イベントレポート
MSI、14型フルHD液晶/GeForce搭載で1.19kgの薄型軽量ノート「PS42」発表
~狭額縁液晶採用ゲーミングノート「GF63」も
2018年6月7日 08:40
MSIは、COMPUTEX TAIPEI 2018開催に合わせてさまざまな新製品を発表し、会場ブースで展示した。本稿ではそのなかから、ノートPC新モデルを紹介する。
14型フルHD液晶搭載で1.19kgの薄型軽量ノート「PS42」
PS42は、14型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶を搭載しつつ、15.9mmの薄さと1.19kgの軽さを実現したノートPC新モデル。ゲーミング向けではなく、軽快に持ち運んで利用する通常のモバイル用途をターゲットとした製品だ。
MSIゲーミングノートとは異なり、天板はカラーがシルバーで、ヘアライン処理が施されるとともに、ロゴも目立ちにくくなっており、全体的にスタイリッシュな印象となっている点が特徴。
また、14型液晶は左右および上部が約5.7mmの狭額縁仕様となっており、ディスプレイ占有率は80%に達している。これにより、14型液晶搭載ながら322×222×15.9mm(幅×奥行き×高さ)と13.3型ノートPC相当のコンパクトサイズも実現。高さも十分に薄く、軽快に持ち運べそうだ。
スペックは、CPUがCore i7-8650UまたはCore i5-8250Uで、メモリはDDR4-2400を最大16GB搭載可能。ディスクリートGPUとしてGeForce MX150を搭載。冷却システムはデュアルファン構成の「Cooler Boost 3」を採用し、高負荷時でも安定して利用できるとのこと。内蔵ストレージはPCIe M.2 SSDを搭載。
側面ポートは、左側面に電源、HDMI、USB 3.1 Gen1 USB Type-C×1、ヘッドフォンジャックを、右側面にSDカードスロット、USB 3.1 Gen1 USB Type-C×1、USB 3.0×2を用意。バッテリ容量は50Whで、バッテリ駆動時間も約10時間とモバイルノートとして十分な数字となっている。
日本では、7月上旬頃からAmazonでの販売を予定しているそうで、価格は最小構成で12~13万円程度になるという。
狭額縁液晶採用の薄型ゲーミングノート「GF63」
GF63は、比較的薄型の筐体を採用したゲーミングノート新モデル。特徴は、PS42同様に狭額縁ベゼルの液晶を搭載している点で、左右ベゼル幅が4.9mmとかなりせばめられている。
これにより、15.6型液晶搭載ながら、359×254×21.7mm(同)と、14型相当のコンパクトサイズを実現している。また、重量も1.86kgと、このクラスのゲーミングノートとしては十分に軽く、モバイルノート同等とは言わないが、持ち運びも楽に行なえるだろう。
CPUは第8世代Core Hプロセッサ(Coffee Lake-H)を採用し、チップセットはIntel HM30。メモリはDDR4-2400またはDDR4-2666を最大32GBまで搭載可能(SO-DIMMスロットを2本用意)。ディスクリートGPUは、GeForce GTX 1050またはGeForce GTX 1050 Tiを搭載する。
ディスプレイは、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)で、パネル表面は非光沢仕様となる。内蔵ストレージはPCIe M.2 SSDと2.5インチHDDの同時搭載が可能。ポート類は、左側面に電源とUSB 3.0×1、背面にHDMI、右側面にヘッドフォンジャックとマイクジャック、USB 3.0×2、USB Type-C×1、Gigabit Ethernetポートを備える。
日本でも8月中旬頃までに発売したいと考えているそうで、価格は16万円前後からになるとのことだ。