イベントレポート
Huawei、デュアルレンズカメラ搭載のスマートフォン「Honor 6X」
2017年1月4日 14:29
Huaweiは2017年1月3日(米国時間)、CES 2017開幕前のプレスデーに合わせて記者会見を開催し、Honorブランドの新スマートフォン「Honor 6X」を発表した。
Honorブランドのスマートフォンは、Huaweiのオンライン専売モデルとして、中国やヨーロッパ、北米、日本などで展開されている。音楽や映像、ゲーム、SNSなどを好む若者をターゲットとして、快適に利用できる点を訴求することで人気が高まっている。
中国ではオンラインで販売されるスマートフォンとしてトップシェアを誇り、ヨーロッパでも各国で高い評価を得ているという。また記者会見では、2016年のブラックフライデー1日で15,000台のHonorブランドスマートフォンが売れたことを示しつつ、米国での高い人気についても言及しながら、全世界で1億人を超えるファンに支えられるブランドに成長していると説明された。
そのHonorブランド新モデルとして発表されたのが「Honor 6X」。5.5型フルHD液晶を搭載する、ミドルレンジの新モデルだ。現行のHuaweiブランドスマートフォン同様のラウンドデザインを採用しており、背面にはサンドブラスト加工を施した金属素材を採用することで、普及価格帯の製品ながら、質感が高められている。
背面には、デュアルレンズ仕様のカメラを搭載。Honorブランドでは、Honor 8が1,200万画素のデュアルレンズカメラを搭載しているが、Honor 6Xは1,200万画素と200万画素のデュアルレンズカメラを搭載。1,200万画素側のカメラでは、撮像素子のピクセルサイズが1.25μmとなっており、より多くの光を取り込め、夜や暗い場面での撮影性能に優れるという。
カメラアプリには、上位モデル同様に、デジタル処理によりF0.95~F16の範囲でボケの調節が可能な「Wide Aperture」撮影機能なども搭載される。また、PDAFによる高速なオートフォーカスにも対応している。
5.5型フルHD液晶は、動画再生時の画質を高める「Video Enhancement」機能を搭載。コントラストや明るさを自動的に調節し、暗く潰れるような場面でも鮮明な映像表示を可能にしている。また、ブルーライトカットや色温度の調節機能などにより、子供の目にも優しい表示を実現しているという。
内蔵バッテリは容量3,360mAhで、各種省電力機能を駆使し、通常利用で約2.15日、ヘビーユースで約1.54日の駆動が可能。また、ビデオ再生は連続11.5時間、音楽再生は連続70時間、ゲームは連続8時間の利用が可能とのこと。
スペックは、SoCがオクタコアのKirin 655(2.1GHzコア×4+1.7GHzコア×4)、RAMが3GBまたは4GB、内蔵ストレージが32GBまたは64GB(双方ともeMMC 5.1)。無線LANはIEEE 802.11n対応で、公衆無線LANを最大4台のデバイスでシェアできる「Wi-Fi Bridge」機能も搭載。北米版が対応するLTEバンドはBand 2/4/5/12/20。OSは、発売当初はAndroid 6.0だが、2017年第2四半期にAndroid 7.0へとアップグレードされる予定。本体サイズは76.2×150.9×8.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約162g。
Honor 6Xの主なスペック | ||
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SoC | Kirin 655(2.1GHzコア×4+1.7GHzコア×4) | |
メモリ | 3GBまたは4GB | |
内蔵ストレージ | 32GBまたは64GB | |
液晶 | 5.5型フルHD | |
背面カメラ | 1,200万画素+200万画素デュアルレンズカメラ | |
前面カメラ | 800万画素 | |
無線LAN | IEEE 802.11n | |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | |
GPRS | GPS/AGPS/Glonass/BeiDou Navigation Satellite System | |
対応LTEバンド | Band 2/4/5/12/20 | |
バッテリ容量 | 3,360mAh | |
本体サイズ | 76.2×150.9×8.2mm(幅×奥行き×高さ) | |
重量 | 約162g |
1月4日(現地時間)より販売開始となり、米国での販売価格は、メモリ3GB/ストレージ32GBモデルが249.99ドル、メモリ4GB/ストレージ64GBモデルが299.99ドル。そのほか、ヨーロッパ各国やロシア、インド、マレーシア、サウジアラビアなど全13カ国で販売される。なお、日本での販売は未定。