボディに第8世代CoreプロセッサとGeForce GTX 1080Tiを搭載した「Trident A」
Trident Aは、ゲーム機サイズのミニゲーミングPC「Trident」シリーズの新モデル。従来同様のコンパクトボディに、第8世代Core i7-8700やGeForce GTX 1080Ti搭載ビデオカードを内蔵する。
メモリはDDR4-2666を最大32GB、内蔵ストレージはM.2 SSD×2、2.5インチストレージ×2を搭載可能で、拡張性も十分。そのほか、CPUクーラーやビデオカードの空冷ファンに、Mystic Light対応のLEDイルミネーション搭載ファンを採用するとともに、側面パネルに強化ガラスを採用することで、ゲーム機らしい華やかな見た目も実現されている。
スペック的にも現役ゲーミングPCとして申し分なく、先に紹介したアスペクト比32:9の超ワイドゲーミングディスプレイ「Optix MAG491C」と組み合わせて利用するゲーミングPCとして魅力的な存在と言えるだろう。