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NEC PC、嗜好性解析による自動録画機能を搭載したデスクトップ夏モデル

VALUESTAR N VN970/SSB(ファインブラック)
5月中旬~下旬 発売

価格:オープンプライス

 NECパーソナルコンピュータ株式会社は、ヤマハの新サウンドシステムやアップデートされたTV視聴/録画ソフト「SmartVision」を搭載するデスクトップPC春モデルを発表。5月中旬から下旬にかけて発売する。価格はオープンプライス。文中の店頭予想価格は全て税別。

 夏モデルでは「VALUESTAR N」、「VALUESTAR S」をリニューアル。両モデルとも新たにはヤマハの「AudioEngine」を搭載。ヤマハが開発したDSPをソフト化したもので、音場の拡大や、人の声を聞き取りやすくする音声強調処理、異なる音量のソースを自動調整する機能などを搭載。音響効果としてMusic/TV/Cinema/Live/Sportsの5つのプリセットを用意する。VALUESTAR Nは磁性流体採用の3W+3W FR-Portスピーカー、VALUESTAR Sは2W+2WのFR-Portスピーカーを搭載するが、筐体特性に合わせたチューンナップが行なわれている。

 また、5チューナ(うち1基は視聴専用)搭載のVALUESTAR N上位モデル(VN970/SS)に搭載されるTV視聴/録画ソフト「SmartVision」の「おまかせタフ録り」機能がアップデートされている。従来は“映画”など番組のジャンルを指定して自動録画を行なっていたが、新バージョンでは、過去に録画した番組のメタ情報からキーワードを抽出して嗜好性を解析して学習。お勧め度を100点満点で算出して、一定点数以上の番組を自動録画する機能が追加された。学習に要する番組数は20~30番組程度としている。

 セキュリティソフトは、スマートフォン、タブレットなどを含めて台数無制限で利用できるマカフィーの「リブセーフ」(60日間トライアル版をプリインストール)を搭載。

 基本仕様の変更点としては、VALUESTAR Nシリーズが全モデルでSDカードスロットをUHS-IIに対応。VALUESTAR Sは各モデルがCPUを強化したほか、上位モデル(VS570/SSB)にIEEE 802.11ac対応無線LANを搭載した。

VALUESTAR N

 23型液晶一体型の「VALUESTAR N」シリーズは、タッチパネルや3波×5チューナを搭載する上位の「VN970/SSB」、3波×2チューナ搭載の「VN770/SS」シリーズの2ラインナップ。

 VN970/SSBはファインブラックのみ1色で、店頭予想価格は239,800円前後の見込み。主な仕様はCore i7-4700MQ(2.4GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット表示対応23型タッチ/IPS液晶、Windows 8.1 Update 64bit、Office Home and Business 2013。

 インターフェイスは3波チューナ×5(うち1基は視聴専用)、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、SDカードスロット(UHS-II対応)、92万画素Webカメラ、USB 3.0×4、USB 2.0×2、HDMI出力、音声入出力。

 本体サイズは563~577×280~390×469~480mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15.5kg。

 VN770/SSシリーズは、クランベリーレッド(型番末尾:R)、ファインホワイト(同:W)、ファインブラック(同:B)の3色展開。店頭予想価格は209,800円前後の見込み。

 VN970/SSBとの違いは、タッチパネルが省略され、3波チューナ×2になる点。重量は約14kg。

VALUESTAR N VN770/SSR(クランベリーレッド)
VALUESTAR N VN770/SSW(ファインホワイト)
VALUESTAR N VN770/SSB(ファインブラック)

VALUESTAR S

VALUESTAR S VS570/SSB(ファインブラック)

 21.5型液晶一体型の「VALUESTAR S」シリーズは、「VS570/SSB」、「VS370/SS」シリーズ、「VS350/SSW」の3モデル。

 VS570/SSBはファインブラックの1色のみで、店頭予想価格は184,800円前後の見込み。CPUがCore i5-4210U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)へ変更されたほか、VALUESTAR Sシリーズとしては初めてIEEE 802.11acに対応した無線LAN機能を搭載した。

 主な仕様は、Core i5-4210U、メモリ4GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット表示対応21.5型タッチ/IPS液晶、Windows 8.1 Update 64bit、Office Home and Business 2013。

 インターフェイスは、3波チューナ、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×4、音声入出力など。

 本体サイズは527×190~270×415~432mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約9.6kg。

 VS370/SSシリーズは、クランベリーレッド(型番末尾:R)、ファインホワイト(同:W)、ファインブラック(同:B)の3色展開。店頭予想価格は144,800円前後の見込み。CPUをCeleron 2957U(1.4GHz、同)へアップデートした。

 主な仕様は、Celeron 2957U、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、1,920×1,080ドット表示対応21.5型IPS液晶、Windows 8.1 Update 64bit、Office Personal 2013。

 インターフェイスは、3波チューナ、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、720p対応Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×4、音声入出力など。本体サイズはVS570/SSBと同じ。重量は約8.8kg。

 VS350/SSWは、VS370/SSシリーズから3波チューナを省略したモデルで、ファインホワイト1色のみ。店頭予想価格は134,800円前後の見込み。本体重量は約8.7kg。

VALUESTAR S VS370/SSR(クランベリーレッド)
VALUESTAR S VS370/SSW(ファインホワイト)
VALUESTAR S VS370/SSB(ファインブラック)
VALUESTAR S VS350/SSW

(多和田 新也)